第34話、次元の狭間にて(割と呑気な異能者たち)
神域までの道中。次元の
「えっと、フユさん―――」
「あら?お
「……お義母さん、えっと?あとどれくらいで神域に
「んー、あと主観時間で30分25秒というところかしらね……おおよそ半時間という所かしら?」
「そうですか、ありがとうございます……」
「ええ、それより貴方も
「そうですね。ありがとうございます」
そう言って、僕は他の異能者達の所へと向かった。異能者達はそれぞれ
アキと話しているのは、男の子一人と女の子一人の二人組だ。どうやら三人で固まって話しているようだ。
そんなアキだったが、どうやら僕に
取り合えず、そっちの方へと
「どうした?アキ」
「さっきお母さんと何か話していたみたいだけど、何かあったの?」
「いいや、別に。あとどれくらいで
「そう……」
アキは端的に
アキの事が
そんなアキの様子を見て、どう思ったのか?傍に居た女の子の異能者が悪戯っぽい笑みで僕に向かって言った。
「あ~、
「分かっているよ。僕だってアキの事は大好きだ。だから、
そう言って、アキの肩を
そんな僕達を見て、女の子の
「おお、そりゃ俺達も
「ふふっ、そうね。でもそれって死亡フラグではないかしら?」
「ははっ、死亡フラグなんてへし
「やだ、カッコイイ……」
……この二人、付き合っているのか?
ともかく、どうやらこの二人はかなり
まあ、ともかく……
僕は周囲を
うん、思ったんだけど異能者達って割と
そんな事を、僕はふと思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます