恒例のアニメ振り返りです。ひとまずは視聴済みの作品から感想を上げていきます。

◆『じいさんばあさん若返る』

原作とほぼ同時完結のアニメ化。

個人的には、過去に公開されたボイスコミックと声優さんが同じなので、自然に入り込めました。

主演の三木さん＆能登さん自らが歌う素敵なED曲も癖になるノリでした。

笑いあり、ほっこりあり、感動もありという原作のテイストや、デフォルメを含めた絵柄まで忠実に再現されていましたね。第1話からテンポ良く飛ばしていたのが印象的です。

最注目は感動エピソードが詰まった第5話。ばあさま姉妹のピアノ連弾で涙腺崩壊です。

続く新婚旅行with孫カップル編も微笑ましいのと尊いので胸いっぱい。

そして夏祭りの夜、夫婦で寿命を分け合うくだりは大感動の嵐でした。

若返りというファンタジー要素に目が行きがちですが、本作が伝えようとしているのは、一日一日を自分らしく生きること、そしてパートナー同士がお互いを思いやる心という地に足のついたテーマなのですよね。添い遂げました！

◆『範馬刃牙VSケンガンアシュラ』

ネトフリでの配信。『刃牙』『ケンガン』とも原作漫画・アニメは視聴済み。

至る所で夢の顔合わせが嬉しいクロスオーバーが実現です。両作でキャラを兼任されている声優さんもいて、メタ的な楽しみ方もできます。

仕合の方はサーパインVS花山（はなやま）薫（かおる）、ジャック・ハンマーVS呉（くれ）雷庵（らいあん）と、真正面からバチバチの殴り合いは見応え充分です。ピクル乱入の一幕もお見逃しなく。

一方で客席や場外での描写もお楽しみがいっぱいです。

ガイアとムテバ、オリバとユリウス、初（はつ）見（み）と渋川（しぶかわ）……通ずるところのある両者の絡みにニヤリとさせられます。

細かいところでは、『刃牙道』に先駆けて独（どっ）歩（ぽ）ちゃんの名言まで飛び出したのには不意を突かれました。

コスモ×アダムのアヤし……微笑ましいシーンに続いて、アダムVS柴（しば）千（ち）春（はる）の我慢比べは草ならぬ臭（笑）。ぜひ最後まで見届けてくださいね。

第三仕合は刃牙（バキ）VS王（おう）馬（ま）の主人公対決。ファーストコンタクトが実に彼ららしくて燃えます。鞭打、二虎流、ゴキダッシュ、前借りなど、ユニークな技の応酬も熱い名戦でした。

勿論、最後には勇（ゆう）次（じ）郎（ろう）と黒（くろ）木（き）も登場。勝敗以上に見どころの多い交流戦、存分に楽しませてもらいました。

〈前編〉は以上の2作品でした。現在放送継続中の作品も、観終え次第〈後編〉で取り上げる予定です。

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