さる日のチャットルーム

キュリードル(天才):で?


アスティちゃん:で?とは


キュリードル(天才):アスティには聞いていない


新米淫魔:ベルルちゃんの件だよね?アスティちゃんの様子を探ってくるって


アスティちゃん:構わないが、私のいる場でそれを話すのか……┐( ´- ω-`)┌ヤレヤレ


ルールナン・ルイラ:確かに、あれから時間も経ちましたし、行動しているなら成果が出てもいい頃ですね


新米淫魔:というか、肝心のベルルちゃんが最近全然浮上しないよね


キュリードル(天才):妙


べるる様:あー……


キュリードル(天才):来た


新米淫魔:ベルルちゃんだ!


べるる様:その件は……えー……


キュリードル(天才):歯切れ悪い


ルールナン・ルイラ:……ところで、アスティちゃんはベルルちゃんがあなたのことを調べていたこと、知っていたのですか?


アスティちゃん:もちろん。実際に会って話したさ


べるる様:……アスティ。分かってるわね?


新米淫魔:え?なになに?


アスティちゃん:心配しなくてもいいよベルル。私はいずれ露呈することをつまらないタイミングで言いふらしたりしないの㋚(^ω^)


べるる様:やっぱ殺す……


キュリードル(天才):?


ルールナン・ルイラ:どういうことですか?


べるる様:えーっと、アスティのことだったわね……


べるる様:結局、アタシたちが羨ましがるようなことは何もなかった。シロよシロ


新米淫魔:えー……?


ルールナン・ルイラ:……ベルルちゃんには申し訳ないですが、それを素直に信じろというのは……


キュリードル(天才):すっとぼけるな。既に私はベルルの派遣先が変更されて今はアスティと同じ学校に通っているという情報をつかんでいる


新米淫魔:え!?


ルールナン・ルイラ:本当ですか?


アスティちゃん:おっと、さすがキュリーは耳が早いね


新米淫魔:アスティちゃんが否定しないってことは本当なんだ……


べるる様:あー……


キュリードル(天才):お前たちが組んでおいしい思いをしているのは間違いない


アスティちゃん:まぁ私が極楽のような思いをしているのは間違いないが、ベルルはどうなんだろうね?


べるる様:アスティは少し黙れ。えー……と、とにかく本当に何もなかったから!気にしてないで自分のところで彼氏でも作った方がいいわよ!本当に!


新米淫魔:あ、怪しすぎる……


キュリードル(天才):そしてむかつく


ルールナン・ルイラ:少し前のベルルちゃんと意見が変わりすぎなのでは……?


アスティちゃん:……まぁ、一応私からも弁明しておくが、私もベルルも誓って君たちが羨むようなことや協定に反することなんかはしていないよ


新米淫魔:アスティちゃんならいくらでも協定の抜け道を作れそうだもんね


ルールナン・ルイラ:そもそもアスティちゃんとベルルちゃんが秘密を共有して庇い合っているのがおかしいですよね……


アスティちゃん:ハルは私をなんだと思っているんだ……?


キュリードル(天才):羨むことかどうかは事実を聞いてから決める。さっさと話せベルル


べるる様:……む、無理!無理だから!アタシ寝る!


新米淫魔:あ……


キュリードル(天才):決めた……


キュリードル(天才):次は私が見に行く


新米淫魔:キュリーちゃん……


ルールナン・ルイラ:ご武運を……


アスティちゃん:ほう!歓迎するよ!では日程を教えてくれ。君の好物でもてなそうじゃないか


キュリードル(天才):その手は食わない。日にちを決めて証拠を消されたら意味がない。抜き打ちでやる


アスティちゃん:残念だ


アスティちゃん:まぁ……ミイラ取りエルフにならないと良いね?


べるる様:キュリーに限ってそれはないでしょ


新米淫魔:あ、起きてた





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る