第3話 〜アリスの復讐劇……!?〜
……村長さんはクロロさんに向けて言った。
「えぇ……! 私は、構いませんよ!!
ただ、このルイーネと言う……者が、了承すれば……って話ですが……ね?」
と、言うと……クロロさんは少し、気に触ったようで……怒りを顕にしながら言った。
「何? その含みがある……言い方は?」
すると、村長さんは焦りながらも言った。
「いいえ! このルイーネは……
王都から……永久追放されて、
この村に来たものですから……」
村長さんの言葉を背に……クロロさんは、やばいと悟ったのか、、残りの5人を王都の方へと向かわせた。
俺はこの時を待っていた。
ある意味、これが……俺からの王都への復讐だ。
そう……追放された俺の本当の名は……
ルイーネ・アリス改め……。
ヘルフリート・アイリス。
つまり……王都をここ数百年……。
勇者として務め、死にそうになるまで……
剣術や魔法……能力までもを土壇場で強化しまくった。英雄なのだ。
まぁ、ある程度の"代償"は、負ったがな……?
その英雄である俺が離れたと言うのを察して……
魔族や、化け物達が王都へと向かっているだろう。
それを察したクロロさんは……
急いで5人を向かわせたのだろう。
「ルイーネ様……いいえ……
ヘルフリート様……御無礼をお許しください……。
今、大変な事をあいつらはしました。
ですが……私達なら……そんな事はさせません。
なので……お力をお貸しください……。
どうか、お願いします。」
クロロさんは、俺に向かって土下座して謝ってきた。
俺は正直に言うと……半信半疑だ。
そりゃ、そうだ。仲間に裏切られ……
信じろって言われて信じれる奴がおかしい……。
……だが、断る訳にも行かないしなぁ〜
と、思っていたら、、頭にフッと過ぎった事を言った。
「なぁ? クロロさんの所に行けば……
後悔は……無いんだよな?」
俺がそう言うと……クロロさんは言った。
「はい……後悔などはございません。
しかし……それでも信じないと言うのであれば……
私はあなた様の生涯の伴侶として……お傍に居させて頂きます……。」
そう言ったクロロさんを見て俺は、思った事を心の中で言った。
『自分の身を投げ出してまで、そうするなら……手伝うしかない……か……。』
そして、いつの間にか……俺の決意がみなぎって言った。
「分かった、あなたの事を信じてみる。
だから……俺を連れて行ってくれ!」
俺はそう言う言うと、クロロさんは幸せな顔をしながら言った。
「はい! 私達もあなた様との共闘するのは光栄です! 一生……着いて行かせてください!!」
こうして、クロロとルイーネ事、ヘルフリートは……生涯の伴侶としての約束を誓いながらも……
王都に向かって、魔族や化け物達を討伐しに行くのだった。
この先の事は、まだ……神のみぞ知る物語である。
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