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 大人びた白金を混ぜた朝陽は、風に揺れるカーテンの隙間からゆらゆらとベッドの上を踊り、俺の顔に優しく差しかかる。

 瞼の裏を劈かれ、そっと目を開ける。寝ぼけ眼で周りを見るが、世界はまだぼやぁっとしており、妙な浮遊感を感じる。

 昨日は泣きすぎたせいで、瞼が重く腫れて痛い。

 頭の中がまだふわふわしていて、昨日のことが本当なのか、それとも今は夢の中なの分からない。

 ただ一つ明確なのは、そこには白い朝顔が凛と咲いていることだ……。

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あの物語のように…… 水無月ハル @HaruMinaduki

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