S20 カナン 5月3日

――エウリレの家――


▶大量の資材を使って家を砦のように改装し、農地や湖、ハルの森までの道路を舗装を1年かけて行いました。木製だった丸太小屋から、鉄鋼で武装した簡易要塞のようになり、ある程度の魔物は自動機銃で勝手に倒してくれるので不労所得が手に入るようになりました


ハル「いやあ、楽になったな。見張り立てなくていい幸せを感じるわ」

花梨「当機もシステムアップデートと機能改修をする余裕ができました」

ミュシア「私の言うこと聞いてこなかったツケじゃん?もっと早く拠点整備してればよかったのに」


あまねまる「でも紅葉酒場がないからこれでも街扱いにはならないんですね。完全にこれなんか途中にあるダンジョンかなんかですよ」


スズカ「久しぶりに遠征から戻ってきて、最初なんやごっつい変わっとるやんって一瞬家間違ーたんかと思ったで? うち」

リアン「もっと罠作ろうよー、落とし穴がいいけど最悪落とし穴じゃなくてもいいからー、ねーねー」

スズカ「はいはい、リアンちゃんはうちと地下の冷蔵庫の穴掘りしようなー。はよ完成させんとミュシアちゃんがまたメシ食いつくしてまうでー」

リアン「むしろミュシアちゃんが隠し食材探して掘り進めてるからあたしが掘れるスペースがもうあんまりないんだよー」

ケリス「ま、道舗装したせいで勝手に穴ボコ作りまくったのを埋め直す必要がなくなったのはでかいわな」


フルム「お姉様……聞いて」


あんず「どうしたの?」


フルム「ひのもとの大樹のね、祈りが足りないの」


あんず「ひのもと……?」


フルム「カナンから、けしょうが出てくるの……」

フルム「穢れを祓う祈りがいるの、お姉様……」


あんず「おけしょう……?」

花梨「けしょう……?化生の者、妖怪の類、ということでしょうか」

ハル「やべえ……何言ってるかさっぱりわかんねえ……。ミュシアわかるか?」

ミュシア「カナンからけしょうが出てくるから穢れを祓う祈りがいるってことだよちゃんと聞いときなよ。その耳舐められるためだけについてるのかな?私が舐めてあげよっか??」

ハル「結局どういう意味なんだよ……」

あんず「私で良ければお祈りするけど、えっと……、どうしたら?」


フルム「あっち……」


▶フルムは1人でとてとてと外に歩いていってしまいました


エウリレ「フルムちゃんが自分の意思でどこかに行くのは珍しいね。一緒に行ってみようか」


あまねまる「ちゃんと管理しないとダメだよ~?お姉さま~?」

リアン「……ん?どっかいくの?」

スズカ「なんや休日やのにゆっくりせんのかー?」


――ハルの森――


▶綺麗に舗装された街道を通り、フルムは森の中程まで歩いていき、急に立ち止まります


フルム「お姉様……ここ、だよ」

フルム「お祈り、手伝って、くれる、んだよね?」


ミュシア「ハル君の童貞が治りますように……(-人-)」

ハル「いや違うだろ……」

あんず「ハルくんの森だよね。ここでお祈りすればいいの?」


フルム「んんん、見て」


▶フルムが手をかざすと、空間が裂けていき、真っ白な穴が出来上がります。その奥には湖が見えますね


ドリトス天使「これアレっすよね。ゆめにっきの奴の時に見たやつ」

ハル「えっこわ」

スズカ「兄ちゃんも知らん兄ちゃんの森の秘密……」


エウリレ「流石妖精は世界の神秘を知っているね。ユーザー族じゃない妖精なんて最近は見なかったけど……」


フルム「一緒に、お祈り、してくれる?」


あんず「うん。何をお祈りするかはわかんないけど、まかせて!」

スズカ「てきとうやなー」


フルム「来て」


▶フルムは手を引いてあんずと一緒に空間に入っていきます


あまねまる「ぼ、ぼぼぼ冒険の1ページ、新たなる発見の序章……!遙かなる冒険の第一歩…………!!!!!!」

花梨「一緒に……行くべきでしょうね」

あまねまる「行く行く!!!置いてかないで!!」


スズカ「……ええんかアレ?行かせて」

ハル「あまねの悪い発作も出たし放置してたらこれ裂け目消えるやつだろ?留守番とか嫌だし早く行かないと」

ドリトス天使「裂け目開けるの、フルムちゃんだけだろうしなあ……」

スズカ「せやな……しゃーない行くか!」


――???――


▶中に入ると、幻想的な空間が広がっています。見た目はどう見ても夜なのにも関わらず明るく、湖だというのに波打っており、大きめの船がどう入れたかわからない大きさで佇んでいます。バレーボール程度の大きさの光の塊が飛び交っていますね


フルム「お姉様、カナン、だよ……」

あんず「カナンってここのことだったんだ」

リアン「なんかすごいとこだねー」


フルム「でもわたし、お祈りのやり方、知らないの……お姉様、知ってる?」


あんず「え、私はフルムちゃんがおしえてくれるのかと……」

スズカ「てきとうやなー」

ミュシア 「二礼二拍手一礼するんだよ」

スズカ「ミュシアちゃん詳しいな、ほい手本手本」

スズカ「とりあえずわからんしミュシアちゃんに続こうか」


▶よくわからず空間にお祈りします


ミュシア「はい君たちもね」

あんず「それじゃあ私も……」

花梨「なるほど。では私もやっておきましょう」

あまねまる「ドリくん~~~~~~~そんな掴まなくてもどっかいかないから!ね?ちょっと見てくるだけだから!!」

ドリトス天使「とりあえず1人はやめような?な?」


エウリレ「いや、なんか紅葉酒場があるみたいだよ。タテワキさんに聞けばいいんじゃないかな?」

エウリレ「ほら」


▶エウリレが指を指すと、確かに都会のような街が一角だけあります。境界線が綺麗すぎて気持ち悪いほどですね


ミュシア「こんな場所に来といてやらないなんて君たち不遜すぎる……。いずれ罰が当たるからね」

ハル「自分もどこなのかわかってねえじゃん……」

ドリトス天使「こんなところで拠点作ってたやつがいるんか……やばすぎだろ」

スズカ「いやいやちゃんと挨拶したから街を見せてくれたんやって、ミュシアちゃんのおかげやで、間違いない」


フルム「建物……なんで……?」


▶フルムが勝手に紅葉酒場に歩いていってしまいます


ケリス「おいお姉さま~?ちゃんと手綱握っとけよ。勝手にまたどっか行ってんぞ」

あんず「う。ま、待ってフルムちゃん!私もいく!」


エウリレ「単独行動がみんな好きだね……」


――カナン 喫茶店――


▶タテワキさんが所在なさ気に珈琲を飲んでいたようですね。君たちを見ると、非常に驚いた顔をします


タテワキ「あれ?ああ、フルムちゃん。いらっしゃい、今は特にお願いしたいこともないよ。――そちらの人たちは?」


フルム「帯刀、私のお姉様。お祈り、一緒にしてくれる、って」

あんず「こ、こんばんは?」

ハル「……?」


▶あんず 超科学[は?知ってるし!!えーとあれだろ?あれ、卒論]

 成功

▶ミュシア ゲーム

 成功

▶リアン 都市伝説

 成功

▶都市伝説 紅葉酒場のタテワキさんにはモデルになった人物があるという噂を聞いたことがありました

▶ゲーム よく調べてみると、ステータス画面を開くことが出来ません

▶超科学 タテワキさんは運営直属のNPCで有名なのですが、定型文以外のタテワキさん以外を見かけることそのものがありません。目の前のタテワキさんは意思疎通が図れそうです


リアン「……あれー、そういえばタテワキさんが普通に喋ってる?いつもはそれこそゲームのNPCみたいなことしか言わないのにー」

ハル「やっぱそこかあ。なんか引っかかってたんだよな」

エウリレ「確かに、いつもより饒舌だね」


タテワキ「ああ……そういう。うーん……、どうしようかな」

タテワキ「ごめん、テストってわけじゃないんだけど。世界樹、日本樹、精霊……どれかと関わりあったりしない?このフルムちゃん以外でさ」

タテワキ「――これだけじゃ抽象的かあ。じゃあ、時間の魔女ってどう?ラスボス的なのなんだけど、聞いたことはある?」


スズカ「たしか、リノって子の依頼で聞いたことあるな」

エウリレ「時間の魔女、それなら確かに探してるっていう巫女の方の依頼を受けてますね。続報がないのでただ不労所得になってますけど」


タテワキ「ってことは私が依頼を通したのかあ。じゃあある程度説明してもいっかな」

タテワキ「これはゲームの設定なんだけどね。アイリスオンラインってのは精霊の居住地域でもある日本樹っていう場所を広げてる場所なんだ」

タテワキ「アイリスっていったほうがいいんだっけ?だから日本樹が枯れちゃうとそのまんま大陸ごと水没するんだけど、枯れないように楔を打ち込んでる子達がいるんだ。それが精霊なんだけど」

タテワキ「日本樹ってのは事実と創造の狭間をを肥料にして育つ木なんだけど……この話はどうでもいいか。この場所はその栄養の廃棄場なんだよ」


花梨「……当機の理解を超えています」

リアン「んんんんー……??」

スズカ「お、RPGしてんなー好きやでそういうの」


タテワキ「えっと、その死人がいても心のなかで生き続けるみたいなのあるじゃん?じゃあ生き続けてしまってる人がどこにいるかっていうとここなんだよね。変質が容易だし都合のいいように作り変えることも余裕だったりもするんだけど、問題の本質はここじゃなくて。あーこういうの苦手」

タテワキ「ここ、死体ばっかりなんだ。魂的な?でも死体って放置してると蛆が湧くよね?ここ微生物的なのいなくてお酒も……ってそうじゃなくて、蛆の代わりに穢れってのが出るんだよ」

タテワキ「穢れを放置してると日本樹を枯らすためのもの、魔物が出現するんだ。人間の欲望と事実の狭間を忠実に受け取って、その世界に都合のいいように姿を生成するの」


▶タテワキさんは喫茶店の裏口に行き、黒いずだ袋を持ってきます。なんか黒いドロっとした液体のようなのが入ってるのが見えますね


タテワキ「これが穢れ。これをね」


▶ずだ袋を放り投げて蹴り飛ばすと、ずだ袋からゴブリンがわさわさと出てきます


タテワキ「こんな感じ」

花梨「……エラー。データベース外事象が発生しております」

スズカ「廃棄場ってのは文字通りなんか。てことは祈りってのは穢れを浄化するための作業っていうk―――って!?」


▶タテワキさんが居合でゴブリンを消し飛ばしてくれます。剣が抜かれたのすら見えませんでした


スズカ「……あ~焦ったわ。いきなりはやめてくれんか……」


タテワキ「穢れが強くなると、当然強い魔物が出るんだ。強くなる前に、精霊っていう穢れの奴隷が祈りを捧げてその身に取り込むことで抑えることが出来るのよ」


スズカ「取り込むて……浄化やなくて犠牲かいな……」

花梨「それは……取り込んでいるということは、限界が存在するのでは?」


タテワキ「そうそう。でも精霊は残機無限だから。いいように使われてるよね」


スズカ「いや待て待て、ってことはあんずちゃんがその代わりにってことかいな」


タテワキ「だから月奈ちゃんとか彩音ちゃんがブチギレてたんだけど……まあ、その代わりをみんなにやってもらおうとしてるみたいだよ?ウサメリだっけ?」

タテワキ「魔物退治したらなんとかなるってことだよね。ってことで私の依頼、受けてかない?」


スズカ「ああ、そっちか……てっきり精霊の代わりになるんかと思たで……」

あんず「それなら、ふだんとそんなに変わんないですね?」

スズカ「せやな、手に負える範囲やったら受けてええんちゃうか?」


タテワキ「本日の依頼はこちら~、なんて」

タテワキ「こんな感じなんだけど、どう?」


スズカ「なんか一個えぐいのあるんやけど……」

ケリス「こんな難易度見たことねえな……」

リアン「うーんまさに無理ゲー」

花梨「……身の丈に合った範囲、というものがあります。我々は語られる英雄でも、御伽噺の勇者でもないのですから」

スズカ「面だけ拝んで勇者に伝える村人でもするか?」

ドリトス天使「やめとけ!やめとけ!あまねまる2人もいらないんだわ」

あまねまる「は~~~~~~????」


あんず「えっと、げんいんになってる穢れを倒せたらいいなって思うんですけど、思うんですけど、多分私達じゃまだまだだと思うので……。2つ目のお掃除でお願いします」

スズカ「まだまだ、つまりその内やるでって意気込みやな?」

リアン「ちょっと上を見たいお年頃ー?」


タテワキ「ありがとう!まさか本当に受けてくれると思ってなかったよ」

タテワキ「――ただ、桜吹雪を見かけたら近づかないで。私の友達が頑張ってる……君達じゃしんどい敵だから」


あんず「わ、かりました。気をつけます」

フルム「お姉様、こっちこっち」


▶フルムは手を引いて、喫茶店から出ていきます


あんず「うん。付いて、行くよ」

スズカ「よっしゃ、準備ええかみんな? アベンチュリン出動や~って置いてくなやー」


タテワキ「いいお姉様、マスターを見つけたね。フルムちゃん」


――カナン 分かれ道――


▶右側から桜吹雪がひらひらと漂ってきます


ドリトス天使「これか、桜吹雪。確かに木もほとんどないのに桜吹雪だけ漂ってくるのやべえな」

花梨「桜吹雪は近付かない、でしたね」


あまねまる「ちょっと見に行ってみません?ほら、チラッとチラッとだけ!」

ドリトス天使「やめとけ!やめとけ!」


リアン「んー……これじゃ常に桜吹雪が見えてるようなもんだし……やっぱりむりでしたーって帰るー?」

ミュシア「私これ集めて帰るね」

スズカ「花びら触ったらダメージ入ったりしてな」


花梨「……左側の道でいいのでは?」

リアン「えー、でもこんな未知未知なところであんな高難易度のなんてこわいじゃーん。でもまぁとりあえず一応桜吹雪がない左行ってみるー?」

あんず「そうですね。できるだけとおくの方に……」


ドリトス天使「あんずさんもそう言ってるし行くぞ!」

あまねまる「そんなぁ……」

スズカ「まーまた挑戦すればええんやし、お楽しみはとっとくもんやであまねちゃ……」


――カナン 開けた土地――


▶何もない土地に、死体がたくさん落ちています。ただ、ウサメリが飛んでいません。死体特有の腐臭は何故か感じませんが、血の匂いが濃く、人によっては吐き気を催す程ですね


フルム「ここ……。お姉様、このゴミ片付けるの。手伝って」

あんず「ま、ま、まかせて……!」


スズカ「これは……結構なことで」

ハル「うええ……。リアルな死体ずっと見るのなんかアレだな……」

花梨「私が片付けを手伝っても問題ないのでしょうか」


リアン「うーん……まぁ、埋めるとかなら掘るよ」

スズカ「先に焼いた方がええんやろか?」

エウリレ「ところで、どうしてフルムちゃんがコレを片付ける事になってるんだ?お祈りとは違うのかな?」


フルム「これ、燃料。シャナさんとオベロンさんに渡すとなんとかしてくれるの。だから燃やしちゃダメ」

フルム「ここ、入れて」


▶フルムは白い裂け目を出します。なんか白い建物が見えますね


花梨「では、ある程度纏めて入れていきましょうか」

スズカ「なんでもリサイクルの時代やなぁ」

ドリトス天使「なんかめっちゃ居住区っぽいけど、いいか……。正直余裕ないし」

スズカ「どっからモンスター出てくるわからんし、お互いあんまり離れん距離でサクサク進めよか」


▶みんなで合計で10人分の死体を入れました


スズカ「重った……こりゃ結構な重労働やわ」

リアン「穴掘って下の方に裂け目作ってそこにおしいれるとかじゃだめー……?」

ミュシア「重くて~。そんないっぱい持てない~」

スズカ「まあ無理せんでええでーこういうのはうちに任しときやー。あー腰痛」

ハル「なんかさ、腕とか足ってなんか慣れたら物って感じするんだけどよ。こう、胴体はなんか無理だよな」


あんず「ぅ……、ぉぇ……。でも、余計に汚しちゃだめだから……」


フルム「あっ……お姉様、下がって」

フルム「魔物、来るよ」


▶血溜まりが真っ黒に濁っていき、紅葉酒場で見たような穢れに変わっていきます。そのまま、ヘドロのように蠢き、形作っていきます

▶フジツボのような魔物として生み出され、それを見たケリスが顔を真っ青にしていきます


花梨「敵襲です。戦えない状態であれば下がった方が良いかと」

スズカ「顔、青いで?」


ケリス「あ、あれは……人格排泄フジツボだ。人間の人格を汗腺から吸い取る魔物だ……」

ケリス「人格を吸い取った抜け殻の肉体を粘液で操り、新しい獲物を呼び寄せるんだ……。俺も資料でしか見たことなかったが、実在していたのか……」


あまねまる「悪趣味度高くない?」

あんず「近づいただけでもしかしてだめですか?」


ケリス「あの穴?のようなやつに入らなければ大丈夫だ。入ると、……まあ」


▶フジツボからぬたぬたとしたピンクの触手が大量に出てきます


花梨「……気を付けましょう。捕まった場合は即座に救出を」

リアン「なんかもう、なんというかすごくなんかもうって感じだなぁ……」

ミュシア「きもっちわる……」

スズカ「汗腺がなかったら吸い取られへんってことか? 花梨ちゃんとリアンちゃんならだいじょぶちゃうか?」


ハル「こういうのって大抵水分出るならなんでもいいんだろうし、目と口ついてたらもうダメでしょ……」


スズカ「やっぱアカンか……花梨ちゃんの言う通り速攻で引き離すやな!」


▶戦闘前行動 花梨 重装支援機能オン(受け流し、イスティドラール、スヴェル、カットイン、昼の壁、夜の壁、きた!盾きた!メイン盾きた!、心の中の王子様、ラマンヴェルト、ミストラルブーケ、ヴァリアントウィル、サンドウォール、アーススパイク、マテルヌス・マエスティティア、京極丸、海赤雨三将、お昼2時の壁、夜2時の壁、聖天使の壁、夕方の壁、夜明けの壁、不落の塔、コットンガード、ファーコート、回し受け、水波能売命の護符、三天結盾、双天帰盾、ビームコーティング、ミントプロテクション、ハートフェザー、ロゼッタウォール、暗黒の儀式、星から来て饗宴、アステロイド)

▶戦闘前行動 あんず サンドウォール アーススパイク 力への渇望 トリッキーナイト 鋭招来 剛刃招来 三天結盾 双天帰盾 ゾディアーツ 早食い 羊羹 紫雲転禍為福 空却和衷協同 乱れ桜

▶戦闘前行動 ミュシア 国栖 茝庭 チザン茶 ヒーリング ヴァンビレント マディエ 呪術習熟 デバフネイチャ 魅了の魔眼 上段足刀蹴り 小手すり上げ小手 残心 ブリッツホーネット ルチアの錆 強化装甲:千早 描けば出る キスタップ

▶戦闘前行動 スズカ いるだけで嬉しい 力の盾改 葉長 ヴェルフェン 蒼星 広き心 ゲックニップ センブランス 強化装甲:フレキシブルソード

▶戦闘前行動 リアン 蒼星 雪華綺晶 蠱惑する霧 カンデーラ ウーア 砲火術習熟 幻術習熟 エレメントボム 底なし落とし穴 HFルート 刻印蟲 ブィストロター アヌトゥパーダ ニノマエトウマ エレニウムピクシー エレニウムサラマンダー 追伐 ブレイジングインターセプト スターストローク メルシキテ シニマブイの嘆き


▶戦闘前行動 人格排泄フジツボ 

モルゲッソヨへの誘い(地形影響に蟲「6個」設置)

人格排泄(干渉不可。自分と同じマスの行動時、致命傷判定を振る。必ず失敗する)


[中央招集(敵用。行動時)]

[巨体(中央招集を無効化する)]

[オーバルのティオ:蟲[麻痺追加攻撃]]

[エンジュニシキ]

▶スズカ 回避判定

 ファンブル[何もなし]69ダメージ

[スズカ:ヒカリサクナ]

[ヒビキシクラメン]

[高速回復薬G2]

[蟲[麻痺追加攻撃]]

▶スズカ 回避判定

 放棄 58ダメージ

[スズカ:ヒカリサクナ]

[蟲[麻痺追加攻撃]]

▶あんず 回避判定

 放棄 63ダメージ

[蟲[麻痺追加攻撃]]

▶スズカ 回避判定

 放棄 39ダメージ

[スズカ:ヒカリサクナ]

[蟲[麻痺追加攻撃]]

[リアン:罠の知識]

[蟲[麻痺追加攻撃]]

▶あんず 回避判定

 放棄 63ダメージ

[操りロープ]

[モクレンアリス]


[トミノアリス:エストレリータ]

[描けば出る:ベスタラベト]

[キスタップ:可惜夜月]

[スカーレットハロウィン][スキルキャンセル][スキルブレイク][無効のアリスストーン]


スズカ「うおあぁぁぁぁばばばばばしびびびび……!?」


▶人格排泄フジツボ 格好いいコスプレ 可愛いコスプレ 危ないコスプレ

 通常攻撃[麻痺追加攻撃] 花梨あんず

▶スズカ 回避判定

 放棄 55ダメージ

[スズカ:ヒカリサクナ]

[ウデクラプトン]

[描けば出る:エストレリータ]

[キスタップ:招き猫]

[高原の月]

[雨に祝福(狢塚、偽汽車)]

[汚濁の排泄液(地形効果に設置。行動時、物防-60。虚数の影の対象とする)]

[排泄液の残滓(地形影響にも設置)]

[虚数の影:エレメントトラップ:ディグダグポン]

[魔眼[莎鶏]]

▶ミュシア 生命抵抗判定

 成功

[エンジュニシキ]

[操りロープ][対抗呪文]

[白夜のパトリ][乱入禁止]


▶あんず 高速石 湿布 武器罠[昇龍拳]剛招ビート タイローンウルト 石化付与

▶あんず 心理学

 成功

[ユニコーンシール:鋭招来]『剣舞祓い』

[エルマガトリング:剛刃招来]

[ジブラルタルウルト]『戦闘用シールド』

[ゾビルフォティア]

[スタングレネード[クソゲーマニア:ホラーカルトマニア、カムイリムセ、カムイフムケスプ、ルプシクアレ]][乱入禁止]


[アストロペドロ]

▶スズカ 機電心[センブランス[湿布[チャグスプ]]]

次元斬[通常攻撃[シャオン、晴思、ヴェテロク、ワカティ]]

[忘れじの天音]

 ファンブル[特になし]

[オヨブースピリッツ:剛招ビート]『剣舞祓い』『後の先』


[アストロペドロ]

▶リアン クラインのエーテルバスター 蟲呼び トワイスムーンセル ビット

エレメントトラップ:フォージハンマー

[夜明けの晩に:ヘイスト[アトラの落とし穴]]

[ラビの森:魔神剣]

 成功 154ダメージ

[蟲[アサルトワディ、ロッドスタナー]]

 計6235ダメージ

[蟲]

▶あんずスズカミュシア 回避判定

[スズカ:回避珠]

 放棄 1249ダメージ

[あんず:スライド式携帯電話]

 成功

[噴出する排泄液(全体の物理防御-1200)]

[排泄液の侵食(物防が適用された時、物理防御がマイナスだった場合、それを「2倍」とする)]

[ユニコーンシール:剛招ビート]

[レイジングトマホーク:タイローンウルト]

[ジブラルタルウルト]

[ゾビルフォティア]

▶スズカ 雷刃剣[通常攻撃[シャオン、ヴェテロク、ワカティ]]

 5024ダメージ

[タンクジョウガトス]

▶スズカ 雷刃剣[通常攻撃[シャオン、ヴェテロク、ワカティ]]

 4148ダメージ

[ブランケンメテオラゴン]

▶スズカ 雷刃剣[通常攻撃[シャオン、ヴェテロク、ワカティ]]

雷刃剣[通常攻撃[シャオン、ヴェテロク、ワカティ]]

 計24816ダメージ

[魂を司るガブリエル]

[回復薬G]

[ドレインマジック[クソゲーマニア]][乱入禁止]


スズカ「な、なんんんでででで、うちちちばばっかかかかか何度も痺れさせられてたまるかい!」」

ミュシア「きも蟲!」


スズカ「今日は痺れて……気合い入ったで……お前さんのおかげでなぁ! 雷・刃・剣! もう一発!」


▶フジツボから汚い液体を撒き散らしながら急速に萎んでいきます

▶ミュシアは[人格排泄ゼリー(3200ベル)]を2個手に入れました


スズカ「ふー……こんなもんかいな」


リアン「うーん、落とし穴は掘れたけどあんまり引っかからなかったなー、ちょっと不完全燃焼ー。でもあたしの落とし穴で足取られた隙にとんでもない一撃入ったの見れたしまぁいいかー」

ケリス「なるほどな……。針を刺してそこから吸い出すのか……」

ドリトス天使「この液体、酸性が強いんすね。そりゃ苦しいというか……」

花梨「なかなか厄介ではありましたね……」


あまねまる「そもそも20mくらいあるフジツボってフジツボじゃないですよね?」


ミュシア「見てこれ絶対高く売れるよ!」

リアン「うえー……責任持ってミュシアちゃんが全部持ってってねー」


エウリレ「あの饒舌なタテワキさんに売るかはミュシアちゃんが決めていいよ」

ミュシア「みんなで持ってくの!」


▶ミュシアは人格排泄ゼリーを各々に投げます


スズカ「……ミュシアちゃん~~!」

ハル「あぶねえ!素材で遊ぶなよ」

ミュシア「こんなの使い道ないし売っちゃおっかな」

花梨「アレの排泄物と考えると、この中にも誰かの人格が詰まっているのでしょうか……考えたくはありませんね」

リアン「ミュシアちゃんに詰めればどこかの人格が作用して食欲大人しくなったりしないかな」


フルム「お姉様お姉様、ほら、お祈り、一緒にしよ?」

あんず「あ、うん。あんまりきれいにはなってないけど……」


▶フルムがお祈りをすると、フジツボの死体から元に戻るように血溜まりに変化しているようですね。その際、血溜まりが薄く光ってるのが見えます。粒子がバレーボールのような光の球に変わっていき、床に何かがはらりと落ちます


フルム「お祈り、終わったよ……。お姉様、ありがとう。あげるね」


▶あんずは銀のカードを1枚貰いました


あんず「これ、メモリーカード?ありがとう」


花梨「当機のシステムアップデートにも使用されております」

ケリス「おいよくみろお姉さま~??それ普段寝るときに枕元に置いてるやつだろうが。どっから出てきたか考えてみ?」

ドリトス天使「えっ……出典不気味すぎるでしょ」


エウリレ「一旦紅葉酒場に戻ろうか。どうやって帰るかも聞かないとね」


――カナン 喫茶店――


▶喫茶店に戻ると、タテワキさんが嬉しそうに顔を綻ばせます


タテワキ「うん、確かに。まさか本当に倒してくれるとは思ってなかったよ」


エウリレ「ところでどうやって帰るか教えてほしいんだけど。フルムちゃんが開けたのに入っただけで、帰り方わかってなくて」

スズカ「……分かれ道の桜吹雪の方いっとったら戻ってこれんかったやろけどな」


タテワキ「あれ?入れるなら帰れると思うんだけど……。フルムちゃん?」

フルム「帰り方、知らない……」


ハル「えぇ……」

スズカ「野宿かー」

花梨「戻れないとなるとどうしたものか……」

あんず「あれ、でもフルムちゃんと会ったときはいつもの世界だったよね?」

フルム「捕まった……」

あんず「捕まえに来る人もこっちにこれるし、帰れるんだ……」


ミュシア「ねぇねぇタテワキさん。この汚いゼリー拾ったんだけど、タテワキさん的にどんな代物だと思う!?」

タテワキ「私じゃわかんないから、お友達に鑑定してもらう。お友達来たときに精算して、そのうち口座に振り込まれると思うな。ちょっとラグあるよ」

ミュシア「ふーん。じゃお友達さんにこれ渡して見てもらっていいかな」

タテワキ「わかった。預かっておくね」


タテワキ「うーん……。アイリスオンラインなんだよね?えっと、知り合いのところなら戻してあげれるんだけど、正直知り合いどこにいるかわからないんだよね……。それでもいい?」


スズカ「まぁうちはええで、久しぶりの旅は楽しいもんや」

エウリレ「じゃあそれでお願いします」

タテワキ「わかった。えっと、こうだったっけ……?」


▶タテワキさんが居合で空間を斬ると、白い裂け目が出てきます


スズカ「てきとうやなー」

タテワキ「あんまりここには来ないほうがいいよ。精神に良くないし」

エウリレ「お世話になりました」


――???――


▶白い裂け目に入ると、砂漠のようですね。小さいバザーのような街の紅葉酒場のようです。立派な盾だけを持っている青年の目の前に出てきたようですね。目の前に急に裂け目が現れたこともあり、青年は腰を抜かしています


スズカ「お、人のいるとこに出たな、よかったよかった」

リアン「どこにでたでたーっと……わっ、びっくりしたー、おにーさん、ここどこー?」


青年「え?……え??」

青年「悪鬼……?いや、まあいいか。そういうこともあるか……」

ワシトウ「僕はワシトウ。君達のこと、教えてもらってもいいかな?」


リアン「あたしたちはアベンチュリンっていうギルドだよー」


ワシトウ「アベンチュリン、ああ……。強豪ギルドになるとそういうこともあるのか……」


スズカ「うちら強豪やったんか?」

エウリレ「名声はそこそこね」


ワシトウ「ここはコイバナネトラレ。いつまでも恋したいの二次創作でNTR本を書く人が作った街だよ」

ワシトウ「詮索はしないことにするよ……。僕も老いてね。最近は危険ごとには関わらないことにしてるんだ」

ワシトウ「何もないところだけど、一応街の機能はあるから今日は泊まってくといい。僕のギルドハウスを貸し出すよ。夜襲でもされてアベンチュリンに喧嘩を売ったなんて思われたくないしね」


エウリレ「ありがとうございます。お世話になります」

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