第116話 私の突然のトラウマ状態

どうしよう、大丈夫じゃない。

死にたくない。

あの場所にはいたくないのに、いる気がする。

血だまり

救急車

おじさん

横たわるおばさん

写真を撮る群れ

規制線

大丈夫、いない。

ここには、もういない。

ここは、家。

ここは布団の上。


お母さんは呑気に笑ってる。

お父さんも笑ってる。

私だけ、笑えない。

忘れられない。

苦しい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る