第98話 息ができない

お母さんは私がお母さんにとって嫌だと思うことを打ち明けてしまえば、必ず眉間にシワを寄せてじっと目を見つめることぐらい知っている。

だから、私は体調が悪いことを悟られないように頑張って笑い過ごす。

それが、お母さんとお父さんに私の気持ちや体調を悟られない1番の最善策だから。


元気なふりをした方が家族にとって心配をかけないただひとつの辛さの半減になることを知っている。

だって、お母さんは『あなたは病気だから仕方ない』とか『あなたといると面倒くさい』と言うからです。

それに、お母さんは私といると疲れるとも言いました。

でも、1番疲れたのは私です。

母親の機嫌とりは一番難しい難題だからです。

母親といる時が1番緊張します。

でも、お母さんは学校の先生だから学校の話をしている時は楽しそうです。

だけど、今私の心配は夏休みです。

夏休みになると母親には、仕事がないから家にいる頻度が高いからです。

その時にどう自分を守るかを考えなければいけないのが大変です。


(一部抜粋しているけど、これを就労移行の職員さんに伝えた。メールで)

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