第3話、クオリアの眼
アキが泣き
そう思い、学校に
少しだけ心配する先生を何とか
さて、学校に連絡も入れたし。改めてアキに向き直る。
「で、だ。支上アキだったよね?えっと……」
「アキ。アキと
「えっと……?」
え?ええ⁉
「アキ。呼んでくれないの?ユウキ」
「ア、アキ……?」
「うん!よろしく、ユウキ」
にぱっと、花が
今思ったんだけど。この
「えっと、ところでユウキ?今更だけど、ユウキの
「えっと、そもそも異能って?」
「……………………」
「……えっと、アキ?」
僕の言葉に、アキは思わず
しばらく絶句していたアキだったけど。やがてアキは僕を真っ直ぐ見ながら真剣な表情で言った。
「……一応言っておくけど。
「うん、まあそうだね?」
「…………はぁ、とりあえず
「特異な能力……?ああ、僕の
「多分、それ。それは一体何?」
僕はしばらく
……けど、アキは僕の目を真っ直ぐ見て決して
……なら、まあ
「僕の特異体質。それは、
「
「えっと、人によって世界の見え方や感じ方って
「……………………」
アキは、少なからず
けど、少なくとも僕の両親よりは
……あれ?どうして僕はアキに怖がられるのを
本当に?あれ?
「……ん?んん?」
「……えっと、一人何かを
「え?あ、うん」
真っ直ぐ
アキの真剣な表情に、思わずドキッとしてしまったのはやはり秘密だ。
「
「うん」
「それは生まれつきユウキに宿っていた
「……うん。
そう、とアキは考え込むように
やはり、アキは僕の特異体質について本気で
それが、少しだけ
「…………って、ユウキ?どうして
「え?あ、あれ?泣いて、いる……?何で?」
「知らないわよ。ああ、もう……」
仕方ないわね。そう、アキは言って僕を
さっきから涙が止まらない僕を、アキは
それが嬉しくて、余計に涙が
「僕は、嬉しかったんだ。僕の特異体質を怖がらないで、ありのままに
「……そう、ユウキも
「アキも?」
「ええ、異能者は少なからず
「うん、ずっと
「うん、少しづつだけど。私もユウキの事を
ああ、そうか。僕はようやく
そうだ、僕はそんなアキの事が
そう、僕は
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