シャワー回

都市部から都市部に僕らの情報が冒険者たちのネットワークで広まってる~!


冒険者たちは続々と僕らの立てこもっている埼玉県の西川高校に集まって、僕らが高校から出てくるのを待ってる~!


「おい。伊藤出て来いよ」「1億円寄越せ」「今なら命は助けてやるぜぇ」


僕らは、それを無視して、西川高校に立てこもる続けてる~!


校内では男女とわずに僕らをちらちら見るので昼間は出歩かないようにしてる~!


この先も僕らは逃亡生活をし続けることができるんだろうか?・・・まずいな~!


乙姫セリカはうるさくまだ、テレビで僕らの悪口言ってる~!


「立てこもってる伊藤くんを捕まえてっ! 冒険者の人たち。あの人は日本の裏切り者ですっ! 勇者としての役割を放棄して借金を私に押し付けて逃げていますッ! 1億用意しました。見つけたみなさんにあげます! みんな、お願いします。私の愛のためにッ! いえ、これは日本の愛のためですッ! 伊藤くんたちを捕まえるのっ!」


ただ、そんなときにまずいことがあった~!


僕の体から黒い模様が現れはじめて、なにかじくじくとした痛みを伴って来たんだ~!


これはいったいどういうことだろ?~!


「大丈夫? 隆起ぃ。痛くない?」

「ん・・・。痛いけど~!」


立てこもってる部室で、ルルナに看病される僕~!


どうもロゾォグゥーギャゴーストを倒したときに呪いをもらったらしい~!


それをネットで発言したら、西川高校にSランク陰陽師がやって来た~!


「どうもぅ。あなた、専門家でもないのにぃ、悪霊を倒したするのはまずいですよぉ。お祓いをしなければなりませんぅ。私に任せてもらえますかぁ?」


「・・・お願いします~!」


陰陽師の人はなにか水着を来ていた~!



1時間ほど眠ってから、僕はなぜか陰陽師の人とシャワー配信をした~!


今の状況のときなんだって言われるかも知れない。ただ、どうしても悪霊の呪いを払うにはシャワー配信が必要だったみたいなんだ~!


「まぁ、あれですぅ。エッチな集合の力を集めて、聖水を使って水着でお祓いをするのがぁ、一番早い呪いの払い方ですぅ。エッチしましょうぅ。任せてもらえますかぁ?」


うぅ・・・なんでこんなことにぃ。


女性ナンバー1陰陽師の聖宇月散水さん(女性)は僕のためにお祓いシャワー配信をしてくれた~!


「こんばんわぁ。陰陽師の聖宇月散水ですぅ。今夜は伊藤隆起さんについた悪霊の呪いを退散させるためにぃ、水を使ったエッチなお祓いをしますぅ。楽しんでいただけるとうれしいですぅ」


> うおおおお。シャワーお祓い配信。

> も、萌えますなw

> うひひ。こん悪霊

> 裸で待っていました。

> こん悪霊。じっくり観ます。


学校の広いシャワールームで、水着になってお風呂に寝かされている僕。ルルナがカメラを回す~!


聖宇月散水さんは黒のビキニのきれいな姿で、シャワールームに現れて、すこし頬が赤かった~!


同接数は20万。相当な数の人が観てる~!


(・・・隆起ぃ。エッチなのはダメだけど、今はがんばってね・・・)

(・・・うん。なんとかしたいと思う・・・)


> うひひ。ビキニ水着ですねぇ

> これは美しい。

> それで、体を水でぬらす感じで。

> まずは体を聖水で泡で洗って。


聖宇月散水さんが聖水で僕の体を泡で洗い始めた~!


あわわ・・・これはカメラを向けられてて恥ずかしいよ~!


女子大生体形してる聖宇月散水さんが、きれいなビキニ水着で体を洗ってくれる~!


・・・ああ。これが陰陽師の力か。体から呪いが解ける。


「恥ずかしいですぅ・・・気持ちいいですかぁ?」


少し照れながら、気持ちおずおずと体を洗う聖宇月散水さんがかわいい~!


おっ! 同接数が上がった~! 25万人を超えた~!


・・・なんていうか・・・以外に散水さん、初々しい感じで・・・


> うひひ。ひざのくるぶしがきれいだ。聖宇月。

> ・・・む、むねにあわが

> おおおおおお。これを待っていました。

> 水に濡れた水着で肌のラインががががが

> 泡が泡が泡が


僕の顔が真っ赤に・・・


聖宇月散水さんの顔も真っ赤に・・・ずごい照れてる~!


ただ、照れながらもすごく一生懸命で・・・


なんていうか、ちょっと無理しながら、視聴者に真っ赤になってお祓いのために僕にサービスする聖宇月散水さんの様子がいじらしくて・・・


ほんとは水着なんて見られるの恥ずかしいのに・・・呪いを解くために真っ赤になってる・・・


あわわわ。水で濡れた聖宇月散水さんの体がきれいだよ~!


同接数は30万人を突破~!


ただ、聖宇月散水さんは照れて真っ赤になりながら、ちょっと恥じらい気味に泡を寝転がっている僕の方に向かって吹き掛けた~!


「気持ちいいですぅ」


ふーーーー。


あわ・あわ・あわ・あわ・


うわ。僕の体は泡まみれ~! カメラも泡塗れ~!


聖宇月散水さんがうふふと初々しく笑った~!


> うほほほ。シャボンの泡が吹き掛けられましたな

> これですこれです

> 女子大生陰陽師のあられのない水着シャワー回

> ふひひ。役得です


そこからは呪いが解けて、水につかりながらおしゃべり。なんと、聖宇月散水さんは僕のファンみたいで~!


「まあ、なんといいますかぁ、あなたのことが好きですぅ」


> おお。聖宇月散水。告白のこころ。

> やっぱり伊藤は美味しい。

> 30億借金あってもモテるのぅ。


すると、散水さんが言ってきた~!


「まあ、お祓いをしたからにはぁ、私にもお礼が欲しいので、キスしてもらませんかぁ?」


ええええええええええ。


> ど、どういうことだ?

> 聖宇月散水w

> 聖宇月散水

> Sクラス女子大生陰陽師大胆だ。

> おめ伊藤のファンだったのけ。ファンだからってキスを要求するとはwwww

> おい。伊藤。お前体を売れ

> 公開キスを


> どうする? アタシは本気だぜ? ちょっとディープにキスさせてくれよ。アタシの火照った体を沈めさせてくれるだけでいいぜぇ


ど、ど、ど、ど、どうしよお~!


「ダメよっ。隆起にそんなことはさせられないわっ。絶対それはダメ。私が許さないんだから!」


> でた。ツンデレ。

> でた。ツンデレソフィーナ。

> うはは。これは美味しいですな。

> 幼馴染ムーブですよおお草


> いいじゃねえか。キスくらい。アタシはどうしたって伊藤とキスしたいんだよぉ。伊藤の舌が欲しいんだよお。びっくり錬金釜はアタシ以外じゃみつからないぜぇ。


「それでもダメだったら! 隆起のキスなんて・・・私もしたことないのに・・・。絶対に許せない! 絶対に許せない!」


> わはははは

> おいしい。おいしいですぞ。伊藤どの。

> ソフィーナちゃんの魅力発見

> どうする伊藤? お前の答え次第だぞ。


> どうするんだ。伊藤。アタシはただキスさせてくれるだけでいいっていってるんだぜ? びっくり錬金釜はアタシのSクラス冒険者としての力の源だ。それを譲ろうっていうんだぜぇ?


「ダメよ! 絶対にダメ! 隆起! 耳を傾けないで!」


ど、どうしよう。僕の一言ですべてが決まる。だとしたら、僕は・・・


僕はメチャクチャパニックになって、思わず言ってしまった~!


「と、友達からはじめましょう! いきなりキスなんて。まずはデートから! 一度デートしてっっっ」


そのとき、空気が変わった~!


> おもしれえなぁ。伊藤。いいぜぇ。アタシとのデートって言えば、Sクラスダンジョンでのダンジョンデートだぜぇ? それに行くかい? それならびっくり錬金釜を譲ってやらねえわけでもねえぜえ。


ルルナが言った~!


「・・・ダンジョンに行くくらいなら、キスよりいいかも。私もいいと思う」


視聴者が言った。接続数は1万5千人になぜか増えていた~!


> おおおおお。おもしれえ。ダンジョンデート。

> いいですね! いいですね!

> 寒月サクラ。ダンジョンデート。

> そそります。

> わくわくする。ダンジョンデートぉ。


「お願いします!!! ダンジョンデートさせてください!!!」


そのとき僕は勢いよく返事をしていた~!


だが!!!


ガンと扉を思い切りなにかで打つ音が聞こえた~!


「おらぁああ。伊藤ここにいんだろうがああああああ」「出て来いっ。こらああ」「るぁああああぁ。やったんぞおお。こらあッッ」


そのときに、僕とルルナを冒険者たちが襲って来たんだ~!


「お客様。裏口から逃げてください!!!」


半急ホテルにいた僕らはルルナは水着姿のまま、ホテルから逃げ出すことになった~!


そこで僕らは100人以上の冒険者との市街戦をすることになった~!


普通の高校生である僕が100人の冒険者と戦う。それって絶対不可能じゃっ!?


うそおおおおおおおおおおおおっ~!?




僕も疲れてるけど、筋トレちくちくやろ~!


腕立てッ! 腕立てッ! 腕立てッ! パンダッ


・・・人を守るにはどうしても力が必要だ。僕はそれを手に入れる。うおおおお

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