未踏破領域探査

 魔法を初めて見た……だとっ!?


「近くに、魔法を使える人が居なかったってことか?」

「ううん! 魔法みたいな動きができる人は居ても、魔法を使える人は今まで誰も居なかったんだよ!」


 悠は興奮気味に「すごい、すごいっ!」とはしゃぎ始めた。

 これはあれだ。俺、なんかやっちゃいました?だ。


「……悠。約束してくれ」

「なにを?」

「今見たことは、俺と悠だけの秘密だ」


 その提案に、初めこそ「え~……」と難色を示していたが、すぐに何かを思いついたかのように強く頷いた。


「あのさ、あのさ」

「なんだ?」

「魔法使いって他にも居るの?」


 突拍子もない悠の質問だが、ここが異世界アルセイバルなら、イエスだ。

 しかし、ここは日本。

 情報収集をした動画を思い出せば、冒険者として活動しているアドチューバー全員が物理攻撃主体だった。


 どう答えるのが正解だろうか……?

 ちらり、と悠を見ると、顔を興奮気味に赤らめて、餌を待つヒナのように何かを期待する目で俺を見ている。

 仕方ない。ここは――。


「魔法使いは――少ないながらも存在している」

「やっぱりッ!!」


 俺の答えに、悠はワナワナと震えだした。


「わわっ、私、読んだことある! 冒険者のごく一部には、魔法を使える冒険者が居て、その冒険者たちは魔法が使えるのを隠しているんだって!」

「なんで隠しているんだ?」

「魔法が使える人は突然変異で、ダンジョンに影響され過ぎた冒険者がなる病気みたいなもので、もし魔法が使えるって分かったら政府に連れていかれて監禁されて研究のために標本にされるんだって!」


 あ~……、なんかオススメ動画でそんなことを語っている奴も出て来てたな。

 監視装置があって、そこで全ての冒険者は監視されているとかも。

 ダンジョンに潜る時にたびたび確認していたけど、そんなものはどこにもなかった。


 監視する人間でも配置しているのか、とも思ったけど特にそのような人員は発見できなかった。

 だから、嘘や大げさとみて間違いないだろう。


「そこまで知られているのか……」


 とりあえず、乗ってみることにした。


「そうだ。だから、俺は冒険者のパーティーから外れた……」


 「くっ……。しかし、守らなければいけない存在に、魔法をつかってしまった」と悔しそうに、だが、仕方なかったという雰囲気を醸し出しながら言う。

 それに対し、悠は少し考え、そして決心したようにうなずいた。


「うん。大丈夫。誰にも言わないから安心して」


 そしてすぐに「ハッ」とした顔になり、手に持っていたスマホの画面を見た。


「良かったぁ~。落ちた時に、電源が切れてたみたい」


 縛り上げる者ヴァインエンタングラーが暴れた時なのか、それともライトをつけた時なのか分からないが、どうやらうまいことライブが切れたようだった。

 心底、「安心した」という顔をする悠。


 マジで申し訳ないが、話を聞くに面倒くさいことになりそうだから、騙してしまうことになった。


「あのさ! 他にどんな魔法が使えるの?」

「使える魔法か……」


 「聞かないでほしい」と言えば引いてくれる雰囲気ではあるが、騙してしまった手前、どうにもこれ以上、嘘を吐くのはしのびなくなった。

 当社比ギャルっぽい悠だというのに、今は年相応に幼さを出してくるんだから、あざといというかズルいというか……。

 このまま黙っているわけにもいかないので、決心し魔法を見せる。


「簡単なところで言うと、炎系の魔法だな」


 ホワッ、と手のひらから火を出し、そのまま腕から体、そして反対の手へと火を生き物のように動かして見せた。


「すっごっ!!」


 無詠唱故に強力かつ難しい動きはできないが、魔法が身近でない悠にとって、これだけでも驚愕に値するようだった。


「手のひらを出して」

「こう?」


 興が乗った俺は、驚く悠をさらに驚かせてやろうと手のひらを出すように指示した。

 言われるがまま手のひらを出した悠は、手を近づける俺に恐る恐るといった様子で大人しく火が近づくのを見ている。


「熱くないから、大丈夫」


 まるで壊れ物を触るように、しかし、それが生き物であるかのように、悠はおっかなびっくりと俺から火を受け取った。


「すご……。私、魔法使ってる……」


 実際には魔法を使っているわけじゃないんだけど、悠的には満足してもらえたようだった。


「『イグノス・ヴォルカン』と言いながら、腕を大きくふってごらん」


 魔法の名は制御をするための道しるべとなる。

 よく無詠唱が凄いとか小説ではもてはやされているが、俺の居た異世界アルセイバルでは詠唱しなければまともに魔法は使えなかった。

 もちろん、無詠唱でも魔法は撃てるが、ほぼ暴走と言っていい魔法だ。


「イグノス・ヴォルカン!」


 悠が腕を振りながら魔法名を叫ぶと、俺たちの目の前に大きな火柱が出現し、薄暗かった洞窟内が一瞬だが、一気に明るくなった。


「ッ!? すごいっ!! 私にも魔法が使えたっ!」

「俺の魔法を渡しただけだけど――まぁ、上手くできたな」


 喜んでいるところ申し訳ないが、今回は俺が魔法を渡しただけで、悠自体に魔法を発動させる要因はない。

 それでも喜んでいるところを見ると、とても可愛いので余計な口出しはしないことにする。


「ねねっ! 私たちだけで、このエリアを踏破しない?」


 散歩をねだる犬みたいに、目を輝かせながらダンジョンの攻略をしようと言ってくる悠。

 守るは悠ひとり。

 魔法の存在は隠さなくてもいいし、彼女の性格なら言いふらすようなことはしないだろう。

 つまりは――。


「やるしかあるめぇ――」

「やったっ!」


 「わーいわーい」とジャンプしながら喜ぶ悠を見て、そこにJKではなく犬味をやはり感じてしまった。


「ただっし!」

「はいっ!」

「未探索領域だから、俺がヤバいと思ったら撤退を優先する。目の前に宝箱なりなんなりあったとしても、絶対に撤退を優先すること」


 「いいな?」と聞くと、悠は宝箱に関して執着がないのか、すぐに頷いた。


「了解しました、隊長!」


 俺の言うことを聞くようにと言ったからか、悠は可愛く敬礼をした。

 とは言ったものの、この洞窟は先の一撃で敵は焼け死んでいるので、次の部屋に行くだけとなった。

 通路に出る前に背を壁に付け、チラリと覗き込む。

 先の洞窟と違って薄暗く、そして奥には何か動く気配があった。


「おじさん、何か居るね」

「あぁ。まぁ、仲良くできそうな相手ではないだろうな」

「うん」


 俺の返答に、悠は剣を握る力を込めた。


「飛び込む?」


 悠の言葉に、俺は首を振って答えた。

 実力に関して言えば、悠と落ちる前のフロアレベルはトントンか少し悠が下だと思われた。


「暗いから見えにくいけど、シルエットからウッドマンっぽい――」

「ウッドマンって、人型の木製モンスターって考えで良いか?」

「えっ? うん、そう」


 向こうアルセイバルの呼び方と違って、こっちで知られているモンスターは分かりやすくてありがたい。

 ちなみに、向こうアルセイバルではヴィルゴロモーと呼ばれていた。

 姿かたちはこちらと同じで、攻撃方法は殴りと払い。

 払いの場合は、尖った指先?の切れ味が良く、流血ダメージが酷くなる。


「薄暗いのは困るから――」


 手近な小石を拾って、それに魔力を込める。

 許容量以上の魔力を込められたただの石は、今にも破裂してしまいそうな雰囲気を放っている。


 それをウッドマンが群れている部屋へと投げ込む。

 パン、と石が破裂して、それと同時に破片はキラキラとした粉になり部屋に散らばった。


「綺麗……」


 飛び散る瞬間を見た悠は、「ほうっ」とした様子で呟いた。

 散らばり壁面に張り付いた粉は自光し、部屋を淡いピンク色に染め上げる。


「綺麗だけど、なんかちょっとえっちぃ・・・・

「エッチくないです」


 そりゃ、ピンク色の部屋ができればエッチな印象を受けるけど、異世界アルセイバルでは別にそんなことないんだよな。

 日本特有の感情さ。


「んで、ウッドマンとやらの数は――全部で7体か。仮定レベルとしては5から7くらいで、悠が3くらいか……」

「私、そんな低いの!?」


 どうやら、ショックだったようだ。

 キラキラ系冒険者を目指しているけど、レベルの低さは許せないらしい。


「私がそんなに低いなら、おじさんはいくつよ?」

「俺のレベルは400くらいです」

「うっわ、面白くなっ!」


 いやいや、本当なんですって悠さん。

 魔法だってほら、使えるじゃないですか。

 でも、現在のトップランカーをレベル的に見れば30台後半が良いところだから、400と言うのはおかしいと思われてもしょうがないだろう。

 とはいえ、ここで言い争ったり、実力を見せつけるために俺が突っ込んでいってもしょうがないのでこれ以上は何も言うまい。


「せっかくの機会だ。いつも通り、撮影をしよう」

「オッケ。分かった」


 面白くないといいつつ、悠の切り替えは早いもんですぐに意識をウッドマンに向けた。

 今回、状況が状況だけに生配信は止めて通常録画を開始する。


「えっと……、落ちたところの次の部屋に進んだところに、面倒くさいウッドマンが7体居るんだよね。まぁでも、なんとかなるでしょ!」


 キラン☆ とカメラ――ではなく、俺に向けてウィンクをする悠。

 めっちゃ期待されてますやん。


「(それで、どうすればいいの?)」

「(考えてなかったのか。まぁいい。こっちが合わせるから、突っ込んでいって斬りまくれ)」

「(オッケィ!)」


 言うが早いか、悠は岩陰から飛び出すと同時にウッドマンに切りかかった。

 いくら魔法が使いオレが突っ込めと言っても、これほど勢いよく突っ込める人間が果たして何人居るだろうか?

 悠が見せてくれた漢気に、俺も答えなければいけない。


「ヤァッ!」


 ガッ――、威勢よくウッドマンに袈裟切りするも、途中どまりするどころか太刀が半分入ったところで止まってしまった。


「(間に合えっ!)」


 ワンドを逆手に持ち、薄い、空気でできた鞭のようなサーベルを出現させる。


 名をサーペッシュ。


 見えない攻撃を仕掛けてくる盗賊シーフから奪い取った技で、これがまた使い勝手がめちゃくちゃ良い。

 それを、ウッドマンを斬りぬく途中で止まってしまった悠の剣に巻き付け、そのまま勢いよく振り落とした。


「うわっと!?」


 悠に切られたウッドマンは白い煙を吐きながら地面に倒れると、すぐにアイテムドロップして消え去った。


「次っ!」


 俺に手助けされながらウッドマンを斬り伏せた悠は、次々と迫ってくるウッドマンたちに向き直り剣を構える。


「たぁっ!」


 一体目、一刀両断。


「セヤッ!」


 一刀両断から足払いを仕掛け、浮いた胴を横なぎで切る。

 そして困った次の一撃。


「さぁっ! スマートラッシュ! 行くよっ!!」


 「なんだそれ!?」と予定にない、おそらく必殺技であろう名前を叫ぶと、悠は切っ先をウッドマンに向け脇に構えた。


「ヤァァァァァァア!!」


 多分、悠の頭の中では、剣がウッドマンを貫いているんだろうけど、実際のところはコリッと表面を削っただけにとどまっている。


「あれっ?」

「(ヤバい!)」


 悠の剣に巻き付けていたサーペッシュを解除し、ワンドを順手にする。


「(風の力、急速に変わりアエロルガスト強力な突風を巻き起こせアクセラシオヴィスティム!)」


 対人用風魔法を、悠か持っている剣の柄に向けて放つ。

 普段は人間という、それなりに大きな標的に向けているが、今回は柄という小さな標的に、微細な操作が求められる。

 だが、俺がその程度の操作できないはずもなく――いや、服くらいは破けても仕方ないの精神で魔法を発動する。


「うわぁぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!」


 突然、剣を後ろから押される衝撃に一瞬だけ驚く悠だったが、すぐに体勢を整えウッドマンに剣を突き刺していく。


「トドメッ!!」


 一体、二体、三体、と微妙に変な、操られている感がある動きで全ウッドマンを串刺しにした悠は、さらに予想外のトドメを所望した。

 すでにウッドマンたちは虫の息だ。

 元から蒸散程度の呼吸しかしていないような気がするウッドマンたちに、果たして呼吸がどうとかいうのも怪しいが、トドメを所望されたら叶えるのが俺だろう。


「「イグノス・ヴォルカン!!」」


 刹那、体の内側から炎を吹き上げたウッドマンたちは爆散し、焼け焦げた破片が部屋一面に転がり散った。


「あちちちちっ」


 寸でのところで防御したが、レベルの低い悠はイグノス・ヴォルカンの熱に当てられてピョンピョンと飛び回った。

 初心者冒険者と上級冒険者が一緒にパーティーを組んだ時あるある、な状況に微笑ましさを覚えながらも、やっちまったと反省する。

 最後の最後で魔法を使ったせいで、この動画がお蔵入りになることが確定した。


「おじさん、おじさん! すごい! 私、強くなっちゃったみたい!」

「強くなったんじゃなくて、俺が手伝っ――」


 「ほら、剣がかるぅーい」と言いながら剣を振るう悠を見て唖然とした。

 悠が持っている剣は、俺の放ったイグノス・ヴォルカンに耐えられなかったのか3分の1を残して溶けてしまっていた。


 あの剣にどれほどの価値があるか分からないが、たぶんかなり安物だと思われる。

 でも、高校生の身でありながら剣を買うにはどれほどお小遣いが必要か……。

 事実を伝えるにしても、胃が痛くなる。


「あぁぁぁぁぁぁぁ!? 剣がなくなってるぅ!?」


 俺の胃痛とは裏腹に、悠は剣が軽く触れる理由にすぐに気づいた。

 いや、気づいてしまった。

 人生とはなんと酷なことだろうか。



 プス――ススススゥ――。

 どうやら、このエリアに出てくるモンスターはウッドマンがメインのようだった。

 あの悲しい出来事から立ち直れないでいた悠に、俺のコレクションの剣を一つかしてあげたのだが、剣のレベルが高すぎる上に、モンスターのレベルが低すぎるために簡単にスパスパと切れてしまう。

 まさに無双状態となってしまっている。


「楽しいか?」と聞いたところ、「すっごく!」と笑顔で返されたが、分かるぜ。


 圧倒的な力で敵を滅ぼしていくと楽しいもんな。

 なんて保護者ムーブかましていたら、このエリアの最深部へとやってきた。



「おじさん、なにこれ?」

「俺に聞かれても……」


 このダンジョンのエリアとはいえ最深部にくるのは、今回が初めてだ。

 俺たちの目の前には、宙に浮く紫色のクリスタルがあった。

 異世界アルセイバル基準で言えば、ダンジョンコアということになるのだろうか。

 でも、こんな中途半端なところにあるのも良くわからん……。


「ちょっと触ってみてよ」

「俺は別に良いけど、これがもし触れた人間を強化する物だったら、俺が強くなるぞ?」


 そういうと、悠は「うっ……」と心が揺れた。

 得体の知れない物に触れたくないという心と、強くなりたいという気持ちが悠の中でせめぎ合いを始めた。


「おじさんだったら、触る?」

「触る」


 食い気味に答えた。

 中途半端とはいえ、こんな奥底にあるんだからお宝とみて良いだろう。

 それを触るどころか、持ち帰ることもせずに終わるとはなんと罰当たりなことが。


「何かあったら、ちゃんと助けてよ」

「分かった、分かった」

「触ろうとしたときに、バァッ!とかいうのも無しだからね」

「分かった、分かった」


 ここまで一緒にやってきた仲間をここまで疑うとか、昔、裏切られたことがあるんだろうか?

 ちなみに、俺は裏切られたことがある。


 しかも、ここぞ・・・という時に裏切られたせいで3回くらい死にそうになったことがある。

 ちなみに、それ以外でも裏切られて死にかけたこともある。


 世知辛い世の中だぜ。

 そんな過去の辛い思い出を回想していると、悠がクリスタルに触れた。

 瞬間、クリスタルが光を強め、次いで収束し結晶は消え去った。


「何か変わったところは?」

「体が軽くなった?」


 大方、予想していた通りとなった。

 異世界アルセイバルにはギルドがあり、そこでレベル確認ができていたが、こちらにはそのような施設は存在しない。


 だから目方になってしまうが、悠がクリスタルに触れたおかげでレベルが上がった。

 体が軽くなったのは、ダンジョンコア(仮定)に触れレベル上昇したために体力HPが復活したためだろう。


 これで仮説が成り立った。

 この世界――ダンジョン内に限られるんだろうが、レベル制が成り立っている。


「おーい!」


 悠が体に起きた違和感を確認し、俺がレベル制について考えていると、この部屋の入り口から男の声が聞こえた。

 少し前から大人数でこちらに向かっているのを察知していたので慌てることはなかったが、入ってきたパーティーに朱音と涼子を見つけた。


「悠! 良かったぁ! 配信が止まっちゃってから連絡取れなくなったか、いろんな人にお願いして助けに来てもらったんだ!」


 朱音と涼子が悠に抱き着く。

 スマホを確認してみると、グループメッセージに朱音と涼子から大量のメッセージが届いていた。

 そういえば、この未踏破区域に入ってから、スマホを全く確認していなかった。


「パーティーが迷惑をかけたみたいで、申し訳ない」

「いや、無事で何よりだ」


 今回の――俺と悠の救出パーティーのリーダーと思われる剣士に声をかけると、爽やかに返された。


「それで、この部屋はいったい?」

ただの空間だった・・・・・・・・何かあるとは・・・・・・思ったんだが・・・・・・……」


 残念そうにつぶやくと、リーダーは「未踏破区域なのになにもないのか」と訝しみながらも、過去に似たような事例があるのかすぐに納得した。

 なんというか、俺の裏切られセンサーが働いて――な。

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