第7話 松枝が作った話
今日も暑くなりそうだが黒シャツ黒スーツをきる。せめてボタンだけでも開けていく。これが今日からの制服。初仕事だ。186社落ちた自分を唯一採用してくれた会社、何をするんだろう。
えーめっつぁ不安なんですけど⤴️
年収高かったし、面接会場でかいし人いっぱいいたから大丈夫だぁー
さっ頑張ろう!
自分の中のアホを呼び起こし、不安をかき消すように跳び跳ねて駅に向かって走り出した。
『おっはよ~!新人さんだよね?あっ先に自己紹介かー。』
『(咳払い)どーっも僕が最強のしゃっちょーうっです!』
『え?』
『僕がグレートCEOですよ。』
どう見ても子供だよな。
『この会社は海底に都市を作るために色んな人を強制的に働かせるノアのマリンポリス。』
『はぁ!?』
『の子会社だったんだけど、反逆することにしたんだよ。そしたら秘密にしときたい上層部の人間が消そうとして来るから、こっちも向こうを潰そうという会社作ったの今日からよろしくね。』
なんかすげぇー!すげえけど…
『なんで俺を雇ったんですか?』
『だって君スーパーヒーローより、仮面ライダーよりも、スパイとかヤクザとかの方が好きでしょ?』
それだけ?
『…こちらが高田穣二くん君の相棒だ。』
俺がくだらない妄想をしてる間に話が進んでた。
『いやいやなんか危険そうだしそんな仕事したくないですよ!』
『君はなかなかいい学校でレポートや自由研究、工作、旋律の製作等で優秀な成績を納めている。つまり君は賢い…考えてごらん?どれだけアホになれるかは賢いものだけの特権だよ?つかわにゃ損損!』
と押しきられ、初仕事を行うことになった。まぁ試してから辞めても問題ないよね!
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