S3 フィエリドラコグランフォレス 7月15日

――エウリレの丸太小屋――


▶ケリスが椅子を蹴飛ばして横にしたものの上に足を置いて、偉そうに喋り始めます


ケリス「そういやさ、今日もそうだけどさ寝て起きてるだけなのにいねーやついるじゃん?アレ何?脱走?」

エウリレ「それは僕ら以外の人達がユーザーって言われる人種だからだよ。ユーザー族の人達は生活を定期的に抜け出せるみたいなんだ」

ケリス「そりゃあいいよなあ。やべー事になっても餓死もしないし脱水も起きないってことか」

エウリレ「僕たちと違って天使様の加護がついているみたいだからね。だから尖兵にも使われたりして、それはそれで大変みたいだよ」


ユミ「私も出来ればずっと居たいなって思うんですけど、検査受けたりご飯食べたりしないといけないんですよね~」


ケリス「道理で血の気多いやつが多いってわけか。死の恐怖がねえんだもんな」


花梨「はい。明確な死が無い、という理由で複数回の殺害を伴う強姦や拉致などの被害に遭う恐れがあります」

リアン「あたしもここだからこそ罠作れるっていうのもあるからねー」

ハル「まあ、そうだな。それで、今日はどうするんだ?」


エウリレ「取り敢えず農地の拡大かなあ。食料の供給が足りてないよ」

ハル「ゴブリンの死体をいつまで保存しておくつもりだ?街に出て売りに行かないか?」

ケリス「防衛よやっぱ。結局弱いから襲われんだ。しっかりと防備固めないとな」


ユミ「ずっと死体を置きっぱなしっていうのもアレだし、街に行こっか!」

リアン「罠の材料にもならないし、あるだけじゃまだもんねー」

花梨「死体を売却して農地拡大や防備に必要な資材や当面の生活費に当てるということでしょうか。私は良いと判断します」


エウリレ「街かあ……。いいけど、オジロリオにする?それともこの間聞いたフィエリドラコってところに行ってみる?」


あんず「わ、私はなんでも……」

スズカ「フィエリドラコってドラゴンいそうな名前の街やなーってこれ2度目や。危なないんか?」


ケリス「街中にドラゴンがいるわけもねーだろ。いたらいい見世物じゃねえの?」


スズカ「それもそうか、街中にいるんやったらむしろ安全か?ええんちゃう、新しい街は行ってみたいわ」

花梨「気を付けるのは街中での宿泊ぐらいでしょうか。……隠れて野宿の方が安全な可能性があります」

ハル「荷造りして行こうか。3日はかかるだろうしな」


――汽水街道――


▶拠点から湖に向かい、湖から通じる川沿いを歩いていきます。しばらくすると海と川に挟まれた風光明媚で土壌が良さげな土地になっていきます。更に歩を進めると、なんかめちゃくちゃ物理的に輝いている看板を見つけます。

「スターウィンドの隠れ家はコッチ!」と書かれていますね


スズカ「派手やなぁ……ほんま隠れ家か?」

リアン「うーん、まぶしーい」

ケリス「何やったらただの看板がこんな光るんだ?」

ハル「怪しすぎるだろう……」

花梨「当機に搭載されている各種センサーから、この隠れ家は隠れていないと判断します」

ユミ「光ってるって事はきっと良いものがあるって事だよね?行ってみない?」

エウリレ「じゃあ、まあ……」


――スターウィンドの隠れ家――


▶洞窟の中に入ると入り口に推奨レベル4441 と書かれています。推奨レベルに満たしていない方はコチラ!と洞窟の中にある小さい木扉がなんか物理法則を無視してあります


ケリス「なんだその推奨レベルは……。人間やめても難しいぞ……」

スズカ「え、裏ダンジョン見つけてもうた感じか?」

ハル「そうみたいだね」

リアン「さすがにこれはどうしようもないねー……とりあえず場所はメモしておこー」

ユミ「お前たちがここに来るのはまだ早いってこと?」

エウリレ「僕は1000だし、君たちでも1100くらいだから……」

ケリス「流石に4441はなあ……。自殺はまだ早い」


あんず「そもそも、スターウィンドってなんなんですか……?」


ハル「スターウィンドってあれだろう?星天を覆い尽くすなんとかの~っていうアイリスオンライン2の裏ボス」

リアン「たしかこれは3だから……前作の裏ボスってことー!?なるほどそれは隠れ家が隠れてなくても余裕だねー」


エウリレ「じゃあこっちの扉にしようか」

ユミ「はーい」

リアン「いつかあたしたちも挑める時が来るのかなー」


▶エウリレが扉を開けると、なんかキャバクラっぽい空間に変わります


――キャバクラ:龍宮――


▶中に入ると、スフィンクスを擬人化したような露出の多い褐色の女性が待っています。スタンドマイクを片手に蝶ネクタイをはためかせていますね


クローンスフィンクス「私はクローンスフィンクス!やはろやはろ!知恵の神のパチもんだよー♪ほしい知識を対価と共に教えてしんぜよう。私はクローンスフィンクス!!」


スズカ「なんやこれ」

リアン「なにあれー」

ユミ「何だか雰囲気が一気に変わったけど、これが敵って事かな?」

ケリス「わかんねー……」

花梨「…………エラー11。当機の処理能力を超えた事象が発生しています。繰り返しこのエラーが発生する場合は最寄りの営業所へご連絡下さい」


クローンスフィンクス「ということで、ポチッとにゃ~」


▶花梨が落とし穴に落ちていき、透明なスライダーのようなもので気づけば台上の席に座らされています


花梨「……何でしょうか、これは」


クローンスフィンクス「正解を導き出せ!朝まで生スフィンクス!」

クローンスフィンクス「これから、ここにいる回答者以外には答えを見せますので、その答えを1文字の漢字で表してもらうよ!失敗したらタライだからね!」


スズカ「ベタベタやなぁ」

ユミ「よく分かんないけど、これを花梨さんに当ててもらえば良いんだよね。分かった!」

花梨「漢字を1文字ずつ教えて貰って何を表しているかを解答すればよろしいのですね。理解しました」


ユミ「箒」

スズカ「鰊」

リアン「猫」

あんず「蜻」


クローンスフィンクス「時間だ。答えを聞こう」


花梨「『箒』、『鰊』、『猫』、『蜻』……箒に乗る魔女、ニシンとかぼちゃのパイ、黒猫、トンボ。……当機のデータベース上から『魔女の宅急便』が算出されました。いかがでしょうか」


クローンスフィンクス「そ、そんな……」


▶クローンスフィンクスの頭に金タライが落ちてきます


クローンスフィンクス「いたーい……」


あんず「痛そう……」

ユミ「大丈夫?」


花梨「勝利しました。当機のエモーション機能より『喜び』を表現します」


▶無表情でガッツポーズしています


クローンスフィンクス「うぅぅぅ……。これで勝ったと思うなよぉ!!!」


▶金貨袋を置いて逃げていきました。それと同時に空間も歪み始め、スターウィンドの隠れ家ごと消えてしまっています


スズカ「ってなんやなんや!?」

ユミ「消えちゃった……何だったんだろう、今の」

エウリレ「狐につままれたかのようですね……」


▶律儀においていった金貨袋には420ポキが入っていました


花梨「当機のエモーション機能より『やったぜ』を表現します」

ケリス「ちゃんと報酬あるんだな。割と美味いじゃん」

スズカ「気前ええなーあの子」

リアン「裏ダンジョンの救済?ルートがクイズってのもなかなか謎だねー。でも突破できたし報酬もゲットできたからヨシー!」

スズカ「逆に本命の方行っとったら全滅やろな」


▶野宿して食糧を消費します


――蒸気街道――


▶風光明媚な川沿いをしばらく歩くと、線路跡がポツポツと見え始めて無人駅が見えるようになります。文明が姿を見せ始めますが、無人駅にゴブリンが群がっているのが見えます。ゴブリンの巣穴にもなっているようですね


エウリレ「またゴブリンだ……」

ハル「どうする?これ以上死体は持ちたくないぞ」

ユミ「ほんとにゴブリンの巣穴って沢山あるんだねー」

スズカ 「でもこれ、放置しとったら帰り道でまた増えとるとかないやろな……?」

花梨「放置して襲撃されるのは手間がかかります。場合によっては報告のみ行い誰かが処理するのを待つのも手でしょう」

リアン「あれを潰して整備すれば電車?汽車?に乗れるようになったりしないかなー」


エウリレ「取り敢えずタテワキさんには報告しないとね」


あんず「あ、あそこ、通らないとだめですか……?」

ユミ「うーん、荷物いっぱい持ってるしまた今度にしよっかー」

ケリス「しゃーねーな」


▶野宿をして食糧を消費します


――フィエリドラコグランフォレス 裏門――


▶拠点から南に2日かけて歩くと、海が見えるほどの港町が見えてきます。堅牢な門に守られ、大きい街なんだなあと思います。

門番に快く通してもらい、中に入った中央の広場には2m超えの金ピカのショタの像が憎らしいほどの満面の笑みで待ち受けています。それの周りで儀式のようなものをしている黒いローブの信者と思われし人間が像の周りにハエのようにいます


スズカ「へー港町か、でかいなー!」


ケリス「フィエリドラコグランフォレス……相変わらず辛気臭え街だな。とっとと紅葉酒場に行こうぜ」

ユミ「見て回るのは用事を済ませてからでも遅くないしね!」

エウリレ「自由行動にしましょうか。僕が精算と報告はやっておくので、夕方までは自由にしてもらって構いません。宿屋は……どうしましょうか……」

ユミ「宿屋ってどこもこの前泊まったような場所ばっかりなんですか?」

ハル「わからない。あそこが特別治安が悪かっただけかも……」

花梨「以前のことを考慮すると宿泊はかなり不安、と言わざるを得ません」


▶ユミ 信用[宿題]

 成功

▶花梨 演技

 成功

▶リアン 誘惑[人脈]

 成功

▶あんず アングラ[宿題]

 成功

▶スズカ 身体を売る

▶スズカ 性知識

 失敗


――フィエリドラコグランフォレス 紅葉酒場―― 


▶エウリレと一緒に酒場にやってきました。エウリレは慣れた様子でタテワキと取引しているようですね。君たちがお酒を頼むかどうかでまごまごしていると、女性が隣に座ってきてすっとエールを渡してきます


女性「エリンの街へようこそ。君たちはここは初めて?」


ユミ「あ、ありがとうございます!そうです。エリンの街……ってここの事ですよね?」


女性「そうそう。フィエリドラコグランフォレス略してエリンね。ここも昔はこんな宗教っぽい街じゃなかったんだけど、元々は飛空艇の街なんだよ」


リアン 「ひくうてい……ってことは空飛ぶお船があるのー?今もまだ乗れたりするの?」


女性「今も作ってるよ。6000ポキ持ってたら小型のやつなら買えるんじゃないかな」


リアン「6000……6000かぁ、あたしたちにはまだ手が届かなさそうだー……。でもちゃんと拠点整備したらいつかはほしいねー、移動も楽になりそうだし」

ケリス「ちょっとたけえな。うちは貯蓄する余裕もねえし」


女性「そうそう。この街に宿屋街が2つあるんだけど、奥の方にはいっちゃだめだからね。信者が経営してて、無理やり入信させられちゃうから」

女性「こっちならまだ、安全だから、泊まるってなったらこっちにしてね」


▶そう言って女性は簡易地図を書いて渡してくれます


ユミ「わ~、助かります!……あの、どうしてこんなに親切にしてくれるんですか?」


女性「この街も、まだいいとこあるって知ってほしかったんだ」


リアン「おねーさんはこーなるもっと前から住んでたの?」


女性「そうだね……また機会があったら会えたらいいね」


――エリン 宿屋:ストライダーアリル――


▶夜になって、女性に注意された奥の方ではない宿屋に集まります。ハルは90ポキ、スズカは30ポキを持って戻ってきますね


エウリレ「取り敢えずタテワキさんのところで精算してきたよ。ゴブリンの情報と合わせて合計で180ポキになったよ」

ハル「やっと死体と一緒に生活しないで済む……」

リアン「さっきのクイズほうしゅうに比べると少なく感じちゃうねぇ。でもまぁあそこも一応裏ダンジョンではあったしゴブリンくらいじゃそんなもんかー」

ユミ「お金いっぱい貯まりましたね~。何に使おうかな~」


スズカ「うち、この街やと、ええ感触得られんみたいやったわ、乳も触らしたったのに……宿は決まったんか?」

ハル「何をしてるんだ……。それと、この間取った宝石はまあまあいい値段になったぞ。90ポキになった」

リアン「あー、罠の素材集めてたときに見つけた石ー?宝石だったんだー、やったね」

ケリス「ところでよー。なんでこっちのちゃっちい方なんだ?奥のやつのほうが豪華で飯もうまそうじゃん」


リアン「あっちはなんかしゅーきょーの信者がやべーらしいんだってー」

ユミ「あっちは信者の人に無理やり入信させられるって、酒場のお姉さんが教えてくれたんです」

あんず「も、もう怖いめにはあいたくないので……!」

ユミ「この街の宗教ってもしかして危ない宗教なのかな?」


スズカ「入信? ああなんか黒ずくめの宗教のやつかいな」

ケリス「宗教とか興味ねーなー。じゃあまあ、夜這いに気をつけて寝ようぜ」


▶200ベルを払って宿に泊まりました。

 生命精神全回復

▶夜這いされダイス

▶ハル 生命抵抗

 成功

▶ケリス 命中

 成功

▶ユミ 命中

 成功

▶リアン 命中[導引]

 成功

▶あんず 生命抵抗

 失敗

▶スズカ 判定放棄

 失敗

▶各自夜這いを殺したり耐えたりして朝になりました


――次の日


エウリレ「おはよう。いい朝だね。今日は少し聞き込みをして、帰りになにか成果を上げて帰ろうと思ってるよ」

花梨「また何やら騒がしかったような気がしましたが……」


ハル「いい朝……?」

ケリス「お前また襲われたのか?物好きが多い街だこと」

リアン 「今回は某刻命的なれんさ罠で撃退できたー。けど街泊まるたびにこれだとほんともーやんなっちゃうねー……」

スズカ「おはよーさん……なるほど、これが前にいうてた夜這いかいな……。下っ手くそにあたると最悪やなー。もっと優しゅう上手にせーや……」

ユミ「ごめんお姉さん!やっぱりこの街も駄目かも!」


ケリス「ユーザー族殺しても金になんねえのがな。天使様の加護は厄介だこと」


あんず「うぅ……、ぐすっ……、わ、わたしが、わるい子、なので……。しょうがないんです……。うぅ……、うぇ……。ぐす……」

ユミ「剣も魔法もあるけど、防犯装置は無いのかな?この世界」


エウリレ「えと……それも含めて、帰りになにか成果上げれるものがないか調べてみましょうか。お昼ごろにまたここ集合で」


▶花梨 運搬

 成功

▶ユミ 運搬[宿題、啓示]

 成功

▶リアン アクティビティ[啓示]

 成功

▶スズカ 身体を売る

▶スズカ 客観視

 失敗

▶あんず 酒を飲む

▶あんず 生命抵抗

 失敗


――エリン 奥の宿屋周辺――


▶ピンクのネオンに紛れて紫のライトがそこかしこに見える通りに来ました。黒いローブの人達が大量に歩いてるのが見えます。そのうちの1人に話を聞くことが出来ました


黒いローブ「あなた方もレクス様を信仰しに?」


ユミ「用事を済ませたので、帰る前に街を見て回ってるんです」


黒いローブ「なるほどなるほど。では、レクス様神殿はご覧になりましたか?20ベルで1日好きな女性、もしくは男性を好きに抱ける場所なのです」


花梨「申し訳ございません。当機のデータベースに『レクス様』に該当する存在がありません。当データベースの補完の為、『レクス様』についての情報をいただけると助かります」

リアン「そもそもあたしたちこの街初めてでー……というかその人?どーゆー人なの?」


黒いローブ「レクス様は真実の愛を主題にしたアイリスの誇り高き神でございます。その上、好色であったらしく信者が好色であればあるほどしっかりとレクス様はそれをご覧になっておいでであります。恥辱や照れ、初々しさといった感情をレクス様に捧げることで、大いなる力を授けてもらえるのです」

黒いローブ「ですので、レクス様以外にはみだりに肌を見せないよう1枚1枚ベールを脱ぐ恥ずかしさを忘れないよう、黒いローブをしているのです」


ユミ「あうー、そういうのは……。あの、宿屋で使える防犯ブザーみたいなのってどこかで売ってませんか?どこの宿屋に泊まっても知らない人が勝手に入ってきちゃうんですけど」


黒いローブ「レクス様のご加護を知らない不届き者ですね?全ての宿屋で警備体制を強化します。貴重な情報をいただき、ありがとうございます」

黒いローブ「レクス様の信徒が集う場所でなんたる寡廉鮮恥。必ずや犯人を見つけ出し、大衆の前に晒し二度と出来ないようにしてあげます」


――エリン 紅葉酒場――


▶エウリレと一緒に来たあんずでしたが、何かを忘れるようにエールをかっ食らっています


あんず「お、美味しくない……。おいしくないけど、飲んじゃわないと……。ま、また、夜がきちゃう……」

エウリレ「まあ、いいか……。タテワキさん、今はいい感じの依頼はありませんか?」


タテワキ「そうだね。今はこの辺かな」


エウリレ「じゃあ商隊の護衛をしますね」


タテワキ「わかったわ。じゃあ依頼受注しちゃうからね」


▶タテワキは紙を1枚上空に放り投げた瞬間、その紙が真っ二つに斬られスタンプを中央に押します


タテワキ「じゃあ依頼達成したらこの紙をここに持ってきてね。完了したかは判でわかるから、証明の首とかは不要よ」


――エリン 裏門――


▶昼前、一行は集まります。スズカは40ポキを握りしめていますね


スズカ「なんでや……うちの何がアカンのや……」


▶待ち合わせの場所に行くと、馬車と数名の男性。そして白髪ロングの少女が立っています。警棒や手榴弾のようなものに銃を持った、かなりデキそうな風貌ですね


スズミ「私はスズミ。今からオジロリオまで行こうと思っててね。それで途中まででも護衛がほしかったんだ」

スズミ「ここに入ってる荷物はカンターレの布製品でね。今後北部にも売出しをしようと思ってたんだ。君たちのギルドの名前は?」


エウリレ「いえ、そういうのはないです。たまたま一緒にいるだけで」

リアン 「そーいやたしかに流れでパーティにはなってるけど、そーいうのはなかったねー」


スズミ「ヒラビトさんは初めて見たけどかわいいね……。じゃあ、よろしく頼むよ」


ユミ「はい、よろしくお願いします!」

ケリス「エウリレは俺だけのご主人様だぞ!おい!」


▶野宿を3日行う


――ハルの森――


▶蒸気街道を北に抜け、汽水街道を東に抜け、荒野をひた進んだ先に森が見えてきます。ハルが意図的に植林をしなかった位置があり、天然の街道のようになっていますね


スズミ「ここまで何もなかったね。この辺に森なんか出来てたんだ」


リアン「どんどんすくすく育ってるねー」

ハル「俺が植林したんです。この辺は、特に危ない魔物もいないはずで……」

スズカ「ところでギルドって勝手に作れるんかいな?」

エウリレ「難しいと思います。実績と、後はギルドハウスってのを建てないと……」


▶そうすると、目の前にでかいトラのような生き物が姿を表します


スズカ「ああもう話しとる最中に……!」

ユミ「トラだ」

スズミ「これは、ていだね。尻尾が牛だろう?」


彘「ワン!」


ユミ「犬みたいな鳴き声してるし、変な生き物だな~」

スズミ「逃してはくれなさそうだ。護衛の人達、お願いね」

ユミ「はい、任せてください!」

リアン「わなわなわなー」

花梨「繰り返しになりますが、当機には戦闘機能が存在しません。代わりに皆様の充実した戦いをサポートいたします。ぜひご利用下さい」

あんず「う、気持ち、わるいかもです……。なんかふらふら」

エウリレ「あんなペースでお酒飲むから……」

ケリス「じゃあ、後ろ見とくか。実はもう1匹ってのが一番やべえしな」


▶戦闘前行動 花梨 きた!盾きた!メイン盾きた!

▶戦闘前行動 リアン 止マナイ雨


▶あんず 剛招ビート 石化付与


▶彘  薙ぎ払い(同じマス全体に物理7d9+10)

叩きつけ(命中時、追加攻撃で4d8)

▶ユミ スズカ あんず 回避判定

 ファンブル[何もなし]

 ファンブル[天運][次の行動にスキップ]

 放棄 49ダメージ

[叩きつけ]14ダメージ

[花梨:庇う ユミ、スズカ]

[あんず:ティアズカタログ][花梨:ティアズカタログ4個]


スズカ「ちょっ!?花梨ちゃんうちらを庇って……!!」

ユミ「花梨さんありがとう!でも大丈夫かな……?無理しないでね!」

花梨「……当機の損傷が危険域に突入しました。以後の支援機能に支障が出る恐れがあります」

リアン「うわー!いきなり攻められてる!急いで掘るぞー!」


▶リアン 仕込み罠 エレメントトラップ[ソニックブーム]

[止マナイ雨:落とし穴]


[セージ]

▶ユミ 深赤 通常攻撃

 成功 49ダメージ


▶セージ ヒールシャワー

 20回復


▶花梨 回復薬G


▶あんず 動物知識

 成功


花梨「修復完了。ただし、残装甲の都合上2度目は耐えられない可能性があります」

リアン「掘るぞ掘るぞ掘るぞー!」


▶彘 吠える(補助。魔法3D7。同じマスじゃないやつ)

 12ダメージ

[落とし穴]41ダメージ

[仕込み罠:落とし穴]


▶ユミ 深赤 通常攻撃

 成功 52ダメージ


▶スズカ 機電心 通常攻撃

[忘れじの天音]

 成功[導引]98ダメージ


リアン「落とし穴にハマってさらになんか固まってる今がチャンスー!思っきしぶん殴っちゃえー!」

スズカ 「めっさ痛いで……ライジング・フィル!」


▶スズカの刀が帯電し、粒子状になって振り回します。彘が倒れるのを見て、スズミははぁー……っと息を漏らします


ユミ「スズカさんつよーい!」

スズカ「っはー。あーひっさしぶりに本気出して疲れたわ、お疲れさんやでみんな」

スズミ「本当にやばくなったら助けに行こうかと思ってたけど……杞憂だったね」


スズミ「このままオジロリオまでよろしく頼むよ。当然、彘の討伐報酬は君たちが持って行くと良い」

エウリレ「ありがとうございます」


▶野宿を2日行う


――エウリレの丸太小屋――


▶スズミをオジロリオまで送り届けて280+120ポキを貰い、2日かけて拠点まで戻ってきました

▶750ポキ使って、石材2個、自然生命1個、鉄鋼1個、生活雑貨1個を買いました。

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