高校生
「高校合格おめでとうー!私立も府立も受かって、すごいやんっ!中3で転校してきて、たいへんやったと思うで?...えっ?そうでもない?...いやいや、たいへんやったって!だってな、ふつうに高校受験するのかて、めっちゃたいへんやのになっ、中3になってから、また新しい中学に転校するやなんて、めちゃめちゃたいへんなことやでー!あんた、すごい!すごいことや!」
「あんた、中学、学年ごとに変わったやろ!1年は愛媛県、2年は沖縄県、そして3年で大阪の中学!中学生はめっちゃ大事な時季やからな、3校に行くって、どんだけたいへんなことか!1校に行くだけでも、中学生って、たいへんやのに!よく3校も行ったよなー!えらい!ほんま、えらいわっ!」
「あんたの行く府立高校な、あの高校のすぐ近くにな、伊勢さんの伊勢寺あんねん!実は!知ってた?あ、高校の近くにあるのは知らんかった?...ちょっとだけ伊勢寺の話はしたことあるけども、特に高校の近くにあるってことは、あえて言ってなかったんやけど...やっぱり、あんた、伊勢寺の近くの高校に進学することになったんやな~!やっぱ、伊勢さんとは、なにかしら、ご縁もあるのかもしれへんな~!」
「て言うか、ほんまはな、伊勢さんに、あんたのことをよろしくたのむって言われててん!千百年前ごろに、伊勢さんは、あんたのことも、めっちゃ好きやったらしい!あんたは、また今の2023年の時代に、なにかのご縁で、伊勢さんの暮らしていた街にやって来ることになって、そのことは伊勢さんにも、わかってたらしいねん!伊勢さんはな、あんたを伊勢寺の近くの高校に進学させたいって、うちに言ってこられてな、うちに見守るように、うちに頼みに来はってん!」
「そやからな、あんたには、特別に、直接こうやって、話しかけてみることにしてん!...あんたは、やっぱり、うちの声にも、ぜんぜん驚いたりせえへんしな、ちゃんとしっかりぜんぶ、うちの話を聞いてくれてたしな、そやから、あとは、なんとか伊勢さんの伊勢寺の近くの高校に進学するようになってくれへんかな~って、そのことをずっと思いながら、あんたのことを見守っていたんやでー!」
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