我儘妹は姉を「氷の辺境伯」に嫁がせたい!

渡来みずね

第1話

「ええ!? おねいちゃんが王宮に上がった!?」


 叫び声が豪奢な部屋にこだました。


 開け放った窓の向こうで声に驚いた鳩がばさばさと飛び上がり、それからしんとした空気が戻ってくる。


 思わずばんと手をついて乱してしまったティーテーブルの惨状を見つめて二秒。

 散らばってしまったマカロンを諦めることにしつつ、所在なげに立ったままの侍女のマリーをわたしはねめつける。困った顔のままマリーはこくこくと頷いた。


「は、はいぃ、間違いありません…… あの、今日はご気分がいいからと仰って……」

「もおおお……どうして今になってそんなこと」


 マリーはちっと舌打ちしたわたしがひどく不機嫌だと悟ったらしい。おろおろと目線を彷徨わせてこころなしか縮こまった。


「あ、あの、お止めしたんです、ドレスの用意も出来ていませんと申し上げて……それなのに、気にすることすらせず……本当です、ですから」

「はあ、まあいいわ。今回は不問にしてあげる。お下がりなさい」

「はっ、はいいぃ」


 肩をすくめてこそこそと、私に止められないように早足で部屋から出ていくマリーを見送る。

 こうやって怯えられるのはあまり楽しい気持ちはしないが、まあ仕方ない。


 わたしはエデルトルート。エデルトルート・ルフテンブルグ。

 ルフテンブルグの嫌われ姫、と言えばきっと心当たりのある紳士淑女の皆様も多いことだろう。

 性悪で、奔放で、派手好きで、浪費癖のある、どこに出しても恥ずかしくない悪女……わたしに婚約者を取られて「氷の辺境伯」と悪名高い男のところに嫁ぐはずの可哀想な姉を持つ、ルフテンブルグ家の妹娘だ。




 ルフテンブルグ家はこのエスター王国でも王に忠誠深い侯爵家のひとつ。公爵家ほどの権威はないが、建国の頃から王をお支えしている家系であることを誇りに思う侯爵のもと、確かな血筋を持つ家柄だ。

 ダーフィト・ルフテンブルグを当主とし、直系血族は娘のツェツィーリエとエデルトルート。

 豊かな領地と領民からの支持。王からの信任、盤石な政治的基盤。

 その陰りなしと歌われるルフテンブルグ家にも問題が無いというわけではない。

 そのうちひとつが、若くして双子を産んで儚くなった妻を失った心の傷を侯爵がまだ癒やしていない、という噂。

 もうひとつが、地味で引っ込み思案で、ろくに屋敷から出てこない地味な姉姫と、奔放な妹姫の噂だ。


 吟遊詩人が歌って曰く、けむる雨の銀髪にアメジストの輝きの紫の瞳、夜の如き姉姫ツェツィーリエに、波打つ金髪に晴天の碧の瞳の、夏の正午の化身の如き妹姫エデルトルート。


 地味という表現には強く異を唱えたいところだけれど、その全てはだいたい真実と言っていいだろう。


 父は母に似たわたしに強く当たれないし、王家の傍系の血を引いたという祖母の容姿を強く受けついだ姉は、性格は苛烈だったという祖母には全く似なかったらしくて、とても引っ込み思案なのだ。

 この祖母が父と最高に折り合いが悪かったらしく、その祖母の若き頃とうり二つだと親類たちがみな口を揃えるものだから、それも姉が引っ込み思案になった原因のひとつなのかも知れない。


 あ、別に父が姉のことを嫌いだということはない。はずだ。

 であるのだが、祖母と父の軋轢のことを姉に大袈裟に聞かせた馬鹿がいたせいで、姉は父とできるだけ顔を合わせないように立ち回ってしまっている。そのせいで忙しいのもあってここ数年私的な場で全然顔を合わせていないし、使用人たちは無駄に気を利かせて姉の話題を父には伝えようとしない。

 ……困ったものだ。



「にしても、予想外だったわ……おねいちゃんがお城に上がるなんて……。礼儀に則った極めてちゃんとした格好じゃないと出かけないって思ってたのに……やっぱり最近おねいちゃん、ちょっと変」


 わたしは親指の爪を噛んでぐぬぬっと唸る。

 塗られた爪を噛むと爪紅の成分が口に入ってなんだかとても体には良くない気がするのだが、頑張って再現するようにしている癖なので仕方ない。


 王城なんかにおねいちゃんを絶対に上げてはいけない、それは当然の結論なのに、侍女たちも父もそんなことは全然理解してはくれないのだ。

 だから、おねいちゃんのちゃんとしたドレスをわざと欲しがってみせて、次のシーズンの採寸までおねいちゃんがお城に行けるようなドレスを枯渇させるのが目下のわたしの使命だ。

 髪と顔の印象はだいぶ違うけれど、体型がほぼ同じなので、ドレスを欲しがっても違和感はないのが双子で良かったところであると思う。


 今年のわたしのその努力は実り、おねいちゃんの持っているドレスは、お祖母様のものだというとても流行外れのドレスと、清楚だけれど地味なよそ行きには使えそうにないドレス、人と会うのになんとか使えるという具合だけれど、きちんとマナーにのっとるのを好むおねいちゃんは絶対に王城なんかに着ていかない、フォーマルではないドレスだけだ。


「ああーもう、王城なんか軽薄でつまんなくて女の子の顔と家格しか問題にしない貴公子サマでいっぱいじゃない! おねいちゃんがぽけぽけとうろついたら夜の捕虫投光器みたいにいっぱい男を引っ付けてくるに決まってるんだからーーー!!」


 私は叫んだ。

 鳩は全部飛んでいってしまったらしく、テラスは優雅に静まり返ったままだった。


「そうじゃなくったっておねいちゃんは世界一かわいいのに……なんであんな自分の顔に鈍感でいられるのよお……くそっ、バカどもめ、褒め称えてあげる! 顔の趣味だけは一流だわ……! おねいちゃんの自己評価だけ上げてそのまま燃え尽きたらいいのよ!」


 困ったことに、馬鹿極まりないバカ貴公子共は勝手に燃え尽きてくれたりしない。



「今回はどのぐらい馬鹿が釣られてくるのかしら。またおねいちゃんの顔とうちの地位しか知らないくせにいきなり婚約を申し込んでくる失礼極まりない馬鹿を誘惑しなきゃいけないのだわ……」


 ぎりい、と、今度は自然に親指の爪を噛めた。


 人前にろくに出ない割におねいちゃんはぽんぽん求婚される。

 家中で軽んじられているだとか地味で引っ込み思案だとかいう噂に加えて、目にしてみれば淑やかで慎み深い態度。うちの家柄に目のくらんだ馬鹿貴公子共には与しやすそうに見えるのだろう。

 もちろん、実際に姿を見てみれば万人が悟るであろう……一見地味と見せかけてその実とても儚げで美しく、世界一かわいいという事実も大きな要素であるのだろうが。

 誰かから紹介されただとか、ちょっと挨拶しただとかその程度の関わりで釣書が届いてしまうし、おねいちゃんは父から婚約の打診について話があればろくに断らない。


 しかし、求婚者様どもはわたしがちょっと媚びてすり寄ってあげると面白いようにこっちになびくものだから、そんなはしご状神経が脳の代わりに通っているような生物におねいちゃんをくれてやる事はできない。

 ちょっと困るのは、そんなクッソクソのクソの化身のような相手に婚約の破棄を申し入れられてもおねいちゃんはちゃんと悲しんでしまうらしいということだ。ゴミムシダマシがおねいちゃんと同じ空気を吸うことも我慢ならないので、おねいちゃんの手を握る以上のことをさせたことなど無いのに――本当はそれも過分だと思う――、なんという善良さなのか。

 そして、その度に自己評価が下がっているらしいのもとても胸が痛むのだが、この工程は絶対に省略できないので、心のなかで謝ることぐらいしか出来ぬ。ごめんねおねいちゃん、世界一かわいいって私は知ってる!


 ともかく、おかげでわたしは婚約のプロだ。今年に入ってからは2婚約と2破談を経験している。

 まだ6月だっていうのに!!!!


 ゴミムシダマシ以下のクソアホボンボンどもはちょっといい顔をするとスルッとこっちになびいてくるのに、わざとらしくわがままを言って散財してみせたり、雑な生活態度を見せてやったり、眼の前で侍女をいじめたりするだけでドン引きして破談を申し込んでくるのだ。最短レコードは直近の20日。そんなもので破談してくるなら最初から申し込んでこなければいいと思う。いや、そのままおねいちゃんの婚約者のままで居られてもまずいので靡いてもらわなくては困るのだけれど。


「あんまりやりすぎると家名自体が不味くなるから、程よいところで止めておきたいんだけど……」


 これも、おねいちゃんのためなのだから仕方ない。


 生まれたときからの婚約者だとか、政治的に適当な家柄からの婚約の打診なんかがあれば少しは状況は違ったのかもしれないけれど、我が国ではそういう家と家のお話し合いよりもシーズンでの出会いが流行りだし、父が母とは恋愛結婚だったせいもあって、その手のものは私達姉妹には縁がない。


 ――もしくは、これが、物語の強制力というやつなのかもしれないが。


 わたしの記憶が戻ったのは四つの時のこと。

 夏の暑さで傷んだスープに中ったのか、それともにわか雨に濡れたせいか、でなければその前の日差しを浴びすぎての熱中症か。ともかく倒れた私はひどい高熱を出して、生死の境を彷徨い……夢を見た。

 夢の中で私は女性向けの恋愛小説を読むのが趣味の、日本という国に生まれた女性だった。

 ある雨の日の夜。新卒のわたしは残業が終わったばかりで注意力が落ちていたのだろう。コンビニ前の横断歩道で車に轢かれて亡くなったのだ。

 目覚めた私は戸惑って戸惑って、そして気付いた。自分の名前と姉の名前。家名に国名。両親の名。歴史。

 覚えがある。きっと人に言っても笑われるか、頭がおかしくなったと思われるに違いないけれど――この単語は、全部、覚えがある。

 これは、読み終わったばかりのあの小説だ。

 わがままな妹に虐げられた令嬢が、婚約相手を奪われて、醜聞を嫌った父侯爵に厄介払いのように氷の辺境伯と呼ばれる男の元に嫁がされて――幸せになる話。


 当時、お母様が亡くなったばかりで、私はお母様と最後に一緒にお出かけしたのがお姉様だということにわだかまりを持っていたし、下町に慰問に出かけていって病を得たのも、お姉様が貧民に同情していたのを知っていたから、お姉様のせいで病を持った貧民に近づきすぎたのではないかと逆恨みをしていた。

 もちろんそれは偶然で、母が姉を連れて行ったのも、そういう順番の約束だっただけ。物語の地の文としてそれを思い出したことでそう認識出来たのはいいことだったのだと思う。少なくともおかしな叙述トリックでもない限り、それは真実だ。

 溺愛していた母を亡くした父は悲嘆に沈むあまりにしばらく寝付いてしまい、私達は使用人に面倒を看られていたけれど、母によく似た容姿の私が心の慰めになるだろうと執事はよく私を父が籠もった部屋に見舞いに向かわせたし、そうされなかった姉について、祖母に似た容姿を理由に厭っているのだろうと訳知りげに言うものがいた。


 幼い私が将来姉を厭って軽んじる道筋は出来ていて、家の者達がそれに味方してしまう理由も存在してしまっていた。でも、その頃の私はまだ姉のことを嫌いではなかったのだ。

 そして、わたしも。ツェツィーリエは好きな主人公だったし、できれば幸せになって欲しい。

 ――ああ、いや、本当のことを言おう。私が倒れたと聞いてやってきたおねいちゃんが、涙をためた目で目覚めてくれて良かったと、エーデまでいなくなったら私ひとりぼっちになっちゃうと呟いた時に、多分わたしはすっかりこの幼い子の味方になろうと決めてしまったのだと思うのだ。


 思い出してよかった、と思った。今わたしがストーリーを思い出したことで運命が変わって、エデルトルートがツェツィーリエを憎まないなら、ツェツィーリエが不幸になることは――待って、ほんとに、そう?

 目覚めてから数日。家族の関係改善から幸せ家族生活ルートを浮かれて計画していたわたしは、やることノートを前にしてはたと考え込んだ。


 この物語はツェツィーリエが氷の辺境伯の心を溶かして溺愛されて、幸せになる話だ。

 当然、ヒロインはおねいちゃん。溺愛されてハッピーエンドになる場所はこの家ではなくて辺境伯領。特に推理などしなくても当然の結論だ。

 で、どうしておねいちゃんが氷の辺境伯などと呼ばれる男のもとに嫁ぐのか、というと。

 それはわがままな妹、つまりわたしがおねいちゃんの婚約者を面白半分に片端から奪い取り、姉姫に興味のない侯爵が世間体が悪いという理由で、評判が悪い辺境伯との縁談を進めてしまったから。

 つまり、わたしがおねいちゃんの婚約者を奪わないとグランドフィナーレには辿り着かないし、他の誰かと結婚しても、めでたしめでたしかどうかの保証はない。


 お父様との関係を完璧に改善してしまっても駄目だ。悪評のある男性との結婚話を受け入れてしまうぐらいでないと。


 だからわたしは、馬鹿な噂を立てる使用人たちを処断するようにお父様や執事に言ったりせず、お父様のお見舞いにおねいちゃんを連れて行ったりもせず、でも、ストーリーの中で私がしたようにお父様におねいちゃんの悪口を吹き込んだり、度が過ぎた嫌がらせをしたり、失敗や悪い出来事をおねいちゃんになすりつけたりはしないで――でも、できるだけ同じような状況になるように努力した。


 使用人たちがおねいちゃんを軽んじてしまう道筋は悲しいことにすっかり立っていた。だから、そうでない者はとてもわかりやすくて、おねいちゃんの味方になりそうな者は出来るだけわがままを言っておねいちゃん周りの閑職に追いやる。


 お祖母様とお父様の軋轢の話をおねいちゃんに聞かせる馬鹿の口を封じたりもしない。


 お父様を励まして、慰めて、良い娘の顔を見せながら、髪型や口調を意識して少しお母様に寄せた。誰もがお父様のお気に入りの娘はわたしだと思うように振る舞う。


 実感として、そんな小細工込みでも娘にそんなに差をつける人だとは思わなかったから、おねいちゃんが自分からお父様と距離を置いたのも、お父様が悲しみを紛らわせるために仕事に打ち込むようになって家中のことはみんな執事と使用人に任せてしまうようになったのも、申し訳ないけれどありがたいことだった。


 自堕落の才能はたっぷりあった。

 というか、現代人の経験があれば、多分普通に振る舞ってもそういう評価になりがちだと思う。侍女を連れずに出かけるとか、男性と気軽に会話するとかするだけで、悪評というのは面白いように立ってくれた。

 というか夏には薄着をしたいし、コルセットなしの格好が流行るならぜひ取り入れたいし、お忍びで下町に降りるのも買い食いだって悪いことではないと思う。

 むしろ賭け事が貴婦人の嗜みだというこの世界の概念はちょっとついていけない部分があるぐらいだ。清廉潔白な貴族の令嬢がカードゲームで簡単にお金だとか宝石だとかを賭けるんだから……。どちらもお金をかけるのは一緒なのに、王宮や誰かの館で賭けをするのはよくて、未認可の賭場だと駄目、みたいな概念であるらしい。

 そう、お金。お金の使い所だって沢山ある。

 手当たり次第にご令嬢の趣味にしてもおかしくないような手に職系のスキルを学んだり、人脈を増やしたり。贅沢のフリで貴金属を買い集めてざまぁ後の自活が可能なように動いたりするのは生存戦略として当然である。

 というわけで、悪い仲間と遊び歩いているだとか、男に貢がせる悪女だとか、そんな噂が立つのは早かったものだ。

 そんな不出来で意地悪な妹にもおねいちゃんは親切で、辛いだろうに八つ当たりされたりもしなかった。

 もともと好きなキャラクターで、元々ちょっと感情がこじれかけていても姉妹として仲は良かったのだ。日々眺めるうちに私は確信した。天使かな? と。


 というわけで、あらぬ噂を信じ込んでおねいちゃんを軽んじて、わたしに媚びを売る使用人たちなんか大嫌いだったから、わがままで彼らを振り回しても良心が痛むことはない。かまびすしい宮廷雀たちだって同じこと。


 引っ込み思案で家の奥からでてくることもほとんど無い姉とわがままで自堕落な妹。世間の噂がそうなり、おねいちゃんはお父様に冷遇されてわたしはどんなわがままも許されていると使用人たちが思い込み、お父様はそんな悪評を聞かされても信じない、そんなふうに状況が整うのに十年と少し。

 原作軸よりも多分、いくらかはマシで、おねいちゃんとお父様は顔を合わせれば口はきくし、お互いに嫌い合ってはいないはずで、使用人たちもわかりやすい嫌がらせをするわけではないけれど、家中の雰囲気はそりゃあ悪い。


 はやくお姉ちゃんを辺境伯領に送り出してやりたいものだが、困ったことに、決定的な最後の一人の名前なんて覚えていない。当然だが、物語の発端になる精々五ページほどに登場し、三回名前が出てくるのがせいぜいの端役の名前なんて、誰が覚えているだろう!


 だから私に出来るのは、おねいちゃんに辺境伯からの縁談が来るまで、婚約者が出来るたびに愚直に奪い取ることばかりである。


 まあ、勿論、運命が完全に前世の創作と同じではない可能性だってあるわけで、辺境伯以外でもそれ以上の有望株がいればおねいちゃんを愛することを許さないこともない、と柔軟に考えてはいるのだけれど、わたしなんかに鼻の下を伸ばすし、中に入り込んだのをいいことに調べると、ぜったいに瑕疵があるので、手を緩めてなどやれない。


 不幸中の幸いは、そうして握った瑕疵はとてもとてもおうちのために役立ってくれることぐらいである。



「次が最後の一人ならいいんだけど、一登城のたびに2婚約申し込みぐらい続くのよね……」


 一登城が大体年一、二回だし、これまではどうしても必要な行事ぐらいでしか出掛けて行かなかったので、時期の想定は楽だったのだけれど。

 おねいちゃんが呼ばれたお茶会は夕方遅くまで続くはずだ。

 招待主の王女殿下に恨めしい思念を飛ばしつつ、わたしは一日千秋ぐらいの気持ちで、夕方が来るのを待つことにした。

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