夢の中で知らない我が子に会った

あやすにはあまりに大人びていて

褒めて欲しいと言うにはあまりに耐え忍んでいるその姿

頬に映る木漏れ日に触れるには壊れてしまいそうで

抱くにはあまりに背が高い


その少年は”霧の中でそばにいる”と去っていった


会いたいと願い 頬を触れた

その露が指先に付いて

それらが膝に落ちた時

"守ってあげる"と聞いた気がした

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