第11話、急展開
そして、夜の8:00を
既に空は暗く、街は
既に、この街は
事実———
「がっ⁉」
僕の
とはいえ、僕達に不意打ちは通用しないけど。そのまま僕達はその場を去った。
向かう先はこの
既に向こうにはアキから
だが、妙に嫌な予感がするのは気のせいだろうか?何か嫌な予感がする。
気を引き締め直さないと。そう思い、僕はきゅっと口を
「……大丈夫だよ、大丈夫。ユウキは私が
「…………うん、ありがとう」
そんな僕を
気を抜かないよう、しっかりと引き締め直そう。大丈夫、僕にはアキが居る。きっと何とかなるさ。そう、信じて。
……支上剛三の自宅はアメノトリフネの
それ故に、中央区に入るには独自のパスコードが
アキは僕を連れてそのままぐんぐん
……執政機関の建物が
そこそこ大きな住宅。だが、見た目はそれほど
ドアの前にあるインターホンを
……だが、しばらく待っても何の
「……なあ、アキ?」
「…………」
僕の言葉にアキは何も答えない。だが、その額からは
もう一度、インターホンを
「アキ……」
「ええ、
言って、アキは抜刀。自宅のドアを
家の中は滅茶苦茶に
それは、どうやらアキも同じようだ。愕然としたまま、わなわなと
けど、呆然としている場合ではない。これは明らかに異常事態だ。
「アキ、これは
「……っ、ええ!そ、そうね!」
そうして、家の中に入る。家の奥に進めば進む程、血の赤は濃くなってゆくのが理解出来る。これは、流石にマズイ。
「っ、剛三さん!支上剛三さんは
「っ、
しかし、聞こえてきた声は支上剛三のものではなかった。その先から聞こえてきたのは秀の声だ。だが、僕は確信した。その先に支上剛三と海老原秀が居ると。
ドアを
そして、彼の前には背中から一対の翼を生やした純白の衣を
どうやら、支上剛三宅を襲撃したのはこの天使らしい。その手には一振りの剣が握られているのが分かる。それを見た僕は、言い知れぬ感情が
「ああ、あああ…………ああああああああっ‼」
湧き上がる感情のまま、僕は天使に
そして、天使は何も言わないままその姿を
その場には、僕達と血だまりに倒れる支上剛三と海老原秀が居るだけだった。
その後、僕達の
僕とアキは、重要参考人として
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