124. 2024夏アニメ振り返り【アニメ感想】『エルフさんは痩せられない。』(※2024/11/04追記)

 真野まのうおです。個人的に夏クールのアニメは食指が動かず……。全スルー寸前でしたが、1つだけご縁のある作品を見付けたので視聴いたしました。



◆『エルフさんは痩せられない。』


 原作のWEB漫画をお見かけしたのが2019年頃(読書記録より)なので、流行りの異世界ものを広く浅く吸収していた時期ですね。一目で分かる異彩を放っていた作品です。


 内容は、ファンタジー世界の多彩な種族(の女性)が、現代日本でダイエットに励むというもの。痩せることが目標なので、皆さん大変肉付きが良い(婉曲表現)です。作者様の表現したいものに正直な姿勢を尊敬します。



 アニメの方は1話15分で、とてもテンポよく観られました。

 整体師でトレーナーでもある主人公・なおくんの自宅が、エルフの絵留えるふださんを始めとした異世界人の溜まり場になっていく様子が、笑いと涙を誘います。


 男女比1:15、画面に占める肌色の割合も多めですが、恥じらいゼロのギャグ一辺倒なので全然えちくないです。むしろ、しょっちゅう面倒事に巻き込まれるなおくんの被害者感がまさっているまであります。


 一応、毎回のようにダイエット知識をおすすめされるのですが、キャラの体型が説得力を相殺する有り様です。「キミら全然痩せてないじゃん!」ってなります。それ含めての喜劇なのでしょうね。



 コメディとして秀逸だったのが第9話。本作の良心(ツッコミ役とも言う)ダークエルフの黒枝くろえださんが、一転してドタバタの元凶となる珍しいパターンです。なおくんショタ化→戻った反動でおデブ化のオチには大爆笑でした。


 終盤の2話は、絵留えるふださんを連れ戻しにナイスバルクな叔母上が登場。たるみまくった姪をスパルタ特訓でしごき倒します。なおくんの覚悟と絵留えるふださんの心意気に感動……するも束の間のリバウンドはお約束。


 それでも、1話目から終始「人間」呼びだった絵留えるふださんが、最後にはなおくんの名前を呼んでくれたので、めでたしめでたしですね。



 余談ですが、絵留えるふださんの「フライドポテトは野菜だろ」発言で、ケリー・キ◯グ(SLAYER)を思い出したメタラーは私だけでいいです。芋は野菜。




(2024/11/04追記)


 今さらながら、第13・14話が配信されていることに気付きました。


 第13話は海回。相変わらず絵面が肉々しい。なおくんはBIG(院長より)。母性の押し売りは時と場所を選ばず。全員集合バトルは雑に解決……ギャグなので(笑)。当たり前のように水着が弾け飛ぶのはもう伝統芸能ですね。


 第14話、唐突に学園ラブコメ始まった。幼馴染ハーレム全員太い! 愛が重い! で、今度はゾンビハザード!? 夢オチなのも犯人の正体も知ってた感。改めて思ったのですが黒枝くろえださん、どんな状況でも安定して可愛いですよね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る