第37話、神との決着
「
「
赤司劉の
まだまだ、僕たちの攻撃は
「全員総攻撃‼一斉に
天使たちを
実際、神はこの程度の攻撃で
だが、分かっている。この程度の
だったら、僕はまだまだ手は
「アーリカ……」
ぼそっとつぶやく。その
そう、これこそが
だが、やはり神も一筋縄ではいかないのだろう。転移する事をあらかじめ
「やはりそう来たか。その
そう言って、神は剣を僕に向けて振るう。だが、それこそ僕はあらかじめ予想していたことだ。
僕が
「ああ、だからこそユウキは俺が……」
「私たちが
そう言って、僕に振るわれる剣をはじいたのは、秀とアキの二人だった。
ああ、そうだ。僕には
「……くっ」
「
そうして、僕の手は神に―――
・・・ ・・・ ・・・
そこは、一面万華鏡の世界だった。
その世界の中心に、僕と神は立っている。今、世界の中心に僕と神は立っているのだろうと思う。そうだ、此処は……此処こそがこの世界の
そう思い、僕は
「ついに、此処まで来たか……。まさか、この俺のクオリアにまで
「…………本当に、そうか?」
「?」
「神よ、万象の
「…………」
それは
僕は、それは絶対に違うと断言した。断言できるだけの根拠があった。
「神よ、本当は
「……………………」
「それに、神がそんな存在を
「…………やはり、そんな異能はおまえは
「ああ、要らないね。そんな異能なんて無くても。そもそも、誰かに
僕たち人間は、神に管理されなくちゃ生きていけない程に
少なくとも、あいつらはそうだったし。僕だってそうだ。
僕たちは、そんな情けない奴になんてなりたくない。なり下がりたくない。
だから……
「神様も、安心して僕たちを
「そう、か……」
そう言って、神はようやく
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