2話 なんか幼馴染の様子がおかしい
今日も1日つまらない授業が始まった。今日は俺が日直なので授業始めと終わりの挨拶をしなければいけないのが、憂鬱な気分に拍車をかけている。
「……ハァ……ハァ…」
「………………」
「んっ………っ…」
「………………」
なんか隣の席から色っぽい声が聞こえるんですけど?気のせいかな?…………いや気のせいじゃないな。
ふと横を見ると顔を紅潮させた桃華がいた。
顔が紅いのを見て心配になった俺は小さな声で桃華に話しかける。
「おい、桃華大丈夫か?顔が紅いけど熱でもあるの?保健室に連れて行こうか?」
「!?いや、だ、大丈夫だよ、ちゃんと家まで我慢できるからね…」
「いや、熱があるなら早めに保健室に行ったほうがいいぞ?身体は大事にしなきゃいけないのに」
「だ、大丈夫。ほんとに大丈夫だから」
「お、おお分かった」
桃華が大丈夫と言うなら大丈夫……なんだろうか?頬は紅潮させて少し息も荒い気がする。鼻息のほうがね。しかし見た感じ紅いが熱はなさそうだ。俺はちゃんと椅子に座り今日1日全ての授業を受け終えた
〜桃華視点〜
ハァハァハァ、ヤバい興奮が止まらない。いつもは海斗の隣にいるだけで満足しているけれど今はそんなのじゃ満足できない。身体の芯から熱い。海斗が私にこれをくれたってことはそういうことだ。海斗も私と繋がりたいんだ。家、家までまたなきゃ!ヤバい今日下着の変え持ってきたかな、すごいことになってる。下の変えは何枚あってもたりなさそうだ。クラスのみんなには気づかれないようにしないと……海斗のことを考えるだけでこんなになっちゃうなんて。私って海斗が大好きすぎるのかもしれない……
〜帰りのHR〜
「〜ですね。今日も1日お疲れ様でした。号令お願いします」
「起立、気をつけ、礼、さようなら」
「「「さようなら」」」
「よし、早くゼ○伝やらせろ」
「落ち着け落ち着け、俺の家まで待ちなされ」
俺は帰りのHRが終わると同時に親友のもとにかけつけた。ゲーム!ゲーム!しかし、そこに――――
「早く♡早く♡私の家にきて?ハァハァ♡」
桃華が俺の腕を組んで息を荒くしながら家に誘ってきた。
「え?桃華部活は?それに、なんかいつもより距離が近くない??」
「部活なんてどうでもいいんだよ〜それよりほら!早く!行こ!もう我慢も限界なんだ♡」
「え、あーいや今日は浩一の家に―――」
「え?なんで?私を誘っといて自分は他の人と遊ぶの?」
「え?いや俺がいつ桃華を誘っ――――」
「誘ったよ?来るよね?これだけ私を待たせてやっぱ無しなんて酷いよ。ねえ?来るよね?来るって行ってよ?ねぇ?」
「……海斗、ゲームはまた今度な」
「え?うそ、今日の楽しみが――」
「ほら♡早く私の家に行こ?」
「え、うそ、ちょ、力強いって、引っ張るなって自分で歩けるって!」
桃華はすごい力で俺を廊下へ引きずっていく。教室を出る際、最後に見たのは桃華の席から少し何かがこぼれている液体だった。
今、桃華と一緒に下校している………速足で。
「桃華?ちょっと速くない?もう少しペースを落とそうよ」
「だーめ♡もうそろそろ我慢も限界だから」
「えぇ、なんの限界?」
「ふふ、分かってるくせに♡女の子にそんなこと言わせたいなんて、、、海斗のエッチ♡」
「???????」
このときの俺はまだ知らない。このあと桃華と激しい未来が待っているということに
多分次回からタイトル回収になりますかね。
楽しみにしていて下さい。頑張ります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます