第1章「始まり、そして終わり」

第1章第1話「主人公、見られてた。」

「…。マジかよ。」

剣も魔法もろくに使えないで、今、初めて

スキル使ったにも関わらず、この強さ。

しかも今、強くなってる感じだ。


「ええ…。」

とりあえず、誰にも見られてないよな。

「い、今のは?」

はい、バッチリ見られちゃってるー!

どうすんのよ!

やばい。どうしよう。どうしよう

「君、もしかして、勇者かい?」

「は、はい…。」

「そうか。そうだったのか。僕はアルク王国の騎士。ロイス・クロディ」

「どうも。異世界の日本からやって来ました。坂本 優です。」

「よろしく。ユウ殿。」

「殿は付けなくて良いよ。」

「いいえ。これも、勇者様の為。」

「はぁ……。」

「そうだ。良かったら我が国へ来ないか?」

「えっ。もしかして、ここから近い、王国とかだったり…。」

「いいえ。ここから随分離れた所です。そこなら、あのわからず屋の目も届かない。」

「じゃあ、そうするか。」

「なら、明日出発でよろしいでしょうか。」

「あぁ。」

「それでは。」


2日後。

「ガルルルル!」

何故、こうなった。

俺は、あれから、準備を整えて、出かけて、一日目は何も無かったので安心した矢先。

これだ。

「僕がやりましょう。」

「お願いします。」

まず、低気圧で集めて、その次に高気圧で、

押しつぶす!

「ギャ  !」

「ふぅ、倒した。」

「凄い、何も無くても、スキルだけで、戦えるなんて…。」

「ありがとう。じゃあ進もう。」


そのまま、何も無く、無事、アルク王国まで行ったのであった。

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