第7話 交流電力

目の前に、大きくドンと立っている様な建物が見えた。

ものすごく懐かしい、匂いや空気の重さが変わった事に気がついた。

今日は、いろいろと遅くなってしまい。もう夕方だった。

けど今は夕方が美しい、太陽の美しさがそのままでている。

Veni, vidi, viciのカサエルの言葉にちょうどいい景色だった。


井宮|『おいしさそのままってそう事だったんだな..』


と僕は心を漏らした。


僕は、家の大きなドアを開けた。その時、


???|『チセちゃんのお兄ぃさんですか---!!?』


横の庭から、ドタドタと女の子が走ってきた。


井宮|『き、君はだ、だれだ!?!?』


僕が反応した時は、もう目の前まで女の子が来ていた。


井宮|『ちょ、ちょっと待ってくれ..き、キミだれで

    なんでここにいるのか、不思議でしかない。』


すると彼女は、息を整えて話た。


???|『私は、妹さんと同じ学校の 

     (わらべの なぎさ)って言います..どう学年でアルバイト兼

      使用人って言う感じでここにいます.....』


僕は、ますます混乱してしまいそうだった。


井宮|『なるほど、家はとこか大丈夫なの?あと凄い汗出てるし怪我して

    るから、取り敢えずハンカチで汗吹いて。話は、そのあとでいい

    から。』


渚|『あ、ありがとうございます。ハンカチ使わせていただきますね。

   先ほど庭にあった木や、雑草などの掃除をしていてもう汗だくで

   その後に、お兄様をお迎えに行こうと思っていたのですが

   まさかこのような形になるとは...//////すいません..///』


井宮|『ハハ...いいんだよ..そう言う事もあるよ。こんな事で怒る人間は

    器が小さいよ。大丈夫だから。』


彼女は、汗を拭いて呼吸を元に戻しゆっくり話た。


渚|『お話しますと、私たちが通っている高校は芸能人の様なスケ

   ジュールで、凡人には無理なレベルの教育をしています。

   私は、親が俳優で家に帰っても、厳しくされ。

   嫌になって、家出を考えていた時に妹さんが家で働いていかない?

   家に住んでいいからさ。と提案してきまして、今に至ると言う感じです。』


なるほど、俺の妹は雇い主になっているのか,,,


井宮|『よし、じゃあ改めて、よろしくお願いします。』


渚|『はい、井宮 晶馬さんでよろしいですね。よろしくお願いします。』


僕は、こんな絶世の美人が使用人で頑張っている姿を見ていると泣ける。

ぬいぐるみを捨てれない様な感じで、まるで心の悲痛が共有しているかの

様な気分。僕は、一滴こぼした綺麗すっとした物を。


渚|『.....ん”、ハハハハハwwww、全くw井宮家の皆様はどうしてこんなに面白いのでしょうかw?晶馬さんも、妹さんと同じで話す際に手を胸に軽く付けて話す特徴もあってw、急に涙流してwお、おかしくてもうw無理ですwww』


井宮|『こんな変な家族の家を任せて悪いね.....』


顔を拗ねて、皮肉かました。


渚|『はぁwはぁwごめんなさい。ちょっと笑いすぎました。

   じゃ、お部屋にご案内しますね。晶馬さんの部屋に』


彼女は、ご機嫌そうにルンルンとした感じで廊下を歩く

そんな彼女に僕はついて行く。

コツコツとゆっくり廊下をあるく、右には噴水が見える。

構造上、家の真ん中に噴水があってそれを周りが囲っている。

観葉植物やいろんな物が綺麗にされていて、ここに本当に住んでいいのか

と疑問が生まれるぐらいに綺麗である。

階段もちゃんと昔の面影を残しつつ、綺麗にされている。


渚|『つきました。ここです。晶馬さんの部屋です。』


ガチャと扉を開ける。


井宮|『!!!ッ』


部屋を見た瞬間、驚きのあまり言葉が出なかった。

昔とは、全然違っていた。


渚|『慣れるまで、いろいろとお時間がかかりそうななのうで

   私は、これで失礼します。もし何か用事がありましたら

   反対側の1階に居るので。妹さんは1時間後に来ますので

   これで失礼します。』


渚は、扉を閉めた。

僕は、部屋を見渡す。慣れたと思っていた部屋を、隅々まで。

部屋の内容は、とてもシンプルで新しい。新しい家に来た

のが実感できる。


井宮|『ふぅ.......疲れたな.....荷物を置いて探索でもしますかあ..』


荷物を置いて、制服のままで部屋を出た。長い廊下が見える。


井宮|『取り敢えず、昔の記憶でいろいろと探って見るか..』


取り敢えずは、好きな親父の部屋に行ってみる事にした。

記憶の隅にある物を探っていく。僕は廊下を歩いた。


井宮|『結構長いな...アレ?あそこだよな?

    あった!あった!そこだ!待ってろよ!

    俺の片隅ィー!駆けるぞ!』


猛ダッシュで走った。


井宮|『着いた....ここだ....開けるぞ...な、なんだこ、れ!?』


目の前にあったのは戦慄で部屋には戦慄があった。


   



     

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