第28話
僕と彼女は読書好き。とくに優しい本が好き。
夢のある本で、小さな小さな箱庭みたいな夢の世界。
本の中では人がどこまでも優しくて、僕たちはずっと二人で本の中で生きようとしていた。現実の世界の人たちはひどくて。なにかあると、僕たちを囲って痛めつけてくるから。
本の中の人は優しい。言葉遣いもきれいで思い遣りがあって、みんな、本当に人を大切にしてくれる。悪いヤツがいたって、強い人が来て必ずやっつけてくれる。
ただ、現実は厳しくて、笑いながら人を痛めつける人が勝って、人生が幸福になって幸せな家族を作って僕たちの人生を踏みつけにして当然と笑っている。
だから、僕たちは現実なんて無視して二人きりで他の人たちなんて無視して生きることにしたんだ。
傷つけられて痛めつけて仲良くなるなんてできないと思う。人は傷めつけられている人間を、仲良くしないのが悪いとか言う。
だから、僕たちは徹底的にそれを拒否して、二人きりでいることを選んだ。
二人で本屋に通って、本の世界のことだけを話してずっと生きていた。
本の中の人たちは優しくて、僕たちを虐めたりしないから。ずっと閉じられた世界で、二人だけの関係。僕たち、二人以外に他に必要な人間なんていらなかった。
「たぶん・・・私たちはいずれ世界に殺される・・・。私たちみたいな人間は世界に必要ないんだ。ただ、最後の瞬間まで、どんなことがあっても、私になにがあっても、ヨウジを守るから・・・。どんな奇跡を起こしたって。絶対に私がヨウジを守るから」
セリは真剣な顔でそんな風に僕に言う。セリも僕もいつも青あざだらけだ。僕はセリをかばうことができなくて、二人で殴られたりするから。病院に行くほどお金がないから、いつもディスカウントショップの傷薬を使ってシップをセリが貼る。
僕は臆病で、セリが殴られても仕返しできなくてビクビクしてる。殴られるセリを助けたいけど・・・ただ、守れない。ただ、二人で傷を癒しあうことくらいしかできない。弱いから。
セリはすごく優しい。
色白で、色素の薄い肌に、優し気な垂れ目のカノジョが好き。すごく思いやりがあって、ずっと一緒の僕に対してすら、考えすぎて何も言えないことがある。
僕たちは二人とも学校でイジメられて殴られてる。
「おい。汚い化け物が二人、俺らの世界にまぎれてるぜ? 痛めつけようぜ」
「ははは。やっちゃおう。うじうじして根暗なコイツラなんて生きてる資格ねえ」
「蹴り入れろ。やっちゃえっ。あはは」
「はははは」
僕も彼女も中東系の貧乏な国のハーフで毛色が少しだけ違っているからって。
僕は一人で学校に行く前と帰った後、新聞配達のバイトをしていた。僕たちが二人で生きられる場所を作るため。高校生の僕たちには難しいけど、いつか二人だけで幸せになりたかった。
「・・・・」
「なに? なんか考えてる? セリ」
「・・・ん。なんでもないよ」
セリはそう言って、ボロボロになった体で僕の頭を軽く撫でる。彼女は僕を猫みたいにやさしく撫でる。なにげなく、でも、愛おしそうに僕に笑いかけてくる彼女が好き。
「幸せかい?」
僕はセリに言う。
「うん」
彼女は笑って答える。
「・・・よかった」
僕たちはいずれ社会から離れて小さく二人で生きて行こうって話し合ってた。指折りして、高校を卒業するまでの日を二人で数えていた。だって、世の中って本みたいに優しくない。
こんな世の中なら二人きりで生きようって思うの当然だと思う。
「社会人になったら、二人で生きよう」
「うん。・・・そうだね。・・・大人になっても二人で頑張って生きよう」
彼女はセリ。僕はヨウジ。二人きりの関係。友達なんて僕たちには必要ない。ただ、二人きりで高校生まで生きてそれからずっと二人でいるんだ。
僕たちは二人とも親戚に預けられている。うちでは立場がない。セリも僕も両方とも母親が外国から来た夜の街の人だった。
父親は性欲で母を買っただけ。ただ、性欲に飽きると母を捨てて、日本人の妻を手に入れて軽々しく笑ってた。
母はマンコが汚いって。貧乏な国になったら、勝手にヒエラルキーが出来上がる。だから、貧乏な国の女を買って気軽に捨てて笑うんだ。
子どもが出来たことを、父親たちはひどく汚いものを押し付けられたみたいに憎んでる。自分たちの性欲で遊んだだけなのに。僕たちは二人とも父親からも親戚からもゴミ扱いされてる。
僕は軽々しくヒエラルキーとかいう日本人が大嫌いだ。軽くジョークのつもりで、日本人はヒエラルキーを口にして、富裕の国にはペコペコしてへつらって雑魚の手下になり、代わりに貧乏な国はマンコが汚いとかお金で自由に女を買ってバカにしてる。
日本人は虫唾が走るくらい最低の民族だ。だから、自分が産まれた国だけど、日本が嫌い。ただ、僕たちは貧乏な国のハーフだから帰るべき国もない。
貧乏な国の血を引いてるからって、日本でずっとバカにされ続けながら生きるんだ。最低に軽々しく汚いマンコを買って、西洋人にはペコペコしてへつらう単なる雑魚の短足で心の汚い日本人の下で。
ただ、そんなだから二人で通じ合ったんだ。
でも、そこで神様が悪戯したんだ。僕たちを離ればなれにさせるためのすごい陰湿な悪戯。僕たちはバズの力を得たんだ。それは自由にバズする力。
どんな状況でも、僕たちが願えば、バズる。そして、世界は変わる。
「君たちは思い描いたろう。夢の世界を。それが現実になる。君たちが願いを持って、動画を配信すれば、それが現実になって夢の世界が作られるんだ。さあ、自由に開いてごらん。君たちの世界を」
突然現れて、僕たちを助けてくれるという神さまにセリは懐疑的。
「二人っきりでいいよね? バスしなくても」
セリは言ったけど、僕は思ったんだ。
「でも、バズし続ければ、お金が入り続けるし、そしたらずっと二人で幸せになれる。大人にならなくてもいいかも」
それは神様の与えた罠だった。
バズの力を与えられた僕たちは自由に自分たちで世の中を弄ることができた。
バズの力は自由。どんな願いでもバズに関することなら叶えられる。
カメラをそっと向けて、バズの力を使うとモンスターが産まれた。
「バズの力ってすごい。この力で大嫌いなヤツみんな殺しちゃえっ。優しくないヤツなんてみんな死んじゃえばいい。そしたら世界は優しくなるよ! 弱い僕たちが強くなったら、みんな何もできなくなるよっ」
疑っていたセリも喜んでくれた。
「いいね。最低な人はみんな死んじゃえばいい。私たちが強くなったら、みんな笑って私たちを好きになってくれるかな?」
「きっとなるよっ。二人で優しい世界を作ろうよ」
僕が言うとセリはうなずいて、そして、僕たちは動画を配信をはじめた。
すると突然世界にモンスターが溢れて、世界でひどい人間を貪り食い始めた。
法律の影に隠れて悪さをして、人を痛めつけている人間がモンスターに貪り食われて死んで行った。世界は動転。僕たちの動画に驚嘆した。
やったあ。
「みたっ。僕たちは最強だよ! 僕たちは理想の世界を作る。最悪の人間は全部殺す。人にやさしくない人間は全部死んじゃえっ。あんたたちは本来なら生きていちゃいけない人間なんだっ。だから、全員死んじゃえっ。優しくできない人間なんて、世界にはいらないのっ。あっはっはは」
セリは無言で、僕を観た。
「・・・・」
「なに? なんか考えてる? セリ」
「・・・ん。なんでもない」
セリはそう言って、僕の頭を軽く撫でる。
彼女は僕を猫みたいにやさしく撫でる。
なにげなく、でも、愛おしそうに僕に笑いかけてくる彼女が好き。
二人でいるとき、後ろから抱きしめて彼女は包むように僕を扱う。好き。
「幸せかい?」
僕はセリに言う。
「うん」
セリは笑って答える。
「・・・よかった」
世界は大混乱になった。すごい数の人が死んで、そして、誰も僕たちには逆らえなかった。僕たちは街に出てカメラを向ける。
人に汚い言葉を吐きかけてる人間。人を痛めつけて笑ってる人間。そんな人たちを見つけると、僕たちは動画で撮影して、そして、宣言するんだ。
「死刑っ。モンスター殺しちゃえッ」
動画の中で大勢の人間が貪り食われて死んで行った。そして、世界は僕たちに怯えて何もできなかった。僕たちに逆らってミサイルを飛ばして倒そうとした国は、それをしようとした途端、ドラゴンで首相官邸を襲って皆殺しにした。
それを動画で僕は見せつけてやった。
やがて、人はみんな黙って僕たちに従うようになった。
恐怖はやがて崇拝になって、僕たちはみんなから尊敬されて崇拝されるようになった
「幸せかい?」
僕はセリに言う。
「うん」
セリは笑って答える。
「・・・よかった」
セリは何も言わなかったけど、喜んでくれてると僕は思ってた。だから、僕は次の計画を打ったんだ。
次に僕は月の船を作った。
時計仕掛けの掛時計みたいな不思議な船。僕はファンタジーが好き。そこには、色々な人種がいて、そして、みんな、仲良くできてる。魔族がいて、獣人がいて、エルフがいて、ドワーフがいて、みんな、みんな優しいんだ。
だから、現実の魔族で肌の色が浅黒い僕は、現実がファンタジーになったら、みんなと愛し合えるようになるかもと思った。
世界に明確に楽しい目標を作れば、世界の人はみんな愛しあえると思ったんだ。
月の船でみんなで宇宙を冒険する夢を観る。フィリピン人の友達がキャプテンになって、ロシア人の船乗りがいて、日本人も大勢わいわい言って楽しめるかな?
「月の船で世界を廻れたら、みんな幸せになれるはず」
「うん。優しい夢だね」
「うん。みんな幸せになれば、僕たちイジメるヤツなんていなくなるから」
僕が言うとセリはうなずいて、そして、僕たちは動画を配信した。
すると突然僕の家の庭に月の船が出来て、その動画を観ると人が喜んだ。
世界は僕たちの動画によって、徐々に徐々にファンタジーの世界になって行った。
「・・・・」
「なに? なんか考えてる? セリ」
「・・・ん。なんでもない」
セリはそう言って、僕の頭を軽く撫でる。
彼女は僕を猫みたいにやさしく撫でる。
なにげなく、でも、愛おしそうに僕に笑いかけてくる彼女が好き。
キスをしたのはまだ2回だけ。幼稚園のときと、小学生の低学年のとき。
大人になってから彼女は僕にキスさせてくれてない。
「幸せかい?」
僕はセリに言う。
「うん」
僕は笑って答える。
「・・・よかった」
僕たちが動画を配信すると、その動画に色々な珍しいものが作られる。
それは色とりどりの花であったり、不思議な景色の世界だったり、
とにかく、僕たちが動画を撮ると、色々な新しいものが世界に溢れ始めた。
それで、僕たちは人気ユーチューバーになって、お金に困らなくなった。
花をいっぱい作ったり、夢の木を生やしたり、バズの力で僕はなんでもした。
「学校やめようよ。セリ。10憶手にはいったから二人でくらそ」
「うん。これで私たちを虐める連中とさよならできるね」
「僕たちずっと一緒」
「どんなことがあっても、ヨウジは私が守るよ」
僕たちは優しい世界が好き。人が傷つかなくて、自由に仲良くできる世界。
セリにとってもそれは同じで、僕たちはお金持ちになっても二人で一人だった。
「ずっと一緒だよ」
「うん。死ぬまで一緒。ずっと優しい世界を作って行こう」
ただ、神様がそのとき突然現れた。
世界に向けて宣言したんだ。
「この世界をムチャクチャにしたのは、この二人だよ。全部世界をメチャクチャにして滅ぼそうとしたんだ。私の力を使って二人で好き放題に君たちをオモチャにしたんだ」
ウソっ。なんで手のひらを返すの?
バズの力与えてくれて、僕たちの味方だったんじゃなかったの?
神様は僕たちのやったことを世界中に広めて、僕たちを世界の敵にした。
その上で、僕たちのバズの力を取り上げたんだ。
僕は優しい世界にしたかったのに、僕たちが世界をムチャクチャにしたって。
ただ、みんな笑ってたジャン。
そして、僕たちを褒めたたえてた!
僕たちのお蔭で世界が優しくなったって言ってた!
なのに、今更怒るなんて信じられないっ。
世界中の人たちが僕たちに襲い掛かって来た。
僕たちを殺すために大勢が動いてる。
東京中を僕たちは電車に乗って逃げた。ただ、僕たちはやたらと目立ってどこにも隠れられなかった。
そこで、僕が自転車をレンタルで借りて、埼玉の方に僕たちは逃げた。
ただ、どこまでもどこまでも人が追ってくる。警察も追って来る。
僕たちは肌の色が日本人と違う。だから、どこに行っても、すぐに僕たちって誰も気づいてしまうんだ。そして、肌の色だけで僕たちは現実の魔族扱いされてる。
セリの肌を観ておばさんが言った。
「汚らしいフケツな色の肌ね。白人の肌に近づいた私たち日本人とはまるで違う。そう。私たちは名誉白人。特別なヒエラルキートップの白人様に従う特別な短足のヒエラルキー2位の下僕なのっ。少女漫画から私はそれを学んだのよ。死になさいっ」
そのとき、セリが言った。
「この世界を壊したのはヨウジじゃない。私!!! すべて私がやったの!!」
人の怒りが、世界の怒りのすべてがセリに向かって。
「いやだぁああああああああ」
「いやだあぁああああ。助けて。助けて。セリを助けてよおお」
「やだよぉおお。やだよおおおお。僕を殺してぇえええ。僕を殺してぇええええ」
セリはずっと言い続けた。死ぬまで言い続けた。
「この世界を壊したのはヨウジじゃない。・・。私・・・ すべて私が・・・」
「世界を壊したのはヨウジじゃない。・・。私・・・ すべて私が・・・」
「この世界を壊したのはヨウジじゃない。・・。私・・・ すべて私が・・・」
「世界を壊したのはヨウジじゃな・・。私・・・ すべて私が・・・」
「この世界を壊したのはヨウジじゃな。私・・・ すべて私が・・・」
「世界を壊したのは私・・・ すべて私が・・・」
「私・・・ 私が・・・私が・・・」
僕はメチャクチャに暴れたけど、結局、集団の力でセリはメチャクチャに殺された。
セリは自転車から引きずり降ろされて、ぐちゃぐちゃに何度も何度も殴られた。骨が折れても。石で殴られた。
「私・・・ 私が・・・私が・・・」
ずっと二人でいたかった。
世界中が優しくなったら、僕とセリで生きられると思ったのに。
僕たちをイジメる世界なんて大嫌いだった。
僕はたった一人生き残って、ただ、影で震えてるしかできなくなった。これからもずっと一人ぼっちだ。
学校に戻って、僕はみんなからクスクス笑われた。恥さらしの人間のクズだって。世界を壊した魔王の片割れだって。
ただ俺たちはお前たちクズと違って人間だから許してやったって。永遠に俺たちの下で下僕になってイジメられ続けろって。
学校のトイレしか逃げ場がなくて、そこでセリがいないことで僕はボロボロ泣いた。後で、学校のトイレに一人籠って、僕はセリの最後の想いを知った。
スマホの動画にメッセージが残ってた。
バズなんてどうでもよかった。世界なんてどうでもよかった。
笑ってるあなたが好きだった。
ヨウジだけ守って、ずっと一緒に静かに暮らしたかった。私はあなただけを守るために強くなりたかった。私もバイトして、あなただけをどうしても守りたかった。
弱くてなんの力も持たない私だけど、あなたに勿忘草を送るね。
いつか私が強くなって一緒に幸せになれるようになったら、結婚して欲しい。
スマホの画面の中で、セリはまっすぐ僕だけを観て、そっと小さく月の花を僕に差し出してた。
青白い勿忘草の花弁がリンと揺れた。
僕はセリを思った。
ずっとずっとセリを思ったの。
お願い。神様。世界のみんな、セリを返して。
僕の命なんてどうでもいいから。僕なんて死んじゃったほうがいいから。
僕が世界に夢なんて見なければ、優しい世界にしようとなんて思わなければ。
世界を憎まなければ。好き放題にムチャクチャ人を痛めつけて遊んで大人になるクズたちを始末したいと思わなければ。
セリは死ななかった。
セリは一度だって、バズの力を使わなかった!!! ただ優しく僕を見て、僕の思う通りにさせてくれただけだったの!!!
ただ、僕はセリが好きで。とてもとても、死んでからも愛していて。セリがいないと僕、生きられないのに・・・。
なのに、生きてる僕がいて。
一人ぼっちは寂しくて。ときどき、セリが僕の髪を撫でた感触を思い出す。なのに、セリはいなくて。セリはぐちゃぐちゃになって死んでいて。
二度と戻らない後悔の中で、僕はずっと生き続けなければならないんだ!!!
クズの人間たちの下で奴隷になったまま。
お願い! 神様。セリを返して!!!
お願い! 神様。セリを返して!!!
僕、セリがいないと生きられない。ほんとに、ほんとに生きられない。
助けて。セリ。
僕はひとりぼっち。死にたい・・・。死にたい・・・。
ただ、死にたい。死にたい・・・。
僕は決意して、太いカッターを首筋にあてて死のうと思った。
そしたら、青い勿忘草がわっと咲いて、僕の周りに青白い花がいっぱいになった。
「あなたは私が守るから」
セリがはじめて使ってくれた神様から盗んだ魔法の力。死んでもセリは僕を守ってる。ただ、僕は青白い花に囲われながら、ボロボロ泣くことしかできなかった。
死んでもセリが僕を守ってる。
ただ、それがつらくて悲しくて、僕はただ、泣くことしかできなかった。今でも僕が死にたくなると、青白い月の花がふわりと僕の周りに咲いて、僕を助けようとする。
ただ僕はその月の花を見て、セリが傍にいるって思う。
「かならずまた会える」
ただ、ときどき僕の耳に、リンとなる月の花がそう囁いて聞こえる。セリ・・・会いたいよ。アイシテル。君以外いらないから。
神様。お願い・・・。
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