第4話 初めての出社

—ガタンゴトン ガタンゴトン —

アナウンス

「まもなく渋谷、渋谷に止まります。」

はぁやっとだ。

俺はこのぎゅうぎゅうの満員電車から

やっと解放された。

昨日はこいつの財布に有り余った金が

あったから、タクシーで家まで行ったから

わからんかったがこの様とは、、

—10分後

あったここの会社だ。

【kobrair】

ここは営業マンの会社だが

エリートしかいないかなりの大手。

とても珍しい会社だ。

昔じゃ考えられん。

その理由はどんな人でも募集をしているのにどんな学歴であろうとほとんどの人を採用するためだと言う。

育てのエリートでもいるんだろう。

とりあえず昨日のデスクまで行くか、

—エレベーターに乗る。

ウィーン

ウィーン

そういえば自分の顔をまだ見たことがない。

昨日は歯磨きすらしてないから

鏡を見てない。とりあえずトイレ行くか、、

こんだけ大手の会社いるんだから

そこそこなイケメ、、、

ってええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!


その姿はオブラートに包んで醜かった。

シワがとても目立ち、髪の毛も真ん中は

ごっそりない。

転生して晴れ舞台かと思ったら、、、

これかよ、、、

人と会うのが恥ずかしい。

とりあえずすぐデスクに戻ろう。

デスクのある6階のオフィスに入った瞬間

自分に言っていると思われる陰口が

弓矢のように降ってきた。

「あのハゲ課長まじきもい。」

「早く定年退職しないかなw」

「後10年くらい左遷させ続けるかww」

はぁー俺は何もやってないのに、、

前のやつがなんかやらかしたりしたのか?

それとも単にこの見た目だから?

「あのハゲ課長横山さんにパワハラしたらしいわよ」

「セクハラ課長って呼ばれてるけど、パワハラもしてんのかよw」

さらに陰口が聞こえてきた。

どうやら単にこの課長が悪いことをしてたらしい。

そんな中1人の男が俺に話しかけてきた。

???「斎藤さん、悔しくないんですか?」

俺はとっさに

「なんで?」と言った。

???「なんでって〇〇〇〇〇だからじゃないですか!」

俺「は?」

—続く。

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