第1章第3話「主人公、魔法が使えるようになる。」

「はぁ…。」

やばい。何で、こうなってしまったのだろう。調子に乗って、高ランクモンスターを

倒してしまったのが悪いのか。

ドラゴンとか、簡単だった。高気圧で、

下降気流起こして地面にぶつけてやった。

そしたら死んでた。

もぉー。雑魚。雑魚すぎ。モンスター。

「勇者様、この前から何があったんですか。」

目の前にいるのは、騎士と言って、嘘の国の怖さを分からせてくれた、国王がいた。

「髪も金髪にして、一瞬別人だと思いましたよ。」

「おいおい国王様、ここは嘘の国。正体を隠す謎の男ってカッコイイな。て思ってやってみたらこの有り様よ。」

「そうですか。あなたなら、魔法も、上級魔法使ってそうですね。」

「えっ?俺、魔法使えないよ。」

「え!?魔法も使えないのにSランクになったのですか!?しかも、あなたドラゴンスレイヤーてすよね!?」

「今のお前の言葉のせいで、周囲から俺のやばさが上がった。」

「あなたねぇ…。」

「なんだよ。」

「…。はぁ…良いでしょう。あなたに魔法を教えます。」

「えっ?マジで!?」

「はい。」

「よっしゃ!」


「まず、魔力について説明しましょう。」

「はい。」

「魔力は人それぞれに大きく、小さく、弱く、強いです。それを力と言います。魔力は生まれた時からあり、力の大きさも決まっています。尽きる事も無く、多くなる事も無いです。」

「質問。」

「はい。どうぞ。」

「魔力を使って魔法を打つ。のでは無いのですか?えぇと、分かり易く言うと、魔法を使うと、魔力は減るものじゃないの?」

「違います。魔力さえあれば、魔法はいくらでも使えます。ですが、放てる魔法の強さが違ってきます。例えば、魔力強の人が打てる魔法と魔力弱の人が打てる魔法は前者の方が圧倒的に多いです。」

「なるほど。」

「例外としては、使えはするけど、弱い。遠くにいかないなどです。」

「はぁ。」

「誰でも、魔法は使えます。では、やってみましょう大事なのは、想像です。」

「よし。やるか。…。」

想像。炎が燃えるように、

想像。熱く、紅く、

想像。全てを焼きつくす。

「ファイヤ」

ボォ!

「おぉ。」

「凄いですね。それでは次に的に当てるイメージを。」

「…。ファイヤボール!」

ボウ!…。ポト。

…。炎の玉が0mm飛んで、落ちた。

「あっつ!」

「だ、大丈夫ですか!?」

「ウォーター」

シュ〜…。

「危ねぇー。焼け死ぬ所だった。」

「もしかして、魔力が無いのでは…?」

「そうかも。」

諦めなければ。そう、考えてた時。

気圧。そうだ。気圧だ。

「ファイヤ」

的は木に集中。

低気圧を発生させる。『中心』に木の場所に置いておく。低気圧は『中心』に向かい風が吹く。つまり…。

「ファイヤボール!」

ヒュン!

「…!」

一瞬にして、木が燃えつくされ、また別の木をも、燃やし消してしまった。

「これだ…。」

俺は、『気圧』の使い方が活かされた。

そう、実感した。

俺は、上手く『気圧』を使って敵を倒す。

そんなやり方を、今、分かった。

これはまだ俺が『気圧』を使いならしてない頃の話

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