哲学書ではニーチェにハマった口です。「善人よりも悪人たれ」のような論理が素敵wwといってもほとんどが某宗教の論破ww
入門として相応しいのがやはりプラトンかな?「ソークラテースの弁明」とか回りくどい表現だけど難しい専門用語がありません。
またアリストテレスの形而上学もあらゆる角度から物事を捉えていくのも面白かった。「星々は無限か有限か?」という議論とかはなるほどと思わせられます。
量子力学と私、読んでみたい一品です。
作者からの返信
naimed様、コメントありがとうございます。
論破というか、反逆というか……まあ、ニーチェはそれが原動力というのもありますから……。ただ、西洋哲学がそれまでの枠組みから脱するためには、必要なステップだったのでしょうね。
本格的に哲学を学ぶのであれば、やはりギリシャ哲学から始めないといけないのかもしれませんね。残念ながら、私にはもうそんな気力が残っていません😥
『量子力学と私』は、量子論に関連する諸々のことを調べる足がかりにもなった気がしています。科学に関しては、概要だけなぞるのもいいんですが、何か一冊手がかりになる著書を読んでおくのも有効なんだなと思いました。
量子力学とか、科学にはなんだかロマンがありますよね。
理論に裏付けられて実現可能な雰囲気がいいですね。
魔法なんかにも、科学的要素を取り入れると、途端に深みと現実感が増しますよね。
科学とかぜんぜん分かりませんが、憧れる〜ヽ(≧▽≦)ノ
作者からの返信
ふむふむ様、コメントありがとうございます。
科学と聞いて、理論よりもロマンが先に来るところが、実に作家様という感じがします! フィーリング優先で、理屈はそのフォローのため取り入れるのは、私の創作スタイルとも重なります。
私も、初めは科学なんて全然分かりませんでした。RPGにハマって神話やファンタジーについて調べ始めたのと同じで、きっかけが物を言うのかもしれませんね。
私の若い頃は、確か講談社ブルーバックスで「相対性理論」関係やら「ブラックホール」関係を読んでいましたから、量子力学となると、その先を行ってますね。
哲学はニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」を、リヒャルト・シュトラウスの交響曲で聴いていました、なんちて。「2001年宇宙の旅」のテーマ曲でしたね(^_^)。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
そう聞くと、ブルーバックスはSF好き御用達なのかな、という気が何となくしますね。私は科学にしても、哲学にしても興味本位でかじっただけなので、あまり偉そうなことは言えません。
「ツァラトゥストラ~」というと、私はMUSEO ROSENBACHですね。ジャケットもインパクトありますし……以上、イタリアン・プログレ好きの戯言でした。
量子論に関する新書は私も学生時代に何冊か読みました。何きっかけだったかは忘れてしまいましたが。
私が量子論で興味深いと感じたのは、科学の世界でも、確率的にしか現象を予測できない領域があるということです。しかも、その計算自体は正しくて、現代の生活に量子力学による計算は無くてはならないものになっているという。
一時期、科学は万能だと本気で信じられていましたが、科学が発展するとともに、実はわかっていないことのほうが多いことに科学者が気付き始めた、というのが現代の科学が置かれた状況なんですよね。
数学も、ヒルベルト・プログラムの全解決が絶望視されるようになって数学万能説が崩壊しましたし、20世紀は人間が科学によって増長し、そしてその自信が科学によって打ち砕かれた時代だったと言えるかもしれません。
文学はなんていい加減な学問なんだと絶望していた私にとって、実は科学や数学も、そんなに偉そうなことを言える立場ではなくなっていたことを知ったのは、ちょっと救われた気分になったものです。
ラッセルの『哲学入門』は本当にタイトル詐欺です。あれの原題は"The Problems of Philosophy"で、『哲学の諸問題』という訳の方が原題の意味に近いです。
実はそもそも入門書として書かれたわけではなく、哲学にはどういう課題が残されていると「ラッセルは思っているか」が書かれているんですよね。結局はラッセル哲学を披露している本だったりする。
しかも、この本で展開されているセンスデータ論については、後年、ラッセル自身が、重要なステップにギャップがあることを認め、それを注釈として記しています。つまり、この本で書かれているラッセルの説は崩壊していることをラッセル自信が認めているわけです。
だったら読む意味なくない? と私は思うのですが、未だに哲学の入門書として学生に読ませる教養学部の講師がいるんですよね。謎です。
近現代哲学は、当時の時代や文化、政治、宗教などど密接に関係しているので、それを理解しようとすると、歴史や文化についても知る必要があり、なかなか厄介です。
また、哲学は要するに「あいつの説は間違っている、俺が正しい」と言っているものなので、誰を批判しているかを知ることが、理解を早めるコツになります。
たとえば、実存主義は、「神は人間に使命など与えない」と主張したわけですが、なぜそんなことを主張するかというと、実存主義以前の西洋哲学は「人間は神に使命を与えられて生まれた」ことを無前提に信じており、では、どうすれば神の意志に沿う人生を全うできるかを論じているからです。
要するに実存主義は、「実存主義以前の哲学は、そもそも前提からして間違っている」と言ったわけです。
で、このことを理解していると、実存主義以前の哲学を理解しやすくなります。それらが「どうすれば神の意志に沿うことができるか」を論じていることを知っているからです。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
不確定性原理とか、粒子と波動の相補性は、科学を超えて哲学の領域に踏み込んでいますよね。素人意見も甚だしいですが、理論物理学の小難しい雰囲気にはロマンを刺激されます。
科学の限界――ニュートン物理学、相対性理論ときて、実は科学自体も人間の枠組みの中でしか通用しない物差しだった、という理解でよろしいのでしょうか? なにぶん不勉強な身なので、博識な涼格朱銀様のお考えに添えているのかどうか自信がありません😖
『哲学入門』! 把握! です。そんな経緯があったとは……ご教授有り難く。ノートを取りながら一人でうんうん唸っていた、若き日の亡霊がいま成仏しました🙏
近現代哲学への理解についてもためになります。実存主義を例に挙げてのご説明、分かりやすいです。系列順だけでなく、遡って理解する助けにもなるのは、目から鱗です←思えばこれも聖書が起源の言葉ですよね。神学の影響力……