119. 新刊漫画選り好み!(34)『ささやくように恋を唄う』10巻&アンソロほか【漫画】

オタクとは語りすぎる生き物なれば(自省)。



【単行本】


◆『ささやくように恋を唄う』(10)竹嶋えく


思わずご成婚を祝いたくなる表紙。アニメ視聴後だと紙面から声が聞こえてきてお得です。四方八方から冷やかされて赤面するしほほんが乙女可愛い巻。


冒頭から幸せそうな志帆しほ先輩の姿、感慨深いことこの上なし。みんなの進路はそれぞれですが、かおまりは同棲決定な!


よりひまイオンデート(地方民っぽい!)と思いきや、挟まるしほほん! 謝罪そしてひまマネ継続のお願いにも器の大きさを見せつける依先輩マジイケメン。


しほほん今までも何気に食事シーン多めで察してたけど……重箱弁当で草。さては食いしん坊だな!?(遅)デートのお誘いは亜希あき先輩から!


水族館デート、終始亜希先輩がリードしてるのいいですね。お付き合いの提案、ずっと道化を演じていた亜希先輩が誠実に向き合う時。涙目でキスおねだりの志帆先輩めっちゃ乙女。付き合った……付き合ったぞ! めでてぇ! 赤飯だ!


47.5話、デート後の余韻。今までのあれこれを振り返ってじたばたするしほほんが無限にかわいい。ちなみにこの時の亜希先輩サイドは特装版小冊子で描かれています。


一方の依先輩は木野きの家でおうちデート。お互いの名前呼び、いつ見てもよきもの。一線越え……ませんでした!

48.5話、こちらも閑話。依ひまの恋人関係、ひま母はお見通し。外堀は埋まったぞ! 結婚だ!


所変わって吹奏楽部。学祭での一幕は前フリだったあや先輩、未希みきちゃんへの恋心をANOHITOに相談……いっぱいおまけついてきた!

みんなに背中を押されての告白も、それは波乱の始まりで……つらすぎる! 地獄みたいな引きで続く次巻……。


未希ちゃん関係も一応伏線はあったんですよね。第1話ですでにお姉ちゃん推しまくりだったり、夏祭り前ではお姉ちゃんの浴衣姿連写してたり(ボイコミにも該当シーンがしっかり収められてます)。


ここからどう転がるにしても、最終的にはみんな幸せになってほしいと願わざるを得ません。ともあれ、特装版小冊子がなければメンタルがちませんでした……。



◇「あの日の私、これからの私達。」


ということで小冊子。前巻表紙はよりひまでしたが今回の表紙は亜希あき志帆しほ。ツンデレ受けは健康にいい(諸説あります)。


真っ先に相手のことを考えてあげられる亜希先輩は恋よりも愛の人ですね。思い返す志帆とのSSGでの日々。亜希先輩は鈍感主人公みありましたがやっとお気付きになられましたか。そうです、志帆あいつかわいいんですよ!




◆『ささやくように恋を唄う 公式コミックアンソロジー』


初のアンソロ。

『わたゆり』未幡先生の亜希あき志帆しほイラスト! コメント業深くて笑。


「よりひまRTA!?」シホ様悪役令嬢似合いすぎなんだ。

「Repeat Sign」亜希志帆の机上コマ尊。ひまちゃんはここでもキューピッド。

「幼馴染には敵わない」貴重なかおまり成分を摂取!


「愛、逢い、アイスクリーム。」カオスで笑えました。アルミホイル巻かなきゃ!

「親愛なる君に」皆さんかおまり好きすぎですよね!?(同志)

「雨と、傘と、君と。」やはり時代は亜希志帆。


原作愛溢れる12篇+α、どれも楽しく拝読しました。続刊にも期待したいです。




【連載:マガポケ】


◆『イジらないで、長瀞さん』〈完結〉ナナシ


最終話は卒業式。あのやさぐれていた長瀞ながとろさんが何てポジティブな送辞を……姉瀞の目にも涙。先輩の答辞は実質プロポーズですね! 最後は思い出の美術室で。足かけ7年、どうもおつかれさまでした。




【連載:Vジャンプ/ジャンプ+】


◆『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』三条陸/芝田優作


第44話。魔剣の持ち主、あの人じゃなかった(仮定)。ヒュンケル強っ!もにじむ悲壮感……。4ヵ月空けての次回、第二部は勇者アバンからアバン先生へ。歴史の空白をとことん語り尽くす勢いに期待がふくらみます。




【連載:サイコミ】


◆『剣に焦ぐ』浅岡しゅく


第274話。このところ5話ぐらいずっとたか先輩がカッコイイんですけど!? 邪道をひた走ってきた者にこそ持ち得る矜持が熱い。最後の残心で理屈ではない気迫というものを見せつけてくれました。これぞ剣道。先輩、モテてますよ!




  *  *  *




本エッセイでの漫画感想はここまでです。2024年8月以降の感想は下記エッセイにて語っております。


◆好きな漫画だけ語りたい!(仮) by 真野魚尾🐠

https://kakuyomu.jp/works/16818093082496331620

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