第115話 公務員になんかなりたくない

一人暮らしをしたいと父親に言ったら、無理だと言われた。

理由は光熱費、家賃、家をどこにするか、色々だ。

辛いのを経験してくれば家に戻りたいと思うはずだよと言われた。

仕事はどうするの?とも聞かれた、

体力とお金が貯まったら出ていくと言った。

結局、父から言われたのは公務員だったら、宿舎もあるよということだった。

父も公務員を推す。

母もあなたなら公務員になれると言う。

みんな公務員と言う。

うんざりだ。


こんな世界で生きるならパラレルワールドの世界で生きたかった。

もう、死にたい。

もう、疲れた。

家族と話しても世界線は変わることがない。

父から見て母は優しくしてくれると言うが、私にとっては優しくなんてない。

それは、父が母にとって大切だから、優しくするのだろう。

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