S2 オジロリオ 7月1日

――エウリレの丸太小屋――


▶朝ご飯の時間、ケリスが机の上に足を置き偉そうに喋り始めます


ケリス「つーかさ、てめえら全員噂の葉っぱ持ちじゃん?なんでこんな辺境でご主人様に付き従ってるわけ?」

ケリス「俺が言うのもアレだけどよ、雑魚だぞ?」


スズカ「足。あとで机拭いときや」

花梨「汚れていますね。靴の掃除を開始します」

ミュシア「えーなになに?急にディスって自分の立場上にしたいの?そういうお年頃?」

リアン「あたしはもう葉っぱ生えてないよー」

ユミ「葉っぱ持ちってなんですか?」


ケリス「あーそうか。そっからか。俺が街で特訓してた頃なんだけどよ、喧嘩がつえーってやつがいるから会いに行ったんだわ」

ケリス「じゃあ金の葉っぱが表示されてるやつに秒でやられてな。後でわかったんだが、葉っぱ持ってるやつは運営に愛されてて運営と寝てるからつええってわかったんだわ」

ケリス「まあ、このコミュ力なくて図体だけでかいやつ以外は銀だけどな。なんであいつだけ金なんだろうな」


ハル「悪かったな。わかってたら俺も苦労してない」

ミュシア「ハルちゃんに嫉妬するのやめてほしい~」

ユミ「へー?でも初めたばっかりだから運営に気に入られるような事をした覚えはないんですけどね」

リアン「んー?……あー、これかー。なるほどたしかに生えてるー。みんなもホントは植物だったりするのー?」

スズカ「キャラクリが可愛かったから気に入られたとかやないか?ええやん、得したみたいで」

ユミ「確かに。強くなれるならそれに越したことないですよね!」


エウリレ「まあまあ……。それより、今日やること決めよっか」


ケリス「なーら当然探索よ。魔物襲ってくるんだし防衛設備も整えたいよなあ?」

ハル「まず備蓄食材と持続して生活できるように整備するのが普通だろう?」

エウリレ「取り敢えず、地図を作っておきたいですよね。単独行動出来ないですし」


スズカ「うちは兄ちゃんの提案に賛成やな、飯は死活問題やし。実際死にかけてたしなー」

ミュシア「ごめんねぇ。生活ってやっぱり大事だけどさ、私たちここがどこかわからないから歩いて食材とかも探す必要あると思うんだよね」

ユミ「まだ見ぬ場所にモンスターがいるかもしれませんし、私も地図作りたいです!」

リアン「あたしとしてはいろいろ作りたかったけどー……。まぁ行けるとこに何があるか書いておけば、材料集めるのもちょっと楽になるもんねー」

あんず「もしかしたら、こうりつよく食料のある場所が見つかるかもですしね」


エウリレ「そういうことだから、今日は地図でいい?」

ケリス「ご主人様の言うことは絶対だしな……」

ハル「チッ……」


ミュシア「えぇ~?意見が食い違ったからって舌打ちして不満を漏らすの子供みたい~」

ハル「うるせぇ」


エウリレ「ケリス、キミは街から来たんだよね?それはどっち?」

ケリス「そこのやつが作ってた森からそのまま真っ直ぐだよ。街の名前とかは知らんがな」

ハル「なら森にあった俺の小屋に泊まってけ。森を深夜行軍するのは良くない」


――ハルの森――


▶3時間半程歩いて、小さい森に辿り着きました。ハルが言うにはちまちまと植林をして領土を増やしてたようです。ただ、焼跡の焦げた香りがふんわりと残っていて昔よりは小さくなっているそうですね


リアン「おー、そこそこ復活してるー。このまますくすく育てー」


▶ユミ スズカ 採集

 木材を計2個入手

▶花梨 サバイバル知識

 失敗

▶あんず 本知識[宿題]

 失敗

▶リアン ゲーム

 失敗

▶ミュシア 防衛

 失敗


――ハルの小屋――


▶1日の途中でその日は休むことを決め、小さめだけどしっかりとした造りのログハウスに泊まります。帰りに拠点に持って帰る分の資材を軒先に置き、1日の疲れを取ります


――ハルの森近く 街道――


▶ゴブリンの巣穴を発見した!君たちは乗り込んでもいいし、この先にいる街の衛兵に情報を売ってもいい


エウリレ「ゴブリンかあ……」


ユミ「ゴブリンって強いんですか?」


ケリス「雑魚だな。ただ……巣穴の数にもよる。流石に50匹単位の規模になると俺達じゃきついだろうな」

ハル「1匹なら弱い。素手の俺でも勝てる」

リアン「そこまで大規模な罠を作る材料もないからなー」


ミュシア「情報売って安定収入得た方がいいと思うんですけど」

エウリレ「じゃあ情報を紅葉酒場に引き渡しましょう。目印だけ置かないと……」

ユミ「残念……早く強くなりたいなぁ」


▶ミュシア 説得

 成功


ミュシア「ざぁこざぁこ♡雑魚は雑魚らしく堅実に生きるすべ学んだ方がいいよざぁこ♡」

ユミ「うっうっ」

ハル「お前も雑魚じゃねえか……」

スズカ「今はとりあえず行けるとこ把握するのが先やろ。気ぃ落とさんで、また機会あるて」

花梨「内部の情報が分からない以上、現在の状況下で無理をする必要は無いと思われます」


▶ミュシア 偽装

 失敗

▶木に目印を書くのがあまりに下手なので、見兼ねてエウリレが手伝ってくれました


エウリレ「出来ないなら言ってください。得意不得意があるんですから」

ミュシア「理解しないあいつらが悪いんですけど。私悪くないもん」

ハル「行くぞ画伯」

ミュシア「ハルも絵心ないくせに!」

花梨「素晴らしいですね。目印として機能するかはともかく呪術的な印象を受けました。ゴブリンに好かれる意匠の可能性があります」

ケリス「結構ボロクソ言うな、お前……」


――街――


▶小さく、城壁に囲まれたような村のような街です。入り口に全身鎧で固められたユーザーが2人、槍を持って立っていますね。片方のユーザーが君たちに槍を向けて話しかけてきますね


リアン「おー、村?町?ともかく初の大規模文明だー」


槍門番「君たちは?どこから来たんだ?」


エウリレ「えと、えっと……」

ユミ「……何て言えば良いんだろう。えーと、あっち?」


槍門番「冗談だ。1回やってみたかったんだよこういう門番衛兵ロール。初心者の塔から来たんだろう?歓迎するよ、ようこそオジロリオへ」


スズカ「お、ええなあ!そういうの好きやわ」

あんず「び、びっくりしました……」

花梨「変わった門番の方でしたね」


――オジロリオ:街並――


▶オジロリオは小さい街のようです。見張り台が高々と掲げられ、機関銃が置かれているのが見えます。紅葉酒場や宿屋もあり、怪しい裏道!と書いた看板が印象的ですね


ケリス「取り敢えず金にしたいなら紅葉だ。ここで情報が売り買いできる。後は自由行動か?」

エウリレ「そうですね。情報は僕が売っておきますから、夕方くらいにここの広場集合でいいですか?」

ユミ「はい!どこ行こっかなー」

スズカ「ちょいちょい待て待て、日帰りならええけど泊まるんやったらここの宿いくらなんよ?いざ金ないとか最悪やで」

エウリレ「ある程度の身銭ならありますから……」


▶ユミ 労働

 生命11減少

▶ミュシア 世間話

 失敗

▶花梨 演技

 失敗

▶あんず 酒を飲む

▶あんず 生命抵抗

 成功

▶スズカ 身体を売る

▶スズカ 性知識

 成功


――オジロリオ 紅葉酒場――


▶エウリレと一緒に酒場にやってきました。タテワキさんと呼ばれている女性とエウリレが話している間、あんずはデブのおじさんにサービスで渡されたジュースを飲んでいます


おじさん「ここのシードルはうまいだろう?」


あんず「わぁ……、ありがとうございます。なんか、ちょっと変な香りがしますけど……、おいしい?です」


おじさん「そうだろう?シードルはオジロリオの名産でな。近場の大きな街はコトリしかないのもあって、この酒で発展していった街なんだよ」

おじさん「お嬢ちゃん、いやわからんな。お嬢さんはイケる口のようだ。もう1杯ならサービスするよ」


――オジロリオ 怪しい裏道――


▶怪しい裏道!と書かれている看板の近くに来た途端、急にピンクのネオンがきらめき始めます。一行はこの辺りで聞き込みを始めますが、爆速で会話を断られますね


ケリス「人通りが多いっつってもよー。会話出来ねえなら一緒じゃねえか?」

ミュシア「なんか一人いなくない?」

ケリス「スズカか?奥の新人研修のとこ入ってったぞ」

ケリス「ススズなだけあって足もはえーよな」

リアン「でもなんでみんな話してくれないんだろうねー。なにか隠してるのかなー?」

花梨「当機は情報収集を目的とした会話学習機能が存在しますが、全く学習されていない場合会話による情報収集効果は見込めません」

ケリス「ま、そのうち帰ってくるだろ」


――オジロリオ 宿屋:鼎グレイランド――


▶夜になって、ユミが2ポキ、スズカが120ポキを持って戻ってきます。あんずはエウリレにお姫様抱っこされていますね


エウリレ「お酒飲んじゃったみたいで……。ずっと飲みたいって駄々こねるから無理やり連れてきちゃった」

あんず「んぅ……。あ~、みなさんおはようございま~す。なんだかいっぱいで、おともだちたくさんです。えへへ~」

ハル「大変だなあ」

花梨「お酒の匂いがまだしますね。水を飲むといいでしょう。アルコール成分を希釈する必要があります」

ユミ「お酒って怖いね~」


スズカ「これが大人の魅力っちゅうやつや!」


▶無駄に大きい胸を張っています


ユミ「60倍稼いでる!」

花梨「素晴らしいですね。手段は不明ですがこの短時間でここまで稼げるということに驚愕しています」

スズカ「せやろせやろー。もっと褒めてもええんやで♡」


エウリレ「取り敢えず僕がタテワキさんから聞いてきた情報を共有するね。あっ、タテワキさんってのは紅葉酒場のオーナーさんだよ」

エウリレ「ゴブリンの巣穴の情報で80ポキといくらかのベルを貰ったんだ。これは後で分配するね。ただ、最近巣穴が各地に出来てるみたいなんだ」

エウリレ「後地図も貰ったよ。このスクロールを見てくれるかな?」


▶エウリレはスクロールを開きます。オジロリオは三日月型の上の方にあるようです。その左側に赤印で✗がつけられています


エウリレ「この赤印の位置がいつもいるところっぽいんだ。ちょっと遠いけど、フィエリドラコって街も南にあるみたいだね」


スズカ「なんやドラゴンがいそうな名前の街やな」

リアン「ほえー、けっこういろいろあるんだねー。あたしたちも街の近くから始めたかったよねー」

ミュシア「地図が作られていくのは楽しいねぇ」

ユミ「すっごい端っこの方に居るんですねー私達。じゃあ、次はその街に行ってみるんですか?」


エウリレ「位置関係はわかったんだけど、この帰り道のルート全ての街道沿いにゴブリンの巣穴があるみたいなんだ」

エウリレ「戻ろうにもゴブリンとの戦いは避けて通れなさそうでね。戦闘の準備をしておきたい」

エウリレ「それで……馬小屋に泊まって食事代をこっちが出すか、100ベル支払って食事といい宿に泊まるかどっちにしようかと思って……」


ケリス「明日戦うんだろ?泊まればいいんじゃないか?」

ミュシア「傭兵でも雇った方が安心できるけどね。お金もねぇ……、必要だよねぇ……」

あんず「てきさんも~、わたしに~ぃ、まかせてくださぁ~い!」


スズカ「宿!宿がええ!一辺ふかふかかしらんけどええベッドで寝たいわ!」

スズカ「全員で100ベル……やったらうちが出すから!頼む!」


エウリレ「わかりました。では、おやすみなさい」


▶宿屋機能

 生命精神全回復

▶夜這いされダイス

▶ユミ 命中

 成功

▶あんず 生命抵抗

 失敗[人間振り直し]精神20ダメージ

▶リアン 生命抵抗

 失敗 精神20ダメージ

▶ハル 生命抵抗

 成功[人間振り直し]

▶ケリス 命中

 成功

▶ミュシア 命中[導引]

 成功

▶各自夜這いを殺したり耐えたりして朝になりました


――次の日


エウリレ「おはよう。いい朝だね。今日はゴブリン退治だけど、調子はどうかな」


花梨「夜は少々騒々しかったですね」

スズカ「おはよーさん……ぐっすりやったわ……」


ミュシア「見てみて~こいつ私の部屋に夜に侵入してきた変な爺~」

ミュシア「なんとか言え♡」

ハル「最悪……」

ケリス「お?お前男なのに襲われたんか??やるな~」

ハル「男なのに……」

ユミ「わ、私人斬っちゃったんですけど大丈夫ですかね……」

花梨「ご安心下さい。性犯罪者であれば殺しても正当防衛です」

ミュシア「寝る時の心得は前に遊んでたゲームで叩き込まれたから助かったよ~。ちょっと複雑だけど」


リアン「部屋の中じゃ落とし穴仕掛けられない……簡単な罠じゃ撃退しきれなかった……むねん……」

あんず「うぐっ、ぐすっ、わ、わたし、怖くて……。みなさんにも、ごめいわくかけちゃったし、うぅ……、ごっ、ごめん、なさいぃ……」


エウリレ「調子良くなさそうだ……。やっぱりちゃんとした宿屋って大事なんだなあ」

花梨「今後の事を考えれば安眠できる拠点が街にあることは精神的にも肉体的にも必要な事と考えられます。場合によっては拠点の確保も視野に入れることをおすすめします」


エウリレ「ま、まあ!ゴブリンボコってストレス発散し、しよう!ね?」


ケリス「ゴブリンに負けること何も考えてなくて最高だなあご主人様!」

スズカ 「ふあぁぁ……せやな……ほな家帰ろか」

リアン「あたしも今のこんでぃしょんじゃろくな罠仕掛けられなそーだから帰りたーい……」

ユミ「遂に人以外に剣を振る時が……頑張ります!」


――街道 ゴブリンの巣穴――


▶街道沿いの外れに、ゴブリンの巣穴があります。花梨が陽動を行うようですね


▶スズカ 牛乳瓶 あんずリアン 譲渡

▶あんず 牛乳瓶

▶リアン 牛乳瓶


あんず「んぐっ……、ありがとう、ございます……。うぅ……、ぐすっ……」

リアン「栄養ー……よーし、ちょっと元気出たー、これならそこそこの罠なら頑張れそうかもー、ありがとねー」

スズカ「よしよし、そこのゴブリンやっつけてがんばってみんなで帰ろな」

ハル「じゃあ挟撃を警戒する」

ケリス「ゴブリンくらいならなんとかなるだろ。俺もそっち行くか」


花梨「では戦闘能力のない私が囮になります。万が一の場合はよろしくお願いします」


▶花梨 投擲

 失敗

▶普通に斥候に行ったものの、捕まって磔にされそうになっています


花梨「当機には戦闘能力が存在しません。自身の保護の為最低限の抵抗のみが可能です」


エウリレ「全然だめじゃないですか!危なくなる前に助けますよ!」

スズカ「万が一やないかーい! いくで!」

ユミ「うおー!」

リアン「わー」


▶戦闘前行動 集団ゴブリン 磔の腹パン(同じマスにいる対象に麻痺。物理2d6ダメージ)

 10ダメージ


▶あんず 剛招ビート 石化付与 ユミリアン


▶ゴブリンスナイパー 通常攻撃[狙撃]

▶花梨 回避判定

 成功


▶ミュシア 通常攻撃[小手打ち]

 成功 1ダメージ


▶ゴブリン 人攫い(対象を1人選んで、体力一般で判定させる。成功されると自分に20ダメージ。失敗されると自分と同じマスに引き寄せて追加攻撃する)

▶スズカ 運搬

 失敗

[磔の腹パン(同じマスにいる対象に麻痺。物理2d6ダメージ)]

 8ダメージ


▶リアン 落とし穴


▶ゴブリン 人攫い

▶ユミ 運搬[啓示]

 成功 20ダメージ

[落とし穴]36ダメージ

 

花梨 「銃口から標準を予測……当たらないと判断します」

ミュシア「あたったわぁ……」

リアン「ひっかかれー……ひっかかれー……!」

ユミ「離してください!」

スズカ「アレええぇぇっ!? ぐっほぁ!?」

スズカ「……おっぱいか!おっぱいを狙ったんやな!わかるで!でももっと優しくせんとモテへ……んあぁっ♡」

リアン「ぃやったー!さっそくひっかかったー!いえーい!」


▶ユミ セージ 深赤 通常攻撃

 成功 43ダメージ

▶セージ ヒールシャワー

 20回復


▶スズカ 機電心


▶ゴブリンナイト 盾殴り

▶あんず 回避判定

 失敗 15ダメージ

[舌なめずり(攻撃が命中した相手に精神抵抗判定を振らせる。失敗したとき、精神に4d6与えて特定のマスに移動させる)]

▶あんず 精神抵抗

 失敗 13ダメージ

[磔の腹パン(同じマスにいる対象に麻痺。物理2d6ダメージ)]

 7ダメージ


▶花梨 麻痺


あんず「ひっ!?ご、ごめんなさい、ごめんなさい……。叩かないでください……!ごめんなさい……」

スズカ「ええのもろた……痺れて動けん……」

花梨「……機能低下。回復まで行動不可能です」


▶あんず 剛招ビート


▶ゴブリンスナイパー 通常攻撃[狙撃]

▶リアン 回避判定

 成功[天運]


▶ミュシア 葛根湯 通常攻撃[小手打ち]

 失敗


▶ゴブリン 人攫い

▶ユミ 運搬[啓示]

 成功 20ダメージ

[落とし穴]36ダメージ


ミュシア「あれー?当たらないなぁ……」

ユミ「しつこいです!」

リアン「あのひっかかりようなら……もう一個仕掛けてもいけちゃう……!?」


▶リアン 落とし穴

▶ゴブリン 人攫い

▶ミュシア 根性

 成功 20ダメージ

[落とし穴]47ダメージ 28ダメージ

▶ゴブリンの集団を纏めて殲滅します。残っていたゴブリンも我先へと逃げ出していきます


リアン「なんという……なんという快感……これがあたしの本能……!」

ミュシア「ねね。逃げちゃったよあいつら。どうする?」

リアン「逃げるんならそっちじゃなくてあっちでもっと引っ掛かってよー!」


ケリス「殺せ。あいつらも金になる」

エウリレ「ゴブリンはもうちょっと見たくないなあ……」


ミュシア 「絶滅してあの巣穴に火投げ込んだら勝ちじゃない?」

ミュシア「でも絶対オーガとか出てくるよ~?」


花梨「……完全に駆除するのであれば殲滅、を、オススメしま、します」

ミュシア「勝てるかな?今の私たちに勝てるかな?」

ユミ「やる気みたいだし、やっつけちゃおっか」

ミュシア「いや別にやる気じゃないけど……」


▶洞穴に逃げ込んだゴブリンの入り口に、炎を焚いて待っていると悲鳴が上がりその内何も聞こえなくなりました


エウリレ「ミュシアちゃんえげつないこと知ってるね……」

ケリス「こわ……」


ミュシア「さっきの悲鳴援軍の奇声だったりしない?」

リアン「何体かくるかなーって思って罠仕掛けてたけどこなかったー……」

ミュシア「じゃ、入り口側から火消火していったら報酬ウハウハだね?」

ハル「死体回収しようか。こんなのでも運営はお金にしてくれるし」


▶一行は手分けしてゴブリンの死体15体をアイテムストレージに突っ込んで回収しました


――エウリレの丸太小屋――


▶ハルの小屋で1泊して、資材を回収して4時間歩いて戻ってきました


スズカ「よっしゃ、とりあえずお疲れさんや、飯食ってお祝いしよか!」

ミュシア「ハル君ゴブリンのお肉食べるの?だからそんなにおっきいの?」

ハル「売るんだよ。紅葉が近所にないから持たざるを得ないってだけだ」


▶資材を消費して、ノコギリを作成しました


ユミ「文明の発達を感じますね!」

リアン「これであたしももっといろいろ物作れるー!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る