うたの沼ずぶずぶとはまりあなたしかもうあなたしか見えない暁の星のもとでも夕暮れの一番星でも輝きは帳に隠れ希望さえ闇に紛れて傷さえも全て愛しく永遠に抱える想いどこまでも落ち
無数の根が絡む路に金と紅に塗り分けられた鈴の類はおうむね四十六億つらなるのでありとうとうと揺らすことで得られる羽根が脛骨の隙間から生じるのをすいと捕まえるのと同時に鱗が半回転しながら将来を案ずるから流れる羊歯葉をひいくりがえす裏に焼灼された双眸が電磁光線を生じつつ北東に向い高速で回転する様子を呆と眺めるところから堕ちるゆめたちの震えるくちびるがうんだことばを、わたしは、愛によって嗜虐するのだ。ぞうぜん。