第43話 根性の定期テスト【後編】
当日が訪れた。
前日は、早めの9時に寝て、5時に起きた。
そうしないと、脳が起きないらしい。
1日目は【数A】【数B】【歴史】【地理】の四教科。
やればやるだけ伸びる、社会科があるだけ、救いだった。
「今回はマジで行けるぞ、、、」
定期テストの発表は通知表にて行われる。
順位とテスト結果の二種類だ。
脳内には学年一位の文字が見えた。
「始め!」
監督の教師の掛け声で、テストが開始した。
今までの俺だったら、一問目からわからなかったが、面白いほどに解ける。
何も難しくない。
少しひねれば簡単にわかる問題ばかり。
ーーーテストってこんなに簡単だったっけ、、、?
そう錯覚させてしまうほど、簡単に思えた。
問題集で見た問題がそのまま出たりした。
「やめ!」
試験監督の合図によって、ペンを置く。
そして、回収。
休み時間はトイレへ言って、問題集を広げて、解説を読む。
テストギリギリに教室へ戻ってくる。
「次も頑張るか」
次の数学Bも難なくクリアした。
そして、歴史も難なくクリア、最後の地理は少し忘れているところもあった。
輸出量系問題が少し手こずった。
★☆★☆★☆★
そして、時が過ぎ去り。
テスト返しの日がやってきた。
現在の調子は絶不調、どんな結果が出ても、同じ反応しかできない気がする。
そんな中、俺は返されるテストを一個一個確認する。
〜次の日の最終時間〜
テストが返され、結果は合計1000点を超えた。
最終時間、計算している時から俺の記憶は飛んでいた。
一体何が起こったんだ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます