第13話 第13章

 ここはとある町はずれの神社の境内。さほど広くはないが、小高い丘の上に立っていて、ここからであれば、街の一望することができる。

 早朝のまだ朝日が昇ってすくくらいの時間なので、人の気配もなく、スズメが境内に降り立って、一生懸命に何かをついばんでいる様子が見て取れた。

 冬に入って久しく、年末の喧騒とした雰囲気とはまるで別世界、朝もやの中で、浮かび上がる社屋は、少し大きく見えていた。

 階下の赤鳥居をくぐり、一人の男が境内への石段を上がってくる。一歩一歩確かめるように歩くのは、石段が簡素に作られていて、一段一段で高さが違っているからだということもあるだろう。

 上まで上がるとさすがに息が上がってしまう。呼吸が荒くなっているところで、上がりきると、すぐには境内に向かわず、しばし上がりきったところで境内を見渡していた。

 それは呼吸を整えるという目的だけではなく、他にも目的があることを示していた。その目的とは、人を探していることだった。彼は、ここで人と待ち合わせをしているのだ。

 男は境内を見渡して、誰もいないことを確認すると、ゆっくり石畳を境内に向かって歩き始めた。境内の横にも視線を移しながらであるが、歩いて来れば来るほど、境内の横は死角になってくる。

「やあ」

 境内までの石畳を半分近く進み出た時であろうか、一人の男が現れて、声を掛けた。

「よく分かったな」

「ああ、石畳を革靴で歩けば、音で分かるさ」

「いや、それだけ耳を研ぎ澄ませていたんだな」

「そうだな、我ながらすごいと思うよ」

 もう一人の男はそう言いながら、境内の左側の横から顔を出して、近づいてきた。

 その場に現れた男はトレンチコートに帽子をかぶり、手をコートに突っ込んでいた。サングラスまで掛けているので、一見、昔のギャングでも見ているかのようないでたちに、表情は口元だけでしか判断できない様子でも、相手のことが分かっているようなので、お互いにかなり分かり合った仲であることは察しがついた。

 ということは、二人はかなり以前からの知り合いだということにもなるだろう。

 気心知れた仲というのは、少しでも似ているところがあれば、他の人が見て最初は見分けがつかないほど似てくるものだと思うのは危険な考えであろうか。

 二人は背丈もよく似ていて、体格もそれほど変わりがない。しかし、明らかな違いがある、それは帽子をかぶっていて、サングラスをしている格好の二人なので、すぐには気付かないかも知れないが、絶対に否定することのできない違いがあった。

 それは年齢である。

 年齢は平行線と同じで、決して交わることはない。年を重ねている方が死んでしまえば話は別だが、それでも違っていることには違いない。

 階段を上がってきた男性は、少々年齢を重ねた男性で、中年の域を十分に超えているだろう。それに比べて、境内で待っていた男は、年齢的にはまだ二十代から、行っていたとしても三十歳を少し超えたくらいであろうか。親子というほどの年の差ではないが、顔をオープンにすれば、明らかな違いが分かることだろう。

 なぜ、この二人が早朝の神社の境内などという人っ気のないところで、しかも顔を隠して会う必要があるというのか、二人のその時、交わされた言葉はまるで暗号だった。

「首尾はどうだい?」

 と、若い方が言えば、

「ああ、こっちはうまくいっているが、お前の方がどうなんだい? 相手が怪しんでいるなんてことはないかい?」

「ああ、でもきっと怪しんでいるだろうな」

「それじゃあ、困るじゃないか」

「何言ってるんだよ、相手は普通の状態じゃないんだ。怪しんでくれた方が、それだけ意識をこっちに持っていけるというものさ。何でもかんでもスルーされると困るんじゃないのかい?」

「それはそうだ。若いのに、なかなか分かっているじゃないか?」

「それだけ、俺も苦労してきたということかな? いや、余計なことをいうのは、やめよう」

 二人の謎めいた会話であるが、怪しさは十分なのだが、どうにも犯罪の匂いが漂っているわけではない。早朝の神社の境内というシチュエーションが、いい意味で影響を及ぼしているからなのかも知れない。

 昭和のギャングのようないでたちに、しかも早朝の神社の境内。こんなベタな設定は、夢でなければ見ることができないような気がすると思うと、やはり夢の中だったようで、一気に目を覚ましてしまった。

「いつの間にか寝てしまっていたんだわ」

 コーヒーの香りを感じていた弥生は、本当ならそこで目を覚ますと思っていたのに、却って寝てしまうことになったことを、

――よほど疲れていたのかも知れないわ――

 と思った。

 それだけ、入院生活は自分が思っているよりも疲れが蓄積されていたのかも知れない。力が入っていないつもりでも夢の中で知らず知らずに力が入ってしまい、寝ている時、足が攣るなどということがあったりするのも、同じようなものなのかも知れない。

 足が攣る時は、事前に分かるものである。

――やばい――

 と思った瞬間には、身体が反応してしまって、逃れることができない。

――もし、気が付かなければ、足が攣ることもないかも知れないな――

 という意識もあったりする。

 足が攣る時、もう一つ感じるのは、

――誰にも知られたくない――

 という思いだった。

 足が攣ったのを人に知られて心配されるのを嫌だと思っている自分がいる。それは心配されることで、余計に自分が痛い思いをしているという自覚を持たせ、自己暗示を確固なものにしてしまうからであった。

 意識してしまうと、どうにもならないということが分かっているのも、足が攣った時に感じることだ。

――通り過ぎるのを待つしかない――

「固まってしまった足を揉みほぐせば痛くなくなるよ」

 と言われるが、痛い思いをしているのに、そんな余裕などあるはずもない。

 かといって、人に揉みほぐしてもらうと、さらに痛い思いをしなければいけない。

 だから、人に知られたくないという思いが無意識に働くのだ。

 それは、苛められっこが、自分の親や先生に苛めに遭っていることを知られたくないと言う思いに似ているかも知れない。

「親や先生に迷惑を掛けたくない」

 知られてしまうと、

「どうして言わなかったの?」

 と聞かれるであろう。聞かれてしまうと、迷惑を掛けたくないという話を、まずほとんどの人がするだろうが、それだけが本心ではない。本当の理由はそこにはないのだ。本当は、

「知られて大げさにされてしまっては、自分の中にだけあるまわりには知られたくない傷が開いてしまうからさ」

 と言いたいのだが、口が裂けてもそんなことを言えるはずもない。

 傷口を広げることは誰もがしたくないことである。それを広げてしまうにはそれなりに理由があるが、少なくとも自分から広げるような愚を犯したくないと思うのは、誰もが感じる感覚ではないだろうか。

――それにしても、何という夢を見てしまったのかしら?

 それは、夢の内容の突飛なことに感じた思いではない。以前にも同じようなことを感じたことがあると思っていたことだった。

――欠落した記憶の中に潜んでいることなのかしら?

 確かに突飛な発想である。

 まるでテレビドラマのサスペンスによく見られるワンシーンのようではないか。それほどテレビを見るわけでもなく、見ていたとしても、映像と音声が殺風景な部屋を明るくするためだけにつけているテレビの中から見えてきたり聞こえてきたりするものだ。集中して見ていたことは、それほどなかったような気がする。

 ただ、少なくとも見えていた風景が、異様ではあるが、見覚えは確かにあった。それが映像としてテレビから入ってきたものなのか、直接目で見たものなのか、そこまでは分からない。欠落した記憶という意識の強さが思い出そうとする意識を邪魔しているのではないかとさえ思うほどだった。

――朝もやに煙る神社の境内――

 このシチュエーションは、自分が記憶している中には確かになかったが、一度感じてしまうと、なかったことが不思議なくらい、意識の中から消えないものとして残ることが分かっていた。

 弥生は、その日の夜、また違った夢を見た。

 この夢が昨日の夢の続きであることを、持ちるん知る由もなかった。それよりも何よりも、

――夢の続きを見ることなんて、不可能なんだ――

 という意識が強く頭の中にあったからである。

 夢というのは潜在意識が見せるものだという大前提が弥生の中にあった。弥生はそれを自分だけではなく、誰もが感じていることなのだろうとも思っている。

 そのことが頭の中にあるから、本当の真実を見誤っているのではないかと思うのだが、夢の続きを見ることができないという理由は、別にあるというのだろうか? もし、夢の続きを見ることができたとすれば、それが果たして真実と本当に言えるのかどうかを考えてみると、疑念ばかりの残るのだった。

 夢の続きを弥生は一度だけ見たことがあったのを思い出した。確かあの時も、今と同じように、記憶が欠落したという思いがあったのではなかっただろうか?

――ということは、記憶が欠落したことがあるのは、今に始まったことではないということなの?

 まったく意識もしていなかったことを、夢という潜在意識が司ると思っている世界から過去のことを思い出させ、今と同じ境遇であることを知らしめられるというのも、皮肉なことである。

 さらに弥生が思い出したこととして、その時の夢も夜、布団の中で寝ていて思い出したものではないということだった。

 あれは学校の授業中、夢を見ていたのだが。その時先生から無理やりに起こされて、あの時も、

――中途半端で起こされて、気が収まらないわ――

 と、露骨に先生を睨みつけたことがあった。

「何だ、その目は」

 と、言われて、さらに睨みつけてやったことを覚えている。普段なら先生に逆らうことのない弥生がいきなり見せた反抗心に、さぞや先生もビックリしたことだろう。

――いい気味だわ――

 弥生は今までにない優越感と、清々しさを感じていた。自分の気持ちを表に出すことの快感をその時初めて知ったのだった。

 それは気持ちを正直に表に出すという、当たり前のことのはずだったのに、どうしてできなかったのかとその時には思った。今では逆に、自分の気持ちを表に出すことが多くなり、まわりが控えめな人ばかりであることに気付いた時、違和感を感じたほどだった。

 元々の夢がどのようなものだったかというと、夢の種類から言えば、

――怖い夢――

 というイメージであった。

 ただ、最初から怖い夢だったわけではない。夢を見ていて途中から恐怖感が溢れてきたのだ。

 見ている夢は恐怖という言葉とは似つかわしくない普段の生活の夢だったのだが、何に恐怖を感じたかというと、夢の主人公である自分が、何かに怯え始めたことに気が付いたからだ。

 何に怯えているかというのを見ていると、ソワソワしている様子に、その視線の先が一定していないことが分かった。

――まだ、自分でも何に怯えているのか分からないのだろうか? それとも分かっているけど、まだ現れていないからオドオドしているのかしら?

 と、夢を見ていて思っていた。

 だが、実際には、その両方であった。怯えているものが分かっていなかったし、怖いと思うものがまだ現れていないことを知っていたのだ。

――正体が分からないのに、恐怖が近づいてくることへの恐怖がこれほど気持ち悪いものだったなんて――

 夢を見ている自分には、主人公の自分の気持ちが手に取るように分かってくるようだった。

 見ている夢が、少しずつ変わってきている。最初はどこが違っているのか分からなかったが、

――寂しさの元に夢が成り立っていることなんだわ――

 と思うようになると、まわりにいた人がどんどん減ってくるのを感じた。

――最後には一人になってしまうんだわ――

 と思うと、一人取り残された自分のイメージが最初に浮かんできた。そして浮かんできた自分が、夢とは別の世界に存在しているかのような錯覚に陥ったのだ。

 果たして、最後の一人になると、もう疑いようのない孤独感と寂しさが襲ってきた。

「助けて」

 と、声にならない声を発したようだが、誰にも届かない。しかも、ここは声が通らない世界のようだ。自分がこの世界に入り込んだわけではなく、まわりにいた人たちが次第に消えていって、自分だけが取り残されてしまったのだ。

 助けを呼んでも誰もくるわけではない。

――これが、さっきの不安の正体なのかしら?

 と思ったが、どうも違うようだ。これ以上の恐怖が待ち構えているのだろうが、それがすぐにやってくるものなのか、それとも、しばらくこのままなのか想像もつかない。ただ佇んでいるだけの世界ほど、気持ち悪いものはないのだ。

 だが、恐怖は思ったよりもすぐにやってきた。

 助けてという声が届いたのだ。

 誰もいなくなったその場所に、誰かの気配を感じる。まだ姿は見えないが、確かに誰かが存在しているのだ。

 それが自分であるということに気付くと、弥生は恐怖の声を上げた。さっきまで声が通らない場所だと思っていたが違うのだ。自分が声を出せないだけだったのだ。精一杯の恐怖の声を上げ、まるで断末魔のような声に、目の前の自分はびくともしない。

 だが、夢を見ている自分には分かっていた。

――これはさっき、別世界に存在している「もう一人の自分」なんだわ――

 とすぐに分かった。

 夢の中の自分がそんなことを分かるはずもない。ただ恐怖が襲い掛かったまま、どうしていいか分からずに、金縛りに遭ったかのようだった。

 その後、夢はすぐに覚めた。

――もう一人の自分を見た瞬間に目が覚めてしまったんだわ――

 と、その時は思ったはずなのだが、今思い返してみると、もう一人の自分を確認して少しだけ、まだ夢の世界にいた気がする。

 この気持ちが実は、目が覚めても夢を覚えていた秘密なのかも知れないと思う。夢というのはそのほとんどが、目が覚めるにしたがって忘れていくものだからである。

――夢を覚えているというのなら、覚えているだけの何か理由があるに違いないんだわ――

 と弥生は感じていた。

――夢は続きを見ることなんてできないんだ――

 という思いがあり、続きを見ることができるとすれば、前提として夢を覚えておく必要がある。

――待てよ――

 弥生はもう一つ別の発想が浮かんだ。

 夢を覚えているから、夢の続きを見たことがないと思っているからで、夢を覚えていないと、次に見た夢が前の夢の続きだったかどうかなど分からないではないか、特に覚えている夢などほとんどないはずなので、続きが見れる見れないは分かるはずもない。

 だが、これも夢の続きを見ることができるかどうかという発想であれば、確かにそうである。弥生は見たことがあるかどうかを自問自答を繰り返しているのだから、自覚していることでなければ、この発想の意味はないというものだ。

――夢の続きを見たい――

 という発想が前提にあっての話から波及した発想なので、それも当然の考えであろう。

 弥生は、その夢の続きを見たのは、その日の夜、布団の中でであった。目が覚めた時、昼間に見た夢の曜日を覚えていたことと、翌日目を覚まして曜日を確認し、次の曜日であったことで、すぐに理解した。理解するのに考えがあったというよりも、本能的に意識して確認したと言った方がいいかも知れない。

 続きの夢であることは、夢に突入した時に分かったようだ。なぜなら、思わずもう一人の自分がそこにいないかを確認しようとして、昼間見たその場所に自分がいないことを確認し、ホッとしたからであった。

 ホッとした瞬間、まわりには誰もいなかったはずなのに、目の前に人が急に現れた。それは現実の世界さながらの賑やかさで、却って、

――本当に夢なの?

 という思いを感じさせるほどだった。

 しかも、続きだと思っている夢は、今度は一度目の夢の最初に向かって遡っているように感じたのだ。

――遡ってしまっては、昼間見た夢と今の夢で相殺されて、夢自体が皆無にならないかしら?

 と感じたが、逆である。

 意識して残っている分、皆無になることなどなく、倍の意識、つまり夢の継続として頭の中に残っているのだ。遡ったという気持ちは今思い出したことで分かったこと、意識しなければ、見たモノは、

――夢の続き――

 に他ならないのだ。

 弥生は、さっきの神社の夢で、恐怖を感じたわけでも、ましてや、もう一人の自分の存在を感じたわけでもない。ただ気になる二人の男性。それぞれに見覚えがあるのだ。そして、何よりも二人が会話していることに違和感、いや嫌悪感さえ感じてしまっていたのだった。

 以前に見た夢は弥生の中で、

――一度進んで、再度元に戻った――

 という発想を植え付けた。

 これは、時々気になっている

――堂々巡り――

 という発想とは違うものであった。

 堂々巡りは、輪になった部分を、どこが終点であるかも分からず、ただグルグル回っているものである。しかし、以前に見た夢の続きは、到達した道を、再度同じルートで遡るのだ。ちょっと考えただけでもまったく違うものであることは一目瞭然である。

 しかし、弥生は、夢の続きが、堂々巡りに近いものだとして理解しようとする意識が自分にあることを感じていた。

 夢は、現実とは違う。異次元の世界であるが、それが時間を超越しているという発想はあるが、その中で、見えている世界として、点なのか、線なのか、立体なのか、そのどれなのかが分からない。堂々巡りを立体のイメージでとらえている弥生には、続きを見てしまった夢が遡ってくるものは線でしかないと思っている。線はあくまでも直線、それが堂々巡りという現実との違いだと思うのだった。

――夢は時間を調整しようとする潜在意識なのかも知れない――

 弥生は、今そんなことを考えている。

 今までは潜在意識という考えはあったが、ただ潜在意識というだけで、普段から常に意識してるわけではなく、特別な時だけ意識するものが潜在意識の定義のように思っていたが、その潜在意識に種類があるという発想を考えたことは、今までになかったのだと感じていた。

 弥生は、今日の昼間見た神社の夢の続きを見たいと思っている。今までに見た続きは、過去に遡ることだった。

――そこから先を見ることはできないということなのだろうか?

 特に今日は自分の姿を見たわけではない。同じ夢を見れる要素はないような気がした。

 だが、弥生には予感めいたものがあった。

――自分が現れなくても見れるかも知れない――

 その根拠は、昼間の夢を忘れていないことだった。

 普段だったら、目が覚めた瞬間に忘れているのに、夢を覚えているというのは、何かあるからに違いない。

 それでなくとも、病院に入院したのは、記憶の欠落があったからだ。覚えていないことが多いと思っている夢で、しかもインパクトのある夢、

――もう一度見ることになる予感がする――

 という意識の元の記憶など、偶然がいくつも重なった中に、真実が隠されているかのようだった。

 弥生は、その日夢を見るだろうという予感の元に眠りに就こうとしていたが、なかなか寝付けるおのではない。特に、目的があっての睡眠など、今まで考えたこともない。

――自分にとっての安息の地――

 それが睡眠だったのだ。

――あの時、どうして死ねなかったのかしら?

 安息の地を求めて死のうとしたはずなのに、引き戻されてしまったことで、どれだけの意識が吹っ飛んでしまったのか、ひょっとすると欠落などという言葉で言い表せないものなのかも知れない。ひょっとすると、完全に死んでしまうまでに感じるであろう意識とともに、吹っ飛んでしまったとも考えられる。

――途中まで行って、また同じ道を引き返す?

 生き返ったということは、もう一度同じ夢を見ようと思ったあの時と同じではないか。夢というものと、死というものが密接に繋がっているのではないかと思ったのも無理のないことだ。

――私は、今何を考えているのだろう?

 もう一度、意識をハッキリと持たなければいけない気がしたが、今のままでいいような気もする。その答えを導き出すまでにそう時間はかからないだろうが、今はその時ではないと思うのだった……。

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