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現代日本史年表(50年史)」への応援コメント


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    ライトノベル、ライト文芸、児童文芸のレーベル誕生した年と、終わった年の年表をまとめると面白いと思います。
    軽くまとめたことがあるのですけれど、あまりにも多すぎて(とくに2000年代後半から2020年代まで)疲れてしまいました。
    いつ、そのレーベルが終わったのかを追いかけるのが難しい部分もあるのですけれど、レーベルの立ち上がりから、いかに各出版社がラノベブームにあやかろうとして群がっていったのかが見える気がします
    結果、ラノベをはじめとする文芸が衰退し、児童ものと絵本が売上を上げたという感じなのしらん。

    子供の心の栄養のために、が物語の役割だったはずなのですけれども。
    お金を求めたから、市場が半減したのでしょうかね。

    作者からの返信

    ライトノベル→1975年(前年に高校全入達成)
    ライト文芸→1981年(安定成長時代)
    児童文芸→これは文学概論でもやるけど義務教育が導入された年から。それまでは児童というのは「小さな大人」であって労働力だった。その児童が守られるべき存在となって義務教育が導入されたときに大人向けと児童向けの文学に分離した。よって児童文学はヨーロッパでは19世紀の前半、日本では1910年頃に誕生したとみるべき。旧制小学校は1886年(明治19年)に誕生したがまだこの時は通学率も低くむしろ児童労働力を取るのは許さんとなんと農村を中心に学校が全国的に焼き討ちに遭った。しかも就学期間は4年間だったのでやっと文字が読める頃に卒業だったのでこの時期はまだ児童文学が誕生しなかった(=10歳で大人の世界に放り込まれる)。
    1907年(明治40年)。この時に2年延長され小学校の就学年数は6年になった。この時にようやく児童文学が本格的に誕生した。日清・日露戦争もあったおかげでやっとこのころに教育の重要性が全国に周知された。よって日本における児童文学誕生は実は明治末期に生まれたとみるべき。つまり日本は児童文学の誕生が遅かったんだ。

    次にラノベは終わったのかというとそういう事ではなくて市場は半減しても逆に言うと半分は残るんだ。よってラノベは死んでないんだ。ただラノベは年齢のターゲッティングを間違えただけという話なんだ。逆にライト文芸は順調に市場を拡大してるからライト文芸の年齢ターゲッティングは正しいということになるね。

    編集済
  • 膨大な資料を基に詳細な分析をありがとうございました。昨今のライトノベルと呼ばれているものは私が読んでいたライトノベルと違うなあと思っていましたが、その理由がわかりました。

    作者からの返信

    ありがとうございます!