第20話、医者のエルさん
「……………………」
いや、何がって
対する医者……白衣を着た幼い少年は
だったのだが、やっぱり冗談のようにしか思えない。
そんな僕の心情を
「……ユキ、
「えっと?
「ああ、何一つ冗談じゃない。それから一つ
「は、はぁ……え?」
「あと、この際だから言っておくと元最上位の
さりげなく
びっくりしすぎて、もはや声すら
うん、どう見ても幼い少年にしか見えない。
……と、そんな事はどうでも
「エルさん、でしたっけ?えっと、僕の
「うん?もう治りましたよ?」
「……へ?」
「いや、
「……………………」
流石天使、とでも言おうか?いや、やっぱり
いや、さりげなくすげえ!
どう考えても物理的にありえない
そんな僕達の様子に、秀はエルさんに最大限の
「流石はエルさんだな。かの大天使ラファエルにも匹敵する
「ああ、あの子もかなり
「えっと、確か天使達って大体そんな風だって
「そうなんですよね。まあ、でも僕みたいな
「はは、そんな変わり種はエルさんくらいしか俺は知らないけどな」
そんな会話をするエルさんと秀。僕は思わず呆然としてしまっていた。
そんな僕に、エルさんはにこやかな
「聞きましたよ。君は神に
「え?ええ、はい……」
「なら、まずは
「会って欲しい、ヒト……?」
そう言って、受け取った紙切れ。それにはその人物の名前と住所が
「えっと、名前はルーシェ?でも、この住所って……」
「はい、彼は君達の通う高校に在住教師として
「在住教師、ですか?」
「はい、ちなみに彼も元天使です」
「……へ?」
この爆弾発言には、僕だけではなく秀も
いや、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます