せっかく転生したので陰キャぼっちは卒業して殺人鬼になろうと思う

ちーずけーき

第1話 陰キャの終わりと殺人鬼への一歩







俺、藤見 覚はいわゆる陰キャだった

周りを見ると「隆くんステキ~♡」だったり「お前この問題知ってる?」だったりほかの連中と群れている

だが俺だけ浮いていた

みにくいアヒルの子みたいな?

手を見ると血があった

返り血ではなく自分の

これは昨日虐められたときに出来た傷が治ってなかったらしい

もうどうせ俺は死んだっていい

アイツ等に虐められる日常よりは

あ~あ

俺がチート持ってたなら...

皆殺しにしてやるのに...



「キャー!?覚が倒れてる!」



「覚くん、大丈夫?」



「おいおいおい、あの陰キャだろ?」



「授業中に倒れるとかマジウケる~」



「ばっかじゃねぇの?」



「あいつが死んでよかったな」



「そうだよね、あはは」



「あはは」



「あはは」



「あはは」



「あはは」



「あはは」



「あはは」



「あはは」



うるさい、うるさい

意識が朦朧として動けない

こんな世界クソくらえだ

なんで俺がこんな目に合わなくちゃなんないんだ!

次の人生があったら絶対に――殺人鬼になってやる!




そう、ここで死んだはずなのに――――――




「あぶぅ(は?)」



「元気な赤ちゃんが生まれたわ!」



「おぉ、これで我が九尾族にも跡取りが...」



「若様のお生まれじゃ!」



なんか生まれ変わっていた件

周りを見渡すと頭に狐の耳が生え九本の尾を生やしたゲームでいう獣人族?みたいなのに囲まれてた

これはもしかしてラノベとかである異世界転生なのか???

そうしたら、俺はまた生きるチャンスがあると

人を殺せるかもしれないと



「ぶぶぶ(クックック)」



俺は運がいいかもしれない

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せっかく転生したので陰キャぼっちは卒業して殺人鬼になろうと思う ちーずけーき @04110411

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