この作品の問題意識は現代に通じるものがあると感じました。現代のわたしたちは学校教育において、英語や数学の偏差値という物差しで価値を測られ、偏差値学力がない者は落伍者であるとされてしまいます。少なくとも、この世の支配者層から見れば。しかし、数値では測れない才能に未来を切り開く力があるのではないかと思います。鋭い問題提起をする良作だと思いました。