第16話、約束と対面
僕とアキは
分からないが、決して
「全て
気付けば、剛三さんの目からは一滴の涙が
あまりの
けど、それでも―――
「それは、
「…………何?」
「
「……………………」
剛三さんの想いは決して無駄でも無意味でもない。そんな事、僕がさせない。
そっと、剛三さんの手を
だから、その想いを無駄にしない為にも。無意味にしない為にも。僕は此処で一つの約束を
他でもない、剛三さんとアキと僕自身に誓う。
「剛三さんの想いも、その奥さんの想いも、決して無駄なんかじゃありません。無意味でもありません。その想いは他でもない貴方達のものです。それを、僕が証明してみせます」
「どう、やって……?」
「僕が、その想いを全て
真っ直ぐと、剛三さんの目を見ながら
「ありがとう、君がアキの
そう言って、ようやく
僕達は集中治療室を
———必ずだ。必ず、僕達は神にこの想いをぶつけてみせる。
剛三さんの想いを、その妻であるフユさんの想いを
決して。
・・・ ・・・ ・・・
だが、そう事は上手く
「「⁉」」
僕とアキは、気付けば純白と空の青が
純白の頭髪に、黄金の
ああ、彼こそが
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