サトルクエスチョン、とっても面白かったです。ひととおり読んで、噛み締めて、私なりに「憧れが理解から最も遠い存在なら、その反対は」の答えを考えてみました。「嫌悪」です。きっとすべてを理解ってしまった時、私ならその人のことを二度と憧憬の眼差しでは見られないし、そんな自分が嫌になるような気がします。作者様の答えはどんなものなんでしょうか。そしてサトルくんの考えはカイくんと出会って、知って、変化したんでしょうか。考えると胸がきゅっと縮んで、わくわくして、彼らが愛おしいような気がしてみたり、します。人一倍の繊細さと、強さと、それに内包されたどうしようもない弱さを併せ持った彼らが、全ての登場人物たちが、これからも素敵な人に囲まれて幸せに生きていけることを願うばかりです。素敵な作品をありがとうございました。