第4章「穿て稲妻」

第4章

俺たちはデンと合う国に行ったのはいいものの、まだ会えない。


しかも、サクタが迷子だ。


そしたら、デンと一緒にいた。


アイツら知り合いだったのか。


「おぉ。ここにいたのかって、誰?」


「貴様誰じゃ?」


「…女の子に見えるだけど」


「デンは、口調がこれなんです」


「そう、なのか?」


「ふむ、貴様能力は何か?」


「【『気圧』を操る能力】」


「?貴様、勇者じゃあるまいな」


「!?」


バレた!?俺はそんな言動は無いのに。


「我の記憶ではもう1人の勇者は重力を操る能力だが?」


「どういう事だ?」


「大丈夫ですよ。この人英雄譚に影響されてこうなってるから」


「そういう事か」


確かに好きだったなー。懐かしい。


「うーむ、納得いかん。我は雷神を名乗り、サクタは、創神で、もう1人は重神と呼ばれる事であったのに!」


でも、英雄譚には4人のはずだけど。


もしかして、裏切りの風神の事を、英雄と思っていないのか?


「そうかー。残念だ。俺は例えるなら風神、だぞ。」


「!よし、行こうではないか!」


「何か通った」


こいつ…。風神怪しいな…。とか言いそう。


「良かったですね」


「本当にな」




Day.1


今、俺たちは、


「倒せ!勇者を殺せ!」


襲われていた。適当にあるいていたら、


「勇者だ!皆の者!集まれ!」


と。


我は、こういうのを待っていたのだ…!


と、今デンは絶対思ってる。俺には分かる。


「全員で15人。一人5人か。腕がなるのぉ」


「一人は生かしておこう。」


「情報収集の為ですね。」


「任せろ」


開始2秒。


デンが早くも倒れた。


どうやら、首を叩かれたらしい。


俺は高気圧で、周りのヤツらをどかして、


それを短剣で斬る。


逃げようとしたやつに短剣を足に投げ、


動けなくし、一瞬でそいつの元に行き足から頭へと斬りつける。


残り二人。


1人に短剣を服に投げ、丁度よく、壁に突き刺さる。


もう1人はもう殺ったらしい。


俺は、デンの事を起こし、


終わった事を教えてあげた。


結果。


倒した数 ユウ7:サクタ7:デン0


「まさか、やられそうになるとは」


「我は悪くない。レベルが足りないだけじゃ。」


「ここはゲームの世界じゃねぇよ」


「おい!離せ!」


「君にはちょっと聞きたいことがある」


「がぁ!」


「君たちは何だい?」


「魔王を援助する団略して魔援」


「何で俺たちを知ってる?」


「皆追放されただろ?あれは魔援の者がやった事だ。」


「いや、殺せば良かったのに。そもそも何で呼び出したんだよ」


「…確かに」


「おい」


「今の魔王とやらは大丈夫か?我より頭が無いぞ」


「自覚あるんだ」


「なんじゃと? 」


「何でも」


「離せ!」


「最後の質問だ。魔王の名前は?」


「…言えない」


「殺されたいのか?」


「言っても死ぬ」


「そういう事か。手の込んでるな」


「魔王様と契約して、魔王様の名を口にしたら死ぬ呪いをかけられた」


「そうか」


グシャ!


「ご協力ありがとう」


Day.2


最近、俺がおかしくなっている。


心が、何かが壊れていく感じが。


ずっと自分のどこかでする。


そりゃそうだ。


何回も人生を繰り返しているのだ。


壊れるのも、当然では無いだろうか。


嫌で、嫌で、それでも幸せな人生は築けない。


もう、止めたい。でも、止めれない。


あぁ、もう少しで終わる。


大丈夫。




Day.3


「クエスト行くぞー。準備しろー」


「我はいい」


「なんで?」


「ちょっと具合悪くてな」


「女の子の日か?」


「貴様、次そんな事言ったら殴るぞ。そしてよく聞こうと思うな」


「俺にデリカシーないから」


「優しさを知れ」


「俺優しいよ」


「な訳、」


「いや、本当だって」


「まぁ、いい行ってこい」


「あぁ」


ガチャ


俺たちは、出て行き、クエストに行った。


クエストはちょっと難しいやつ。


これぐらいが丁度いいのである。




俺は、それを終わらせた。


戻ろうとして、サクタに呼び止められた。


「あの、」


「ん?」


「失礼だと思いますが、本当にユウさんは勇者なんですか?」


「…どういう事だ?」


「あなたからは、負のオーラが漂って、怖いんです。正直今も、得体の知れない何かに襲われるような感覚がします。まるで、蛇に睨まれた蛙のように」


「いや、俺は、勇者だよ。」


「…ユウさん。あなたは…」


サクタが続きの言葉を放つ前に、遠くで雷の音が聞こえた。


今は晴れだ。


雷が落ちることなどない。


つまり、デンだ。


「行こう。あの音が気になる。何か、あるかもしれない」


「…はい」


俺たちは、雷の鳴った場所まで行く。


俺は、マルカイに襲われているデンを見て


すぐさまに、守りに行った。


「ユウ!」


「仲間を何度も何度も嫌な目に合わせて!今から、ぶち殺してやんよ」


「やれる物ならやってみな。来いよ。勇者ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


「てめぇぇぇぇぇぇぇ!」


俺は武器を取り、マルカイを斬りつける。


マルカイは、サクタに何かされてもいいように


攻撃を受け流し安い体制と場所であった。


ならば、受け流されず、逆に受け流す。


俺はマルカイの刃に刃を置き上に弾く。


俺はすぐさま、マルカイの手を蹴り、


剣を離させる。


俺はそれを取り上に投げ、落ちてくるまで


マルカイに出来るだけの攻撃をする。


剣が落ちて来るタイミングと一緒に上昇気流で上に行き、剣を取り、マルカイの頭からまっすぐに刺し、切り裂く。


マルカイはもう、動かなかった。


俺はその場から動こうとすると、


後ろで音がした。


マルカイが生き返った。


俺は魔法を起動する。


「ファイヤボール!」


ここまでに2秒である。


「なんでそんな近くでやってんだぁぁぁ!?バカなのかぁぁぁ?」


「ちげぇよ」


「!?火の塊が止まった!?」


「俺は、発射出来ないんだよ。だからそうやって、近づくと、」


「あっ!っっっっ!」


「だろうな。終わりだ」


「クソがァァァァ!」


生き返るのにも、魔力を消費する。


マルカイはせいぜい1日は動けないだろう。


これでようやく本当に終わった。


俺はため息をついた。


今回はしぶとかった。




「終わったな…」


「そうだな。ユウ。ありがとう。助けてくれて。礼を言うぞ」


「あぁ」


「さて、次のとこ行きましょう」


「そうだな。魔王ももうすぐだ。そうすれば、アイツに会わなくていい。」


「あぁ、もうアイツに会いたく無いからな。早く倒そう」


俺はマルカイに会いたくない。


あと2回は会わなくてはいけない。


最悪だ。


せめて、もうちょっと休みたい。




第4賞終幕

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