第10話 暗殺
【前回のあらすじ】
前回も話があまり進まなくてすみません!
こっから多分進むから!知らんけど。
アルビノの生物兵器を雇った高橋の会社の社長が彼らに頼む事は、まさかの暗殺であった。
エリザベスもさすがに聞き返す。
「は?暗殺?」
社長は平然と話した。
「そうなんだ。実はな、最近うちに暗殺を依頼される事が多いんだ。なぜかは知らん。
それが理由で君らを雇ったと言っても過言ではない。
だから、よろしく頼む」
「……暗殺か。
俺は人間の事を憎んでいるのだ。その依頼については、俺も引き受けよう」
「ありがとう。助かるよ。うちは優しい企業だから、暗殺なんてしないしな!
暗殺の依頼は3件もあるんだ。まず、エリザベスと………誰だい?」
「現実くんとすしが引き受ける。こいつらの戦闘力は高いからな」
「そうか、じゃあその3人で頼むよ」
「無理ですよ!あ、あ、暗殺なんてっ!」
現実くんはイスの陰に隠れて怯えた。弱々しく、幼い声だ。
かの有名なゲーム会社の○ービィに似ている体型だが、色はピンクではなく、灰色だった。
黄色い現実と書かれたメガネのようなお面を被っていて、素顔は見えないが、なんとなく表情は想像できる。
すしは何考えているのかよくわからん顔をしていた。
ボーっとしてるのだろう。
高橋は疑った。本当に戦闘力が高いのか?
とゆうかまず、うちに暗殺の依頼が来ていた事自体、衝撃的だったが。
「他に何がある?社長」
↑エリザベス
「えーっとなぁ、あと会社が管理している図書館の整理……。
会社が作っているゲームのバグ取り……。
取引先との会議……。
宅急便の仕事……だな」
社長が慌ただしく資料をめくる。
高橋はずっと考えていた。
「(なんで急に暗殺の依頼なんか来たんだ……。
依頼は割とよく来るが、暗殺は初めてだ……)」
他の奴らの派遣先も決め、今回は解散となった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
夜の街の路地裏で、誰かが隠れていた。
人通りが少なく、店の光も街灯も無いため、星が綺麗に見える。
しかしこの路地裏はゴミが散乱していて、空とは全く反対の風景だ。
それに臭いがキツい。ハエが集っている。まさに地獄だ。
「旦那ぁ、例のぶつ、持って来やしたぜ」
トランクを持った誰かが声を出すと、建物の陰から、大柄な男が2人と、平均的な身長の男が現れた。
「持って来たか」
平均身長の男が旦那らしい。トランクを持った男は言う。
「あなた様の大好物な、お
「そうかそうか」
男はトランクを開いた。
中には大量の札束があった。
「
↑笑っている
4人で高笑いしていると、どこからか、サイレンの音が聞こえてきた。
「ヤバい!サツが来た!!逃げるぞお前ら!」
「え?お札が来たんですか?」
「お前酔っ払ってんのか⁉︎とにかくはよ逃げるぞ!」
大柄な男たちはトランクごと酔っ払いを担ぎ、
その時!!!
ブシャァァァァァァァ!!
大柄の男のうちの1人の腕が吹っ飛んだ!
その時飛んだ血が平均身長男の顔にかかる!
「⁉︎」
「なんだ⁉︎⁉︎」
目の前には、返り血を浴びた白いペンギンが立っていた。
「(え、誰……?誰だこのペンギン……。
な、なぜか筋肉が強張って動かん!まずい、サツが…!)」
「ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ、痛でぇぇぇぇぇ!」
腕が吹き飛んだ大柄の男はあまりの痛さに絶叫が止まらない!
「何すんだぁテメェ!」
もう1人の大柄の男が、ペンギン…エリザベスを殴りかかる!
「うるせーな」
エリザベスの口から大量の水が放出され、男にかかった!
ズバァァァァァァァァァァァァン
「「⁉︎」」
水が放出し終わった頃には、殴りかかった男の上半身は消えていた。
「「………⁉︎」」
「は、早く逃げてください旦n」
ブシャァァァァァァァ
腕を吹き飛ばされた男も、一瞬にして消えた。
さすがにトランクを持って来た男も、酔いが冷めてきたようだ。
「え、え……に、逃げろ!」
「あ、ちょ待て!」
男は旦那を置いて逃げた!
トランクを捨てて逃げた!
「逃すか」
ズドカァァァァァァァァァァァァァァン
突然、何の前触れも無く、男の足元が大爆発した!
辺りには肉片や瓦礫が散乱し、とても見てはいられない、まさに地獄と化した。
「え………え……」
旦那は恐る恐る背後を振り向く。
すぐ後ろには、エリザベスが立っていた。
少しも距離が無い。本当にすぐ後ろである。
「」
ブシャァァァァァァァ
何かを言う前に、エリザベスに斬られた。
警察が通報があった路地裏に来ると、指名手配犯の暴力団の組長と、その手下たちが、残酷に○されていた。
もともとハエが多かったのに、更にハエが多く集まってきてしまった。
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