第33話、アメノトリフネ発艦
「で、どうする
「大将は
「……
「ああ、
そう、準備というのなら今までずっと、剛三さんやフユさんが準備を着々と進めてきた筈だ。だからこそ、今更僕達がするべき準備は無い。
全てのインフラが
技術レベル的に数世代先は行っているこの人工島はまさしく、人類が
なら、これ以上の準備はむしろ時間のロスに
それを伝えると、納得したのか赤司は笑みを浮かべて頷いた。
「そうか、なら俺から何も言う事はない。ならせめて、
「ああ、フユさん居るんだろう?そろそろ船を
『はいはい、了解了解———アメノトリフネ、
そう言って、直後。
人工島、アメノトリフネが本来の
直後、広場の奥の壁面に巨大な立体モニターが
まあ、流石にこれも想定の範囲内だろう。事実、フユさんはこんな状況でもかなり落ち着いている。いや、むしろこの状況も
というか、よく見たら異能者の
まあ、良いか……
「ともかく、これからが本番だ。全ての
「「「「「おうっ‼‼‼」」」」」
そうして、僕達は神の
人工島……いや、星海船アメノトリフネその本来の機能。次元航行型反重力戦艦としての機能の全てを駆使して、僕達は今地球を旅立つ時が来たんだ。
少しわくわくしてきた、というと
大丈夫だ。全て上手く行くさ。そう、僕は信じている。
皆が
そう、信じて。僕達は今日、母なる
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