第3話
ガチャ
「ただいま」
「、、、、、、」
リビングにのみ灯りがついている。
情報を得るためテレビをつけてニュースを見てみる。
リポーター
「2058年12月4日のニュースをお伝えします。」
ここで俺は驚愕した。
俺が死んだと思われるのは2023年4月。
年月にして35年以上経っていたのだ。
最初は信じられなかった。
しかしニュースを見てみる。
リポーター
「消費税20%へ引き上げ。」
「温暖化が深刻化。日本の北海道で氷河が発見。」
信じられないニュースばかりだった。
とりあえず机に目をやるとそこには
「温めて食べてね」という紙と
肉じゃが、味噌汁、白ごはんが置いてあった。
自分はどうなっているんだ。そう思いながら
食べる飯は喉をなかなか通らない。
誰かの作った飯だが美味かった。
彼女の作っていた飯の味にそっくりだ。
そんなことを振り返りながら、風呂に入り
その日はソファーで眠りについた。
???「お父さん!!何してんの!」
俺はびっくりして起きた。
「えっ?」
???「え?じゃないよ!こんなとこで寝てたら風邪引くよ!」
「あっああ、誰だっけ?」
七海「はぁ?この家の家政婦してる、あさの七海ですけど?」
「えっ?でも今もお父さんって昨日も電話で
言ってたような気が、、、」
七海「ほんと寝ぼけてるんですね、、、あなたが独身だから私を雇ってお父さんって呼べって言ってましたよね?」
「えっ?」
俺は思った。
この体の持ち主キメェぇぇぇ。
「とにかく職場に行ってきてください!」
俺はさらに混乱しながら
朝ごはんを食べてその後出社する準備をし、
「行ってきまーす。」
と扉を開けた。
昨日の場所はわかるのでそこにとにかく向かう。
しかしこの人物の事情が気になりすぎる。
まずキモすぎる。そして
写真に写っていたのはあの女の人なのに
独身?あの子供は誰なんだ?
全くわからない。とりあえず今日を凌いで
もっと七海とやらの話をじっくり聞こう。
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