第12話

 ギルドマスターに会うためギルドマスター室の扉の前で深呼吸をする。


(この部屋にギルドマスターがいるのか~。初めてみるし、きっとゴツゴツのマッチョで、強面のおっさんとかなんだろうなぁ~。)


 ドアをノックすると、「どうぞ」と声がした。


「失礼します。ハルトさんをお連れしました。」



「し、失礼しましゅ!」


(わぁぁぁ!緊張しすぎて噛んじゃったよーー!まだ、しっかりマスターの顔をみてないし。)



「ははは!そんなに緊張しなくてもいい。ヒナノの話を疑う訳ではないが、本人から話を聞きたいだけだから。」



 ゆっくり、顔を上げるとゴツゴツのマッチョで、強面のおっさんのが座っていた。

 ゴツゴツのマッチョで、強面のおっさんがたっていて椅子に座っている女の子?はマスターの娘さんかな?


 ゴツゴツのマッチョで、強面のおっさんの方を向いて挨拶をした。


「えーっと、ハルトっていいます。よろしくお願いします•••••••。」



「何故、俺に挨拶をするんだ?俺は、ザブギルドマスターのゴーウェルだ。こっちが、ギルドマスターのエーファだ。」



「ええええええええええ!」


 本気マジかよー!こっちのチビっ子が元Sランクって事?世の中は色々な人がいるんだなぁ。



「はっはっは!良く言われるからもうなれたわ!!さて、話を聞こう!」


 そして、ソファに座りヒナノさんに説明してステータスももちろん確認してもらった。



名前:ハルト


年齢:20


レベル:16


腕力:621


器用:620


頑丈:621


俊敏:621


魔力:621


知力:621


運:∞



ユニークスキル∶ガチャ&超幸運


スキル∶身体強化 豪剣 鑑定 鑑定妨害 料理 自動マッピング 怪力 迅速 予知 二刀流 投擲 炎魔法 水魔法 風魔法 土魔法 魔力回復 空間魔法 光魔法 生活魔法 威圧 危険察知 暗視 知覚強化 隠密 錬金術 付与術 究極のレシピ




「ヒナノが聞いた通りだね!いやはや、とんでもないユニークスキルだね。しかも、まだDランクだなんて、困ったものだな。」


 ギルドマスターのエーファさんが、神妙な顔で何かを考えていると、ザブギルドマスターのゴーウェルさんがとんでもない提案をしてきた。



「マスター、ハルトくんをBランクに上げたほうがいいと思いますよ。これは、ギルドにとっても利益にも繋がります。あと、ハルトくんを利用しようと考える輩からも守る事にもなるかと。」



 ギルドマスターには、優秀な冒険者がいれば特例でBランクに上げる事が出来るらしいが、まさか自分が特例でBランクになる話になるとは思いもしなかった。




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