第15話 生徒会入り⁉︎

 演習から1日たったが俺はまだ怒っている。

 何故ならあの後演習場から出て俺は詩織の背中の上で起きた、そして既に佐々木くん達、俺ら3人以外全員が出ていて俺のこの状態を見たあの頭のおかしい奴が。


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「お前あんな雑魚と戦ってそれって、雑魚すぎだろ、ハッハハハハハ!」


そしてその隣取り巻き見たいな男も


「想像以上に貴方は弱いんですね、か弱い女子に背負われて私なら恥ずかしすぎて消えたくなりますよ」


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 絶対コイツらいつかこの世から消してやろうと思った。

 そして今日は何故か生徒会室に呼び出しを受けて今生徒会室の前に来ている。


「はぁー」


 溜め息しか出ない、怒りは込み上げてくるは、何で呼び出されたのかも分かんないわ、どうすればいいのかも分からない、そんな状態でも勇気をだして生徒会室にコンコンコンとノックする。


「はーい!」


 そしてドアが開いた、その先には開けてくれた女の人以外に、男の人が2人女の人が1人、座って仕事をしていた。


「あー、そこ座っていいよ」


「失礼します」


 何というか、姉と同じぐらいの圧を四方八方から感じる。


「自己紹介するね、私は生徒会長の如月茜きさらぎあかね、そして右から副会長で3年の鳴海銀次なるみぎんじ、書記で2年の夢咲奏音ゆめさきかのん、会計で2年の藤堂慎一郎とうどうしんいちろう、一応聞くけど君が白川九郎君であってるよね?」


「はい」


 だんだん寒気がしてきた。


「お願いがあるんだけど」


「はい」


 何か嫌な予感がする。


「生徒会に入ってくれないかな?」


 当たったーーーー最悪ーーーー、そういうのは俺じゃないでしょ!俺以外に適任者はいくらでもいるのに!ちょっと気分が悪くなってきた。


「何でですか?」


「実はね、私とそこにいる鳴海は君のお姉さんの三琴さんに生徒会に誘ってもらったんだ」


 そうか!姉さんは今年で20歳、今の三年生の時はまだ姉さんが3年生だったのか、何してくれてんだよ!………まさか!姉さんに何かされてその腹いせに俺を!、あーもう終わりだ死んだ。


「で三琴さんにはいっぱいお世話になったの」


 絶対嘘だろ!あの鳴海って先輩から途轍もなく圧が強くなったぞ!。


「本来ならそういうのは考慮せずに決めるんだけど、でも君は2、3年が軍との合同訓練で学校を空けてる時に侵入したテロ組織を1回追い出した、そして昨日は演習場の尉官級の蛇を倒した、充分すぎる程の功績がある」


 うわー、これじゃ姉さんのせいにもできない、それよりあの蛇ってそんな強いの!。


「ですが!」


「士官学校は実力主義だから君みたいな人材は生徒会的にも逃したくないのよ」


 反論する前に食い気味に遮られた。


「でっでも」


「もういいじゃねーか、無理矢理入れるわけにはいかないだろ」


 さっきの鳴海って言う人が間に入った。


「僕は賛成ですよ、だって人手が不足しているんですからそれに能力も高い言う事ないでしょ」


 藤堂って人が間に入る。

 やめてくれ!それ以上俺を生徒会に入れようとしないでくれ!


「それに僕の身にもなってくださいよ雑用でいいように使われてるんですから」


「ほとんどロボットに任せてるんだからいいだろ」


「いやそのロボットを作ってるの僕ですよ!」


 鳴海さんと藤堂さんとの間に火花が散る。


「まぁまぁまぁ落ち着いてくださいよー」


 そう言いながら夢咲さんっていう人がさらに間に入る。


「私は賛成ですけどー、だけどー君は生徒会に入りたくないんだよねー?」


「はい!」


「じゃあ私達3人は君を生徒会に入れたいー、でも君は生徒会に入りたくないー、………じゃあ会長との模擬戦で決めましょう、勝った方が自分の意見を通せるってことでー」


「いやいやいや、俺負けるじゃないですか絶対!」


 100パー負ける!断言できる!、俺が勝ったらもっと面倒くさいし、まず俺が勝つなんてことは0%だし!。


「だから会長はハンデとして身体強化と銃弾のみで、君は何でもありこれなら公平でしょ?」


 ……確かに、だがなんか罠に嵌められているような気がする。


「私はいいよ、そのルールで」


「わっ分かりました、やりましょう模擬戦!」


 後に断ればよかったと後悔するのであった、あんな地獄が待ち受けていたら承諾しなかったと。


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