俺だけレベルアップってあるじゃないですか

男性フェロモンが極まってて女だけでなく男もメロメロ。
本人のメンタルベビベビ。べしゃり弱者。
メンタル弱いけど戦闘力最強。協会がその「めちゃめちゃ優秀だけど人格に難がある」特性を把握しててママ・保護者。
権太さんが一緒にいるシーンを見てるとなんとなく「俺だけレベルアップ」感があるなーと思ったり(あくまで私感)。
海野さん(男)がフェロモンにはすはすして歳三(主人公・男)を性的に襲いたくなる衝動と戦っているのが面白過ぎたり。
探索者と一般人のカップルが厳しいんすよーな世界観で(一般人の身体がついていけないんだね)城戸さん(男)がマグロ受けすることで一般人のお嬢様彼女と純愛(?)してたり(好きだ)。
 
脇を固めるキャラたちも魅力たっぷりでありながら、あくまで一番スポットライトがあたっていて魅力が飛びぬけてるのが歳三(主人公・男)という優れもの。
 
勘違い系&俺ツエー的な面白さがありつつ、芸術・学問への作者さんの造詣の深さがうかがえるTIPがあったり(ズジスワフ・ベクシンスキーとかさらっと出てくるの溜まらんぜよ)、大人の感性と倫理観、社会経験の抱負さを感じさせる深イイセリフがあったりするんだこれが。この奥行き、重厚さ、素晴らしい。
おこちゃまより大人向け。間違いない。

 個人的に刺さったのは『君みたいに真面目な人はきっと本気で死のうとし、だがその不器用さゆえにしくじるだろう。要領よく生きられない者が、要領よく死ねるわけがないから』かな。

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