ミステリー小説で自ら考えないでストーリーを楽しむ人もいるだろう。しかしこの作品は最期に必ず、必ず考えさせられる。
見事な心理描写と悲しい動機。私は何も知らなかったんだと思わせてくれます。
友人の失踪、殺人の疑惑。緊張感の漂う文面が魅力的です。その動機となりそうな部分に関しては、眼をそむけたくなるものであることがほのめかされます。こんご明かされていく背景に眼が離せません。
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