第5話 〜今後の未来……。〜
「……ふぅ〜。」
とりあえず、俺は魔族や化け物たちの討伐をしたことにより、いつもの癖が出てしまった……。
「討伐完了…」 と。
そして、俺は今気づいてしまって「あっ……。」と言ってしまった。
俺が、恥ずかしそうにしてると…クロロは笑いながら言った。
「やっぱり、旦那様はそうでなくちゃ!!」
本当の私は……本当の私の気持ちを隠した。
『はぁ……はぁ……!!
やっぱり……かっこいい!!
口癖をたまに言うところもそれを聞かれて恥ずかしがるところも……可愛くてギャップ萌えだわ!!
もう……襲いたくなっちゃう!!
ダメよ! 我慢して!! フィル……
私は、そういう為に付き合ったのでは……etc.』
一方……ルイーネの方は、、
━━━アハハ…恥ずかしい限りだ。
『━━━━ハァ…。』
俺は恥ずかしさと疲れが合わさったのか……。
心の中でため息をついた。
そして、今俺たちが居るのは王都……
つまり、ここに居る国王は致命的なミスを犯した事により……この王都から去る又は、処刑されるのだが……俺はそんな事を望んではいなかった。
なんで、やられたのにやり返さないか?
何故……と、思うのが多数だろう。
だが、考えて欲しい。
俺が、やり返したら……こいつらと
同レベルと思われるだろう。
後、何気なく根拠に近いのは……
この幻想的な国である
王都を作ったのは間違いなく……
この国王だ。前の国王はそんな事をしなかった。
その前の国王時代は独裁国の王都まで言われる所だった。
それが、今になっては…
幻想的な街であり国の王都としての……
名が上がったのは間違いなく……
今の国王だ。だから、守ってきたんだ。
だから、クロロの言う事を信じて……
帰ってきたんだ。
そして、まだこれから……やる事もある。
だから、そこでまた変わったら……
幻想的な国である王都が消えてしまうかもしれない。
それが、凄く……勿体ない事だと
誰でも分かるはずだ。
じゃ、この処罰は誰が受けるか……
そんなの決まってる。
と、言うか……そもそもとして、、だ。
その″元凶″は、皆も分かってるはずだ。
その幻想的な王都を作ろうとした純粋な国王を使い……地に落とした、俺の元仲間であるSランクの
と、俺が長々と考えていると…。
Zランクの元団長兼現賢者であるクロロは……
この事件を起こした″元凶達″に告げた。
「Sランクの『百獣の鳳凰』に通告です。
この王都から永久追放です……。」
クロロが言ったのを百獣の鳳凰は抗議に入った。
「何故ですかぁ……!?
私達は……必死に魔族や化け物と抗いましたよ!?」
とか……
「私たちは……この王都に必要な人材です!
どうか……お考え直しを!!!!」
と、わぎゃーわぎゃー騒いでいた……が、
百獣の鳳凰達の声をあまり、聞きたくなかったのか……はたまた、、抗議してる所をイラついたのかは知らないが……。
クロロは…「ふざけないで!!」 と怒号を元仲間であったSランク……『百獣の鳳凰』に浴びせた。
勿論……『百獣の鳳凰』やその他の周りの人達は……黙った。
なんせ、噂によると……クロロは1度もブチ切れた事はなかったからその恐怖として押し黙ったんだろう。
「では、私から問います……。」
そう言ってクロロは涙を流しながら言った。
「じゃ、何故……ルイーネを追放した?!
なんで、ルイーネを卑下した!?
なんで……なんで……なんで!!!!
ルイーネの居場所を消したの!?
教えて……? ねぇ!! 教えてよ!!」
『百獣の鳳凰』達に殴りそうだったので、俺はクロロを必死に止めた。
クロロは、「何故、止める?!」と怒号を俺に浴びせながら睨んできた為……俺は言い返した。
「俺の為に……怒ってくれるのは正直言うと……嬉しい。だがな……?」
俺は、思いっきり息を吸い込んで言った。
「お前が殴ったら……こいつらと同類になるんだよ!
俺は、それをさせたくなくて止めたんだ!
訳もなく俺や周りにキレるな!!」
そう俺が返すと……フッと我に帰ったのか、、
クロロは「ごめん……」と言って俺を抱きしめた。
どうやら、俺の今までの過去話を王都に向かう時に話していたのをクロロは、一生懸命聞いていたのだが、相当しんどかったらしい。俺の胸で涙を流しながら大声で泣いていた。
それを聞いた周りの人達は……Sランクの元仲間たちを見ながら……近くの人たちとコソコソ話で噂にしながら見下した。
それが耐えれなくなった元仲間たちは……俺に助けを求めた。
「頼む!!!!
前の事は……謝る!!
だから、今回の事は……水に流させてくれ!」
俺はその言葉を背に何かが切れた音がした。
そして、その答えを即答で言った。
「水に流せ……? いや、無理に決まってるだろ。
ここまで行って……?
俺がお前らのケツを拭けとか……
絶対に無理……
それにさ、ケツを拭いたところで俺のメリットは無いし、逆にデメリットだらけだ。
それに、お前らがした事をそのまま返してやるよ。」
その″お前らがした事を返してやる″は、追放された時に俺が助けてと言っても助けなかったあの時だ。
そう言うと……俺の元仲間たちは最後まで抗い続けた。
「そうだ! もう1回……戻ってきていいぞ!
その方がお前の幸せにつなが……。」
と、そいつらが言い切る前に、、特性 覇気を使って黙らせた。
「見て、分からないか……?
分からないなら言ってやるよ……
お前らの所じゃなくて……嫁の方に着くわ。
そっちの方が幸せだろうし……な?
だから、今までありがとな?
世話になったぜ。″元″お仲間さん?」
そう言い終わると……戦意喪失したかのように……
元仲間たちは……王都の外へと連れ去られた。
ちなみに、後日談だが……
その後は俺は確認は取れてないが……
一方……俺たちはと言うと、、?
Zランクの名前が変わり……
『六芒星之奇跡』ではなく……
『
勿論、それだけじゃない!
……俺とクロロは、婚約届けにサインをし。
受理されたことにより…クロムは…
仮名は……ルイーネ・フィル
実名は……ヘルフリート・フィルになった。
我ながらに思う……実名は
クソ長い名前だな……っと。
まぁ、それは、置いておいて……
俺の役職は虹色十運命之奇跡の勇者 兼 新団長だ。
フィルが団長やってた時の目標を継続しても良かったんだが……。
フィルが……
「そんなの嫌だ! 旦那様が決めて!」と言うものだから……考えて決まって、宴会の前で言うのだった。
まずは、こう言おう。
「皆、集まってくれてありがとう!」
すると、団員達からは…
「当たり前だァァァ!!」と、
笑われながらガチレスされてしまった。
「そして、これからの目標を発表する」
俺はそう言うと……一斉に盛りあがった。
そして、静まった後に言った。
「まずは、第1の人生……お疲れ様。
とりあえず……
これから歩んで行く俺たち人生は、第2の人生だ。その、第2の人生の目標が決まった!」
そして、また盛り上がった後、、。
目標を言った……
「俺たちが、第2の人生として過ごす目標は……スローライフだァー!」
……と・・・・・・。
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