第25話、支上フユの試練
「えっと、フユさん?それで
「ええ、この船の
それは一体?そう言おうとした瞬間、僕の
・・・ ・・・ ・・・
急に
「おい、ユキ?ユキっ‼」
「
「試練、だって……?」
秋山さんが
試練?一体何を言っているんだ?
「私が
「どういう事だ?」
俺の疑問に、フユさんは少し
「あの子は、神田ユウキ君はね。両親と
「それ、は……」
「ええ、それだけだったらまだ
「……………………」
それは、俺だってわかっていた筈の事だった。ユキは相手の
けど、それは……
それは本当に、異能者ならば
それは異能者ならばある程度仕方のない話ではないか?そう思ったのだが……
フユさんは首を横に振った。
「ユウキ君の場合は話しは
「あ……」
そうだ、何故気付かなかったのだろうか?神は今までの全てを自身の思うがままに掌握してきた筈だ。だったら、ユキの抱える
だったら、神が其処を突いて来てもおかしくはないだろう。
「だから、彼には無理矢理にでも
「そう、でしたか……」
そう言って、俺はユキを見た。ユキの額からは
そう、今ユキは自分の確執と戦っているのだろう。だったら、今の俺達に出来るのは黙ってユキを
そう、思った……
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