第127話 月曜日の朝のズボン騒動

月曜日の朝、ズボンが乾いてるか乾いてないかを確かめるためにベランダに出て確かめたら、少し濡れていた感じがしたから濡れていると言ったら、お父さんが怒ったように『1日中干してあったんだから乾いてるに決まっているだろう。家族のことをもっと信用して欲しい』と言われた。

だけど、私はもう家族のことなんて信用できなかった。

お父さんの時々見せる怒りの怖さを知っていたから余計に苛立つお父さんが怖くて仕方なかったからだ。

それで、結局怖さに耐えきれずUが対応した。

Uはそんなお父さんの苛立ちもお母さんの反応さえ、別にどうでもいい感情を持っている。

だから、Uは強いし、私の1番の友達だ。

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