第7話

俺たちは早速、山の麓へ向かった。

「迷子だな」

やってしまった。

俺たちは、装備どころか、地図に食料までも忘れてしまった。

「アミ、どうしたの?」

「いや、、実は、、」

俺は迷子のことや、なにも持ってきてないことを話した。

「なんで忘れたの?」

「お金欲しさに目が眩んだな」

「もー!」

俺は自分が今までほぼニートだった理由がわかったかもしれない。

ここで、くよくよしても仕方がない。

「魔物を探しに行くぞ!」

「お腹すいたー」

ディフェは乗り気じゃないようだが、お金を稼がないと、食べ物も買えないんだ。

そして、俺のプランはこうだ。

まず、夕方までに魔物を見つける。

次に、すぐに魔物を倒して、速攻で帰る。

これでなにも問題は無い。


だが、現実はそんなに甘くなかった。

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